2月16日(月) 午前5時30分。目が覚めてしまったのを幸い、『桃太郎電鉄U(仮)』の仕様書 作り。 「目的地決定!」のエクセルデータを、札幌開発チームに作ってもらったおかげで、 目的地の変更が非常に楽になった。 実は『桃太郎電鉄』は、目的地の決め方に隠し味がいっぱい入っている。 以前より、さらに目的地について吟味できるようになるのは、うれしい。 午前7時30分。新しい目的地のデータを、札幌に送ったので、安心して、もうひ と眠りしようと思ったら、根を詰めて目的地を決定したせいか、なかなか寝付けなく なってしまった。 『めざましテレビ』に、『とくダネ』と、一通り見てしまった。 鳥インフルエンザが怖いからと、鶏(にわとり)を飼っている幼稚園で、保護者が 園児を通園させなくしてしまったという話題を、小倉智昭さんが取り上げていた。 最近本当に、こういう過剰反応が多すぎる。 末法思想じゃないんだからさあ。 午前10時頃。うちの娘にNHK『新選組!』を最初から続けてみたいといわれた ので、DVD−Rを録画セットして、このまま起きてしまおうと思った瞬間に、うと うと…。 午前11時。しまった。寝すぎた。 あわてて、喫茶店「らぴす」サンでコーヒーを飲んでいた嫁を呼んで、品川に向か う。 午前11時30分。「品川プリンスシネマ」へ。 『ロード・オブ・ザ・リング〜王の帰還〜』を見るのだ。 上映開始20分前。 何とか、チケットは手に入った。 「品川プリンスシネマ」の受付脇にある「カフェ・シネマ」で、「いちばん早く食べ られる軽食は?」と聞いて、私はサンドイッチ、嫁はラップサンド。 映画開始までに、あと15分しかない。 しかも、『ロード・オブ・ザ・リング〜王の帰還〜』は、3時間半の超大作だ。 「頻尿の志士」としては、映画上映前に、トイレに行っておきたい。 お店の人に言って、先に会計もすませておく。 あわたただしい。 午前11時55分。『ロード・オブ・ザ・リング〜王の帰還〜』上映開始。 『ロード・オブ・ザ・リング』と、『ロード・オブ・ザ・リング〜二つの塔〜』をお さらいして来なかったので、登場人物をすっかり忘れてしまっていた。 フロドはさすがにわかるけど、白い魔法使いのおじいちゃん、ガンダルフだっけ、 すかしたエルフの男、ドワーフ、アラゴルンといった主役級しか、ちゃんと覚えてい なかった。 「マ〜イ、プレシャ〜ス!」のゴラムは、さすがに覚えているよ。 実は『ロード・オブ・ザ・リング〜二つの塔』から、ゴラムのせいで、あまり 『ロード・オブ・ザ・リング』が好きになれなくなっている。 実生活で、ゴラムのような人間に会いすぎているせいか、ゴラムの態度を見ている と、いろんな顔や名前を思い出して、むかむかしてくるのだ。 人前でおべんちゃらを言ったり、忠誠心があるようなふりして、裏では違う人格と いうのが、私は大嫌いだ。 ゴラムのようなやつは、おべんちゃらを言っているときは、こっちを騙せていると したり顔になってしまうから困り者だよ。 その場にいる誰もが、ゴラム・タイプのおべんちゃら男のおべっかに、歯が浮いて いるのに気づかない。 でも、ゴラムのような生身の人間にいがちなキャラを描けるってことは、クリエイ ターにとっては、最大級の賛辞なんだけどね。 感情を描ききれているってことだからね。 それも、わかっているけど、ゴラムみたいなやつが画面にいるだけで、私は嫌だな あ。 戦闘シーンには、もちろん感動したよ。 プレミアム館だったからなのか、ずしん、ずしん、座席も揺れる音響効果に酔いし れたよ。 しかもあれだけ、CGでたくさんの兵士を登場させながら、ひとつひとつのキャラ に対する芸の細かいこと、細かいこと。 人数をたくさん登場させることに夢中になって、もっと大雑把になっても、誰も文 句言わないと思うのに、本当にひとりひとりの生活感が伝わってくる。 かといって、リアルを追求するだけでなく、エルフの兄ちゃんが、巨大オリファン トによじ登って、スーパーマンぶりを発揮する荒唐無稽さも持ち合わせている。あれ は立派だ。 トールキンの『指輪物語』が原作だから仕方がないんだろうけど、私だったら最終 ボスを、ダースベーダーのような人間型のはっきりしたキャラにしちゃうなあ。塔の 上の燃える目ってのが、どうも私の性に合わない。 『ネバー・エンディング・ストーリー』でも「無(ナッシング)」が、最終ボスとい われて、感情移入しづらなかった。 あと、最後のスタッフ紹介がいいねえ。 最近の映画は、必ず黒バックに、ロック調の曲ががんがん流れて、だらだらとスタ ッフロールが流れるものだったけど、エンボスの紙に手書きで描かれたキャラのラフ スケッチとともに、出演者を紹介していくやり方は、今後の映画の流行を変えるかも。 