1月7日(水)

 午前10時。三条堺町「イノダコーヒ本店」へ。
 土居ちゃん(土居孝幸)、岩崎誠と待ち合わせ。
 コーヒーに、サンドイッチをちょっとつまむ。

 午前11時。そのまま3人で、京都駅へ。  これから、博多に向かう。 「福岡至上主義」の柴尾英令くんが、ニュージーランドに行っている間に、福岡県を 荒らしてやろう!と、呼びかけたら、土居ちゃんと岩崎誠が手をあげた!  私は門司港にやり残した取材が有る。  新幹線に乗るまでに50分近くあるので、駅構内の喫茶店で、コーヒー。  新幹線が増えた、増えた!とCMでたくさんいっているけど、増えたのは、東京ー 新大阪間だ。  午前11時54分。広島行きのぞみ47号に乗車。  あれ? 博多に行くのに、なぜ広島行きの新幹線に乗る?  そんなの寄り道して行くに決まっているでしょうが!  たかだか1000円の広島風お好み焼きを食べるためだけに、私たちは途中下車す るのですよ。わっはっはっは。  奇妙に贅沢でしょ?  車中、岩崎誠と、テレビ企画の打ち合わせ。  ゲームとはまったく関係ない仕事だ。  そろそろ新しい仕事がしたくて、うずうずしている。 「ゲームのさくまああきら」が定着してしまうと、どうしてもゲームに関係のない仕 事が来づらくなってしまう。  ほかの仕事もやる気があることを見せておきたい。  午後1時39分。広島駅に着く。

 昨年、一昨年と、『西日本編』の取材で、何度となく京都から日帰り取材したとき に利用した駅だ。  上下駅。三次(みよし)駅。柳井駅。新岩国駅。石見銀山…。  何だかとてもなつかしい。  午後2時。駅前からタクシーで、新天地の「お好み村」へ。

 以前、よくお好み村に来ていたといっても、もう10数年前の話だ。  あれからビルが新しくなったと聞いてから、もう11年が経つ。  3〜4年前ぐらいのことだと思っていた。  かつてよく通ったお店の名前を忘れてしまったので、2Fの「桃太郎」へ。  もちろん、名前で選んだ。

 ビル自体は、近代的になったけど、各フロアの雰囲気は、昔のまんま。  あの屋台っぽい感じのままだ。  よく言えば、庶民的。  悪く取れば、新築のビルがわずか11年で、ここまで汚くなるか?だ。 「屋台だったら、やっぱりビルにするんじゃなくて、公園で平面にお店が並ばないと いけないですよねえ!」  小言爺(じじい)の岩崎誠が、苦言を呈する。  たしかに、ビルにしたなら、ビルのよさがもうちょっとほしい気がする。  どのお店も呼び込みをするでもない。  観光名所だから、何もしなくても人が来るのに、慣れてしまってるのかなあ。  こういうことしていると、もっと繁華街に、昭和のレトロ商店街を模した「お好み 博物館」が出来たら、あっというまに閑古鳥が鳴いてしまうと思う。 「桃太郎」に入る。

 桃太郎デラックスというのが、肉・玉子・イカ・生エビの全部いりで、お値段12 00円! 『桃太郎電鉄DX』を思い出したので、これにする。  麺は、もちろん、そば。

 せっかく店の名前が「桃太郎」なので、名を名乗ろうと思ったけど、いかにもゲー ムなどまったく知らないといった風のおばちゃんふたりなので、チャンスを逸する。  味はよかった。  何よりソースの味がいい。 「これって、おたふくソースなんですか?」と、土居ちゃんが聞く。 「お好み村オリジナルのソースです」 「このビル全体がおなじソースをつかっているんですか?」 「そうです!」

