1月22日(木) 午前6時。旅先は、やっぱり目が覚めるのが早い。 それでもマイ枕持参のおかげで、ぐっすり眠れた。 えっ!? 外は、雪が降っていない!? そ、そんな! 天気予報は、きょうから日本各地で、大雪!といっていたじゃないか! ええっ? 今夜から、寒さが厳しくなるんだって…? そっかあ。きょう伊香保温泉にくれば、今夜には一面銀世界だったのか。 よけい悔しいじゃないかあ! 雪が大好きな、すぎやまこういち先生の奥様に悔しがっていただく前に、自分たち が悔しがってしまった。 午前8時30分。朝食。 手作り豆腐と、手作り納豆が、おいしかった。 やっぱり日本旅館の朝食の主役は、海苔に納豆だ。 お味噌汁もおいしかった。午前10時。「香雲館」をチェックアウト。 午前10時30分。群馬まいたけセンターへ。 道路から見える赤城山が、雄大、勇壮、典雅なり。 国定忠治が「赤城の山も今宵かぎり…」といいたくなる気分がわかるような絶景だ。 遮るもののない山っていうのは、美しいねえ。
「香雲館」で食べた舞茸(まいたけ)の佃煮が抜群においしかったので、行きに見か けた「まいたけセンター」に寄ってみた。
販売だけで、食べられる場所がないのが、ちょっと残念。 それでも、まいたけ茶など試飲できたり、まいたけのバター焼きなど試食できる。 私は舞茸(まいたけ)が大好きなので、3箱くらい東京に送る。 午前10時50分。JR渋川駅へ。 渋川は、面積が広いわりに、人口が少ないことで有名なのだそうだ。 韮(にら)とか、ちんげん菜の生産が多いらしいけど、やっぱり渋川といえば、 「へそ踊り」だろう。 日本のまんなかであることを主張するために、お腹に絵を描いて、へそ踊りをする お祭りで、誰でも一度くらい見たことがあると思う。 今年も7月23日(金)、24日(土)の2日間開催されるそうだ。 見に行ってみようかな。 午前11時01分。渋川駅から、JR上越線に乗車。
ドアは、自分で開ける方式の電車だ。 最近どの路線も電化が進みすぎて、ステンレスの個性の薄い電車が増えてきている。 どうせなら鈍重なレトロ車両を走らせば、観光客も増えるだろうに。 でもこのJR上越線は、車内に「首都圏路線図」が貼ってあるように、東京への通 勤圏内だ。 午前11時24分。高崎駅で下車。 このまま新幹線に乗れば、わずか40分ほどで、東京に戻れてしまう。 しかし、昨日、すぎやまこういち先生の奥様に「雪の伊香保温泉は素晴らしいです よ〜!」とメールを送れなかった悔しさが、まだ残っている。 高崎駅から、東京駅まで40分という数字は、私には「ってことは、高崎駅から1 時間も新幹線に乗っていれば、雪の新潟ではないか!」としか聞こえない。 こんな風に聞こえるのは、世界広しといえども、私ぐらいなものだろうが…。 午前11時58分。はっはっは! ガーラ湯沢行き新幹線たにがわ439号に乗車 だよ! わっはっは! かつて井沢どんすけに「さくまサンは、ギャグのためなら家一軒くらい失っても、 ギャグを優先させるんだから、やめてくださいよ!」といわれた男だ。 この程度のことは、くしゃみひとつほどの波乱でもない。 幸い、きょうはVAIOを持参していないので、荷物も軽い。 それに、2月4日からの「札幌雪まつり」へ行くための予行演習にもなる。 この「札幌雪まつり」行きは、ちょっと私には、「八甲田山の行軍」並みの一大決 心なので、雪の新潟行きは、あながちギャグだけではない。 新幹線に乗るまでに時間があったので、高崎駅で、いくつかお土産品を買ってみた。 新幹線のなかで、試食する。 まずは、こんにゃくプリン。 こんにゃくの名産地・下仁田(しもにた)が近いので、作られたのだろうが、想像 するだに、おいしそうではない。 食べてみる。 やはり。 プリンというより、こんにゃくに近い。 だったら、わざわざプリンにしなくてもよかったとおもう。
