2月13日(金)

 午前8時。業界向けの「桃太郎新聞」の原稿を2か月分書き上げる。
 ハドソン宣伝部の意識向上のために昨年から始めた「桃太郎新聞」だけど、ちっと
も宣伝部の意識向上に繋がらなかったどころか、お仕事も江口貴博くんにお任せ状態。
 私なんぞ原稿料の話すらなかった。
 来月で終了も、当然といえば、当然だ。

 今年は、読売広告の岩崎誠が、全面的に宣伝を担当する。
 是が非でも、宣伝活動を成功させたいものだ!

 午前11時30分。ヤサカタクシーの宮本さんに迎えに来てもらって、みその橋の
「中華のサカイ」へ。
 胡麻だれの冷やし中華がおいしいお店だ。

 最近、私の日記を読んで、私がおいしいといったお店を、塗り潰しに行く人が増え てうれしい。でもうっかり真似るととんでもない目に会うことも多いので、使用上の 注意を明記しておく。 □おいしいけど、桁外れに値段が高い場合があるので、注意。  オムライス、丼ものなら、まず安全。  和食、お肉が加わると、危険地域。 □おいしいけど、場所に注意。  私の場合、おいしければ、山地を分け入っても行ってしまうので、観光ついでに寄 れるような場所でない場合が多い。 □おいしいけど、最近おいしくなくなっている場合もあるので、注意。  しょっちゅう行っていたのに、最近とんと行かなくなったお店は、ご主人が引退し て、息子さんの代になって味が落ちてしまった場合が、多い。  基本的に、おいしくなければ書かなくなるので、登場回数が減った場合は、注意し たほうがいい。  この「中華のサカイ」は、町の中華料理屋さんとして食べるには、抜群においしい。 B級グルメの王者だ。  でも、京都にあるからといって、京都観光のついでに来るような場所ではない。   鴨川のかなり上流のほうだ。  近所に住んでいるとか、学校に近いという人などにお勧め。  午後12時30分。食後、銀行に寄って、出町柳の「柳月堂」へ。  くるみパンが絶品のパン屋さんだけど、朝焼いた分のくるみパンが売り切れになっ ていた。  やっぱり、午後2時45分に来ないと、ダメだ。  ぶどうパンだけ買う。  午後1時。今出川通り室町の「りんりん堂」へ。  ここ数年、京都ではメロンパンがブームだ。  このお店も1個120円のメロンパンしか売っていない。  焼きたてが食べられるのが、売り文句だ。  すでに何人も行列が出きていて、焼き上がるまで5分待たされた。

 買って、さっそく食べてみる。  大きい! ほうばると、息ができない!

 そうだ。今朝、ついに花粉症の症状が出た。  今年はの花粉症は、例年の10分の1ではなかったのか!  メロンパンは、外側がかりかりしていて、なかがふっくら。  これはメロンパンというよりも、ケーキだね。  何より、焼き立てのおいしさったらない。  食べた瞬間、しゅ〜ん!と、小さくなるのは、綿菓子のようだ。  清水寺あたりでお店出したら、何100人という行列を作ってしまうだろうなあ!  来年までブームが続くかなあ。来年度版の『桃太郎電鉄』には、メロンパン屋を入 れたい。  午後1時30分。「イノダコーヒ本店」へ。

 このあと、ヤサカタクシーの宮本さんと分かれて、私と嫁は、錦市場の散歩コース。 ミカン売り場面積が小さくなっていることに、春近しを感じる。

 午後2時。帰宅。 「お父さんのためのJ−POP」の原稿書き。  この仕事は、魔物だね。  原稿書き始めると、つい昔の資料を漁ってしまうので、ちっちも原稿執筆自体が進 まない。  引越しのとき、本棚を整理していて、なつかしい本をその場で読みふけってしまっ ているみたいだ。 広島県・Prudence ――――――――  さくまさん、こんばんは、Prudenceです。  さっそく「お父さんのためのJ−POP」、読ませていただきました。  第一回目の「12弦ギター」でさっそく激しく共感してしまいました。わたしもす ごく欲しかったから。  わたしの場合はザ・バーズを聴いて。『ミスター・タンブリン・マン』聴いてかっ こいいなぁー、と。12弦ギター欲しいなぁ、と。 ●さくま「実はお客さんに12弦ギターをつかった曲でいちばんわかりやすいのは何 かと考えて、イーグルスを例に出したけど、本音は『ミスター・タンブリン・マン』 だ! いまもザ・バーズのベストを、MP3プレイヤーに入れてもらって聴いている。 入力はもちろん嫁だが…」  結局わたしは買ってもらえなかった。  さくまさんがうらやましい……。 ●さくま「すでに高校生だったからね! 親は学校でつかうのに必要という言葉に弱 い!」  これからどんな曲が登場するのか、すごく楽しみです。  最後に2月1日の『仕事人裏日記』で書かれていたVodafoneでのアクセス方法なの ですが、メニューリスト→着信メロディ→J-POP・洋楽と着信メロディが抜けていま したのでアクセスするとき、ちょっと迷ってしまいました。  他にもVodafoneユーザーで迷っている人がいるかもしれませんので報告しておきま す。 ●さくま「何がどう不便なのかよくわからないけど、そういうことのようです。はは は。いいかげんだなあ!」  わたしも電車に乗って、降りたことのない駅の商店街を歩いてみようと思います。 楽しみ!  今年42歳になるPrudenceでした。 ●さくま「42歳では、グループサウンズは思い出が少ないかもね! もうちょっと 最近の曲も取り上げようかな?っていっても、1970年代の曲が、私にとっては、 最近なんだけどね。笑えっ!」  午後5時30分。再び、ヤサカタクシーの宮本さんに迎えに来てもらって、祇園へ。

 午後6時。祇園の「う桶や う」へ。  お店の名前が「う」だ。  おもしろいでしょ?  うなぎ料理のお店。  町家(まちや)風の2階を上がると、「いかにも京都に来たなあ!」という気分に 浸れるか、坂本竜馬はこんな2階で、風邪を引いていたときに、暗殺されたのかなあ? と思えるようなたたずまいだ。

「う桶」とあるように、うなぎの蒲焼が、桶に入って出てくる。  この桶に入ったうなぎは、3人前からなので、きょうは宮本さんを拉致してきた。 嫁と前から一度来てみたかったんだけど、ふたりだと、この桶に入ったうなぎが食べ られない。

 味のほうは、さすがにうなぎの専門店に比べたら、ちょっと落ちるけど、それでも この町家(まちや)風の部屋で、桶に入ったうなぎを食べる趣向は、何よりも勝る。 3人前で7000円だから、京都観光初心者には、絶対お勧めだ。  味も、食い道楽しすぎていない人なら、じゅうぶんすぎるおいしさは保障できる。  食べ終わったあとに、祇園の小径を歩くと、風情たっぷりだよ。  ぼ〜〜〜っとした明かりが、石畳の道に映えて、なんともいえない。

「お父さんのためのJ−POP」の原稿を書き上げたあとで、ようやく「仕事が遅れ ている」から、通常通りに戻れた感じなので、気分もいい。  このまま祇園界隈をずっと歩き回りたい気分。  午後7時。「タリーズ」でコーヒーを買って、帰宅。  今夜は、ひさしぶりに映画を1本くらい見ることができそうだ。  何を見ようかなあ…。

 
さくまNEWS


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