 おいしいからいいけど、お好み焼きのお店が、28軒も入っていて、ソースがおな じでは、差別化がうまく出来ないんじゃないのかなあ。 「桃太郎」は、創業昭和26年で、お好み村でも最古参だそうだ。  小言爺(じじい)の岩崎誠は「どのお店も、もっとお客さんに話しかけないとダメ ですよ! お客さんが来ても、テレビ見てちゃダメだよ!」  やけに、岩崎誠は、広島風お好み焼きに手厳しいなあ…。 「月島のもんじゃ屋さんは、60軒以上あるけど、どこも潰れないんですよ! どの お店も一生懸命接客するからですよ!」  そうだ。岩崎誠は、月島至上主義であった。  ダイエット中なので、土居ちゃんに手伝ってもらう。  土居ちゃんは、粉物が大好きだ。 「ミスター炭水化物!」と呼んでもいいくらいだ。  食後、土居ちゃんが広島はまったく初めてだというので、町の繁華街・紙屋(かみ や)町に向かって歩く。  八丁堀(はっちょうぼり)のあたりで、路面電車の行き先に「宮島口(みやじまぐ ち)」の文字を見つける。  そういえば、広島駅に着いたとき、土居ちゃんが「宮島って遠いですか?」と私に 聞いていた。 「そりゃあ! 遠いよ!」  そういって、土居ちゃんの宮島行きを断念させたのに、いざ路面電車の行き先にそ の名を見つけると、私のほうが行きたくなってきた。  旅は、寄り道にかぎる。 「博多まで急がなくていいから、宮島まで行こうか?」と、ふたりを誘う。  ふたりとも、土地勘がないので、まんまと私の罠にはまる。  横断歩道を渡って、路面電車の停車場に行く。 「あれ〜? さくまサン! 宮島まで、ここから68分と書いてありますよ!」と、 岩崎誠。 「はっはっは! バレたか! 乗ってしまえばこっちのもんだと思ったんだけどなあ!  はっはっは!」と、私。 「あまりにも遠すぎるじゃないですか!」 「はっはっは! ここの右下のほうに宇品(うじな)って書いてあるだろ! 『西日 本編』で、松山まで行く航路の宇品港のことだと!」と話をそらす。 「あっ。ほんとだ!」  しかし、勝手な寄り道がバレたのには変わりなく、せめて広島駅まで路面電車で行 くことになった。  広島行きの停車場は、車道の向こう側だ。  土居ちゃんが、そのまま道路を横切ぎろうとすると、熱血小言爺(じじい)の岩崎 誠が「土居さん! ちゃんと横断歩道から行かないとまずいですよ!」と、警告する。 「ん? えへへ。ここからでもいいんじゃない?」と、のんきな土居ちゃん。 「まずいですよ〜!」  先祖代々、下町月島の生まれの岩崎誠は、こういう不正を許せない男だ。 「土居ちゃん! 横断歩道から行こう!」と私が言ったので、土居ちゃんもにこにこ 笑って、戻ってきた。  ところが、停車場にいた7〜80歳過ぎぐらいのおばちゃんたち3人組が「渡っち ゃえばええのに! そっから、行げ! 行げ!」と、手招きでなく、手のひらをパタ パタさせる。  おばあちゃん3人組にリクエストされてしまうと、行かないわけにいかない。  危険を省みず、車道を渡って、広島駅に向かう側の停車場から、路面電車に飛び乗 る。おっとっと。危ない、危ない。

 ふうっ。何だかあわただしい。  ごとごと揺られて、あっというまに広島駅へ。 「あれ? どこにお金を入れればいいんですか?」と、土居ちゃんが運転手さんに聞 いている。  運転手さんは、料金箱を指差さずに、進行方向を指差している。

 えっ!? 広島駅は終点でしょ?  えええっ! 降りた先の料金箱に入れるの?  変わった支払い方法だなあ。  変わっているわけだ。  実は、運転手さんの脇の料金箱には「故障中」のプレートがかかっていた。  だからだったのか。  路面電車の広島駅は、新幹線口とは、反対側だ。  3人とも、旅行鞄を新幹線側のコインロッカーに置いてきてしまっている。  すぐ新幹線側に渡れると思いきや、向こう側への通路が見当たらない。  やっと「新幹線側への自由通路」という文字を見つける。 「自由道路」というのは、曲者だ。  けっこう長い距離を歩かされる場合が多い。  ほんとに遠かった。  なにしろ、一度地下2階まで降りて、今度は、地下1階に登る。  やけに天井の低い、張り紙ひとつない殺風景な通路を延々歩かされる。  妙に、通路はなだらかな上り坂になっていたような気がする。  ようやく新幹線側に出た。  何度となく取材のために寄ったお土産品売り場へ。 「へ〜、もみじ饅頭って、チョコレート味や、抹茶味とかあるんだあ!」 「これおいしそうだなあ! もみじ饅頭の外側がチョコレートだ!」  土居ちゃんがお店の人に「もみじ饅頭の焼き立てって、バラで売ってたりしないん ですか?」と聞いている。  ちょっと前の焼き立てだったら、あるという。  気がついたら、土居ちゃんがすでに買っていた。 「ほら! さくまサン! ほのかに温かいよ!」  土居ちゃんは、食べさせ上手だ。