続いて、「森の群馬バームクーヘン」を試食。 バームクーヘンの名産地などというものがあるわけがない。 ただバームクーヘンが食べたかっただけの気がする。 でも、一応「森の群馬」って、書いてあったからね。 デブはバームクーヘンが好きなだけだ。 すでに、バームクーヘンを嫁に買ってもらったときに、ミルクコーヒーも買ってい る時点で、確信犯である。 「富士には、月見草がよく似合う」ように、「バームクーヘンには、ミルクコーヒー がよく似合う」
ほほほほほ…。 ほっほっほっほっほ…。
バームクーヘンが、しっとりとして、おいしいねえ。 うまい。こりゃ、うまい。 乾いたバウムクーヘンよ、この世から去れ!だ。 おっと。あくまでもこれは仕事だ…。 さすがに、バームクーヘン1本をこの場で食べきるのは(ほんとは食べられるけど!) 身体によくないので、家まで持って帰ることにした。 あとでインターネットで検索したけど、「森の群馬バームクーヘン」はヒットしなか ったなあ。 もったいないなあ。この味は。 次回、高崎駅に来たら、絶対また買っちゃうなあ。 新幹線の改札口の真ん前の売店で売っている。 午後12時29分。国境の長いトンネルを抜けると、やっぱり雪国でしたよ。 越後湯沢駅で下車。 でも、望んだ豪雪のイメージには、ほど遠い。 遠くの山が雪化粧ぐらいのもので、まだまだ手ぬるい。
午後12時34分。越後湯沢駅から、Maxとき315号に乗車。 Maxとき315号が高崎駅には停車しない新幹線だったので、越後湯沢駅で乗り換 えたのだ。 ふっふっふっふ。 どうせギャグで、雪を見に行くなら、日本一の豪雪地帯・長岡(ながおか)をめざ すことに決めたのだよ、明智君。ふっふっふ。 長岡ですよ、長岡! 日本海側特有の季節風により、重くしめった雪が一晩で1m以上も降ることが、し ょっちゅうあるといわれている、長岡ですよ。 温泉ぽかぽか伊豆長岡ではなくて、豪雪という名をほしいままにしている新潟県の 長岡ですよ。 雪の処理が間に合わずに道路がふさがり、街が雪に閉ざされてしまうこともあると いわれる名が長岡ですよ。 雪処理のため、柿川などの市街地を流れる川を雪捨て場としてつっかっても、水量 よりも雪が多く降って、雪が川のなかにたまって困ってしまう長岡ですよ。 午後1時。長岡駅で下車。 まってました、雪よ! 白銀は招くよ! ハロー! スノウ! ♪雪は、降る〜、井沢は来ない〜! どういう替え歌だ!? ん? ん? 雪が…。 ない? 豪雪地帯に? 雪が降っていない。 そ、そ、そんなバカなあ! 駅の外に出る。
うかっかっかっかっ! さ、寒いっ! う〜〜〜、ぶるぶるぶる! でも、雪がないっ! せめて、すぎやまこういち先生の奥様を悔しがらせるために、木の上に積もった雪 の前で、嘘写真だけでも撮っておこう。 おっと! 自分でネタバレさせちゃけない。
風が吹いた。 ぴゅるるるるるるる〜〜〜! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! こりゃ、たまらん! 寒いというより、痛いっ! 凶暴に痛いっ! その雪、凶暴につき! 最近、長岡の降雪量は、減っているらしい。 ただいまだに、一度降ると、豪雪になって、街じゅうが大混乱になるそうだ。 ぴゅるるるるるるる〜〜〜! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 駅前の観光案内図で、「まちなか花火ミュージアム」の場所を探すが、見つからな い。 ぴゅるるるるるるる〜〜〜! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! ろくすっぽ、観光案内図を見ていることができないくらい、寒い。 