それにしても、もはや頻尿の志士である私が、3時間半もトイレに行かず、あっと いう間に時間が過ぎてしまったのだから、素晴らしい作品であることは間違いない! ジョージ・ルーカスが、この映画観たら、また『スターウォーズ』の合戦シーンを 撮り直したくなっちゃうだろうなあ! もう一度、『ロード・オブ・ザ・リング』のDVDを1枚目から見直さないといけ ないなあ。 午後4時。渋谷の「カメラのさくらや」へ。 「DIGA」用のDVD−Rを買いに来た。 DVD−RWなら、何度でも録り直しがきくというので、買ってみる。 前にDVD−RAMってやつに、HDDから録画したら早かったんだけど、DI GA以外では、再生できなかった。 本当に、DVD−Rだの、DVD−RWだの、DVD−RAMだの、紛らわしい。 午後5時。喫茶店「らぴす」サンに寄ってから、自宅へ。 さっそく、DVD−RWで、『新選組!』を焼き付けようとしたら、「未対応の ディスク」だとか、DVDレコーダーに言われた。 えっ? どういうことなの! 嫁に、インターネットで調べてもらったら、きょう買ったDVD−RWは、PAN ASONICの「DIGA」でつかえないらしい。 ほかのメーカーでなら、つかえるらしい。 前に買ったTDKとおなじのを買ったんだから、つかえると思うじゃないか! 「カメラのさくらや」で、「私はいまDIGAをつかってるんだけど…」といってか ら、「これで大丈夫ですか?」って聞いたじゃないか! 店員が不勉強なのは間違いないけど、メーカーも互換性がないのを、隠しすぎだよ! コンビニで買う携帯電話の充電器なんか、ちゃんと対応機種の名前が書いてあるじ ゃないか! DVD−RWも、対応機種を書いておいてよ! 午後6時。嫁と、沖縄料理の「藹藹(あいあい)」へ。 いつものように、ほうれん草のサラダ、ソーキそば、ミミガー、シークワーサー。 食後、私だけ新宿の「カメラのさくらや」へ。 今度はじっくり、店員に「DIGA」のHDDから焼き付けたものを、ほかのメー カーのDVDでも見ることができるか?と念を押す。 「ファナライズというのをしていただければ、大丈夫です!」 よ〜し! 「ファナライズ」という単語をいえるなら、信用できる。 新宿の「カメラのさくらや」の3Fには、知ったかぶりの帝王のような老齢の店員 がいる。 「知らない」なら「知らない」と、はっきりいってほしい。 あの3Fの年寄り店員、アメリカだったら、毎日訴訟されるよ。 午後7時。帰宅。 さっそく『新選組!』の焼付け。 『新選組!』の第1回、第2回は、無事ファナライズに成功! えっ? 第3回、第4回の焼付けは、画像が出ない? う〜む。 第5回、第6回の焼付けを、買ってきたばかりのDVD−Rでやっているから、い まは見ることができないなあ。 しかし、1回きり録画のほうが、高速焼付けができなってのは、不便だねえ。まだ まだHDDレコーダーの世界は、成熟するまでに、時間がかかりそうだ。 ってことは、まだ商機があるってことだ。 今夜は、「DIGA」と格闘しながら、『桃太郎電鉄U(仮)』のチューニング変 更。 そういえば、横浜ベイスターズ佐々木様の足首のケガの悪化が気になる。 昨日テレビで一局だけ取り上げただけ。 今朝のスポーツ紙にも、インターネットにも載っていない。 「佐々木様、シーズン途中で引退!」なんてことないだろうなあ。 という風に書いておけば、青天の霹靂を喰らわないおまじないだ。 まあ、横浜ベイスターズのために戻ってきてくれた佐々木様だ。 3塁コーチャーズ・ボックスで、手を回すだけでも、ファンはOKです!
●2月札幌雪まつりに、キングボンビー雪像登場! 制作過程はこちら! ●『桃太郎電鉄12〜西日本編もありまっせー!』は、絶賛発売中! ●井沢どんすけ渾身の一冊!公式ガイドブック『大金持ちになるための桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!』(集英社)も、絶賛発売中! ●『桃太郎電鉄負けない戦術』(宝島社)、絶賛発売中! ●東京谷中・妙泉寺にて、「貧乏神が去る像」公開中! お寺だけでしか買えない「貧乏神が去る像」をぜひ! ●「貧乏が去る(猿)像・カラー版」はコナミスタイルでも購入できます! ●四国高松の鬼無駅ホームにて、土居孝幸オリジナル原画による『桃太郎電鉄』の宣伝 看板公開中! |
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