ぴゅるるるるるるる〜〜〜! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 山本五十六記念館は、興味あるなあ。 でも、きょうは行きたくない。 ああ! ちょっと商店街を歩こうと思ったけど、こりゃたまらん! ぴゅるるるるるるる〜〜〜! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! 痛っ! もうダメ! ギブアップ! ロープ! ロープ! コーナー・ポストに逃げ帰るように、駅のセゾンだったか、ダイエーだったか、忘 れたけけど、とにかく転が込むようにスーパーのなかに逃げ込む。 ふうっ。暖か〜い! どうしよう。 どっちみち、豪雪の長岡を見に来ただけで、本当の長岡取材は、春以降を予定して いる。きょうはロケハンくらいのつもりだった。 売店の女の子に「長岡で、ここだけは見ておかないと!という観光名所はあります か?」と聞いても、首をかしげられてしまった。 ちなみに「まちなか花火ミュージアム」は駅から歩いて、10分の近さにあったそ うだ。 う〜〜〜ん。10分間も歩き続けられたかどうか…。 私の場合、寒いと左腕が、極端に縮んで痛みを訴える。 きょうも、俄然痛くなってきた。 勇気ある撤退を決意! 長岡駅で、キップを買っていると、アナウンスで「北越線は、大雪のために大幅に 遅れています!」の放送が流れる。 新潟地方に、大雪が降っていることは確かなようだ。 でも、ここではないようだ。 午後1時59分。新潟行き、Maxとき317号に乗車。 ところで、長野、上越、東北新幹線を利用したことがある人なら、こっちの新幹線 のホームの何号車番号って、わかりづらいと思わない。 10両編成とか、12両編成とかあって、5号車に乗車にしても、何両編成の新幹 線に乗るのか、電光掲示板で確かめないといけない。 ホームの地面には、一応こんな表示のプレートが塗られている。
8両編成 12両編成 Max2階建て Max2階建て 10両編成 12両編成 10両編成 5 7 5 5 7 どうやら、10両編成の新幹線が入線して来た場合、ここは5号車になりますよ。 12両の場合は、ここが7号車の入り口になりますよ!ということらしい なぜ、10両編成も、12両編成も、7号車にしないんだ! 10両編成が停まる位置を変えるだけですまないのか! 第一、いちばん左の10両編成5号車と、3番目の10両編成5号車は、どう違う んだ。数字の色だけ変えて! お客さんのほうに、頭をつかわすとは何事だっ! おそらく、特別理由があるんだろうけど、鉄道ファンのみなさんの通報、よろしく! そんなわけで、撤退といいながら、さらにギャグのためなら、新潟に向かうバカ夫 婦であった…。 実は、高崎駅で新幹線のキップを買ったときに、ちゃっかり乗車券を、新潟まで買 ってしまっていたんだなあ。 もともと私は、新潟びいきで、新幹線が開通する前も、何度となく訪れている。 むひょ〜〜〜! 新幹線が、燕三条(つばめさんじょじょう)駅を過ぎたあたりから、車窓が真っ白! 水田がきれいに、雪になったと思ったら、もう吹雪く、吹雪く! たちまち、煙幕を張ったように、何も見えなくなってしまった。
新幹線のなかの文字放送が、急を告げる。 上越新幹線には「運行情報」というのが、流れるんだね。 「白新(はくしん)線は、雪の影響で、新潟ー新発田(しばた)間の上下線に遅れが 出ています!」 「羽越(うえつ)線は、雪の影響で、新潟ー村上間の上下線に20分の遅れが出てい ます!」 まるで戦で敗走する味方側の悪い情報のようだ。 新発田(しばた)は、カズ坊(関口和之)の故郷だ。 午後2時24分。新潟駅に着く。 おお! 降ってる。降ってる。 まさにいま、雪が降っているではないか!
長岡で、私は寒さに弱いことが判明したので、新潟駅の駅ビルのマツモトキヨシで、 ホカロンを購入。背中に2枚、お腹に1枚貼る。 続いて、洋品店で、小説家の内田康夫がよくかぶっているような帽子を購入。 これだと、けっこう寒さに田T向かえそうだ。 いざっ。準備が揃って、新潟駅の外へ。 すっげえええええっ! 大雪だ。
新潟に来るのは、10数年ぶりだ!と感慨にふけるヒマもない。 駅前の観光センターや、びゅうプラザに寄って、あれこれ新潟・佐渡の観光ポイン トを聞く。 「そういえば、私の記憶では、新潟市内って比較的、雪は少ないですよね!」 「そうです。こんなに降るのは、本当にひさしぶりです!」 新潟市内は、海に近いから、本来、雪は少ないのだ。 どうしても、長岡や、上越市、越後湯沢の豪雪ばかりが、ニュースになるので、新 潟市まで、豪雪地帯だと思われている。 びゅうプラザの観光案内の人の対応は、親切で非常によかった。 午後3時。古町(ふるまち)5番町のアーケードへ。 ここには『ドカベン』の漫画でおなじみの水島新司さんの漫画キャラをブロンズ像 にしたものが、7体並んでいる。 ・山田太郎(ドカベン) ・岩鬼正美(ドカベン) ・殿馬一人(ドカベン) ・里中智(ドカベン) ・水原勇気(野球狂の詩) ・岩田鉄五郎(野球狂の詩) ・景浦安武(あぶさん)
いずれも、ポーズはよく似せているんだけど、惜しむらくは、顔をアップにすると、 総じて似ていない!
もともと水島新司さんの絵は、Gペンのペンの軌跡が味になっているので、こうい うブロンズ像にするのは、難しいんだけどね。 まあ、どれもこれもブロンズ像で再現したから、ここまで凝ったポーズに出来たと いうこともいえる。 これが石像だったら、長いバットや、伸ばした腕がポキポキ折れて、修復しても、 修復しても、さらに折れてしまったことだろう。 それでも完成当初、岩鬼正美が口にくわえていた葉っぱが、何度も折られたようだ。 現在は、葉っぱを着脱式にして、近所の商店の人が、毎朝ブロンズ像にはめているよ うだ。ご苦労なことです。 いいよねえ。漫画という文化が、こういう風に、漫画を飛び出して立体的になるの は! 私が漫画評論家だった頃に、こういうモニュメントを作って、街を活性化する企画 を言い続けたんだけど、誰も耳を貸そうともしてくれなかった。 時期が早すぎたんだね。 物事には、企画の良さより、時勢のほうが、何10倍も大事だ。 それにしても、故郷のある人はいいなあ。 地元が後押しして、マンガロードみたいなのを作ってくれるから。 こっちなんか、どうせ誰もやってくれないだろうと、自分たちで、四国高松の鬼無 駅に交渉して、「桃太郎電鉄石像」を建立しちゃってるもんなあ。 何でも自分でやっちゃうのは、考えものだな。 もう少し時勢を待ったほうがいいかも。 どうせなら、この水島新司マンガロードの両脇のお店がぜんぶ新潟県出身の漫画家 さんたちの漫画を売っている漫画専門店になってしまえばいいのにね。 1軒なんか、ぜんぶ高橋留美子さんの作品だけのお店ができたりしたら、すごいと 思う。漫画王国・新潟県なら出来る企画だと思うんだけど。 午後3時30分。古町の「加島(かしま)屋」へ。
誰でも一度は、デパートの食料品売り場で、この「加島屋」の鮭フレークの瓶詰め が売られているのを見たことがあると思う。 鮭をほぐしたものが、瓶に詰まっていて、お茶漬けにすると抜群においしい。 あの新潟を代表する海産物屋さんの本店がここにあるのだ。 しかも、ここの2Fの「茶屋・長作」では、加島屋自慢のキングサーモンをつかっ た料理が食べられるのだ。 でも、まだ午後3時半。 夕食の時間には、ちょっと早すぎる。 正直言って、私はバームクーヘンを食べ過ぎて、まだお腹が空いていない。 嫁は、間食しなかったので、ほどよくお腹が空いているようだ。 たしかに伊香保温泉で、朝食は食べたけど、昼食はまだ食べていない。 でも、この雪降る新潟で、午後6時近くまで、うろうろできる場所があるはずがな い。 だったら、ここでご飯を食べて、さっさと東京に戻ろう。 私にはまだ長時間寒さに耐えられるだけの体力がない。 雪は好きだけど、雪の中を歩くのは、驚くほど体力を消耗する。 2Fの「茶屋・長作」へ。 えっ? ラスト・オーダーは、午後4時? 何てことだ。 30分前ではないか! 午後6時まで、外をうろうろしていたら、このお店のキングサーモンを食べられな いところだったのか! 偶然とはいえ、あいかわらず私は食べ物ラッキー運がいい。 私は、長作丼、1300円。 嫁は、海鮮キングサーモンづけのたたき丼、1000円。 嫁のは、1月の特製御膳で、限定品のようだ。
長作丼は、キングサーモンの上に、イクラが乗っていて、いわゆるイクラと鮭の親 子丼ということになる。 おいしい! 間違いなく、おいしい。 でも、困ったことがひとつ。 実にこの長作丼はおいしいんだけど、私と嫁は、函館の海鮮市場で、鮭とイクラの 親子丼を食べなれ過ぎている。 だから、函館の鮭とイクラの親子丼よりも、おいしいとは言いづらい。 どんな魚も、漁師さんの船の上で、取れたての魚を食べるのに、勝てるものはない! に近い感覚だ。 こういうときのホメ言葉というのは、どういう単語を選べばいいのだろう? 「日本第2位の味」というのは、このキングサーモンのおいしさに対して、失礼だし なあ。 「日本三大鮭とイクラの親子丼」とでもいえばいいのかな。 ちょっと語呂が悪い。 函館海鮮市場の鮭とイクラの親子丼、下関唐戸市場の鮭とイクラの親子丼、この加 島屋の鮭とイクラの親子丼と並べれば、日本有数の市場の味に、飲食店で肩を並べる 味ということになるだろう。 それほど、おいしかった。 このお店は、おこっぺアイスというソフトクリームが、デザートについてくる。 「おこっぺ}? 北海道の「興部(おこっぺ)アイス」のことではないか。 お店の人に聞くと、はたして北海道の興部(おこっぺ)アイスのことだった。 おこっぺアイスは、おいしいんだよ。 東京では、なぜか飯田橋駅から、警察病院に向かう道の小さなお店で、このおこっ ぺアイスを食べることふができる。 一度食べたら、忘れられないおいしさだ。 北海道のおこっぺアイスを、新潟で食べられるとは思わなかった。 えっ? 雪の新潟で、ソフトクリームを食べるなんて、寒くないっかって? 室内は暖かいんだから、関係ない。
おこっぺアイス、おいしいなあ! 食後、1Fの販売店で、お茶漬けセットを買ったりする。 うわあ…。このお店に着いたときは、雪はもうやんだのに、また降り始めている。 新潟駅へ向かう。 路線バスが、突然の雪に、迷惑そうに、ぶうーーーん! ぶうーーーん!と文句を 言いながら走っている。 自家用車は、きゅるきゅるお尻を振りながら、疾走している。 午後4時30分。新潟駅へ。
在来線は、新潟駅に停まったまま、動けないようだ。 佐渡行きのフェリーも欠航しているそうだ。 新幹線だけは、雪に強い設計なので、まったく1分の遅れも出ていない。 午後4時46分。JR新潟駅から、とき330号に乗車。 乗車と同時に、熟睡。 やっぱり、相当疲れたようだ。 2月の「札幌雪まつり」行きに、ちょっと暗雲が垂れ込めそうだ。 来年で10周年になる私の脳内出血だが、まだまだ寒さに対する耐久力がない。 病気する前、いまよりずっと太っていた頃は、どんな寒いところでも、ビクともし なかったのになあ! 実際は相当、身体は悲鳴を上げていたのかもしれないけれど…。 午後7時4分。東京駅に着く。 東京ー新潟間は、わずか2時間18分だ。 ほとんど東京ー京都間と変わらない。 やっぱり新幹線は偉大だ。 風の強い東京が、新潟よりも寒く感じる。 午後8時。帰宅。 何だか、3日間ぐらい旅に出ていたような気分。 ドッと疲れが出た。 昨日からの日記を書き始めるが、キーボードのタッチミスの連続。 お風呂のお湯を入れたつもりで、入れ忘れる。 いかん。疲労したとき特有の症状だ。 伊香保温泉から、新潟に逆走するという愚挙は、ちょっと無謀すぎたかも。 いつまでも若くないんだから、慎まないと。 でも雪の新潟は、きれいだったなあ。 万代(ばんだい)橋を渡るときに、信濃川に降る雪は、美しい。 おっとっと。この親父、ちっとも懲りていない…。 猛省せよ!
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