 岩崎誠が、外側がチョコレート・コーティングのもみじ饅頭を買っていた。 『西日本編』の取材のとき、やたら目にしたつけ麺の辛口のお土産品は、どこも売り 場が縮小されていた。  一過性のブームだったようだ。  おにぎり専門店の「むさし」に寄って行けないのが、残念。  午後3時30分。「みどりの窓口」がやたらと、大混雑。  何10人と長蛇の列が伸びている。  しばらく並んでいるが、一向に列が縮まる気配すらない。  仕方がないので、自動券売機でキップを買う。  どうせ、買うのは博多駅までの特急券だけだ。 「さくまサン! いまなら59分発の新幹線じゃなくて、49分発ののぞみ号も、じ ゅうぶん間に合いますよ!」 「そうか。まだ15分くらいあるもんな。じゃあ、午後3時49分発ののぞみ号にし よう!」  …と、自動券売機のタッチパネルを押して、1万円札を2枚入れたら、「しばらく このままでお待ちください」の表示。  おいおい! どうなっているんだ。  駅員が顔を出して、お札がひっかかってしまったので、もうちょっと待ってほしい と言い出す。  ここから、かなり待たされる。  だんだん発車時刻がせまって来ている。  再び駅員が、小窓から顔を出して「お札がぐちゃぐちゃだったから!」といって、 ほかの自動券売機で買うようにいう。  かつての高血圧症の頃の私だったら、ここで大喧嘩だ。  私はふだんから、お金の支払いは嫁なので、今回のような旅だと、銀行から下ろし たけっこう新品のお札しか持っていない。  なのに「お札がぐちゃぐちゃだったから!」という言い草はなんだ!  下手な言い訳を、お客さんに押しつけるというのは、客商売として最低だ。  だいたい、この自動券売機の機械の古さったらない。  2Dで、お姉さんがお辞儀しているような、ドットの粗いアニメが入ったような自 動券売機だ。 「時間がないので、よかったな!」と捨て台詞のひとつも残してやりたいくらいだ。 でも本当に時間がない。  必死に、階段を駆け上る!  土居ちゃんが、私のキャリーバッグを持ってくれた。 「まもなく49分発博多行きのぞみ15号が到着します!」のアナウンスが流れる。 待ってくれい! こっちはやっと、新幹線改札口を通ったばかりだ。  うへいっ! エスカレーターじゃなくて、階段だよ〜!  必死に駆け上る!  はあはあ…。はあはあ…。  時間に余裕があったはずなのに!  午後3時49分。博多行きのぞみ15号に乗車。  ふう。一息ついたところで、『桃太郎電鉄U(仮)』の打ち合わせ。  岩崎誠が出していた弱者救済のアイデアを3人で、もう一度考える。  ふっふっふ。浮かんでしまったよ、明智くん!  私は怪人二十面相かい!?  とりあえず、アイデアノートに殴り書きしては、何度も、何度も、書き直す。  気がついたら、もう終点の博多駅だった。  ふい〜〜〜! 1時間ぶっ通しで、仕事をしていたのか。  景色ひとつ見ていない。  それだけ集中できるようなアイデアだった。  やはりアイデアは、旅空にかぎる。  ボンビー・モンキー並みに、うれしい新キャラだよ。  午後4時55分。博多駅に着く。  博多もまた暖かい。  正月からこっち、ずっと暖かいよね。  東京から持ってきたマフラーが不要なり。  午後5時30分。キャナルシティのグランドハイアット・福岡ホテルにチェックイ ン。部屋に入って、LANケーブルをつかえるジャックがないので、フロントに電話 すると、部屋を替えれば、無料でLANケーブルがつかえる部屋があるというので、 替えてもらう。  このホテルはひさびさ。福岡を代表するホテルだ。  やっぱり接客のレベルが、ほかのホテルとは比べ物にならないくらい、素晴らしい。 腰の低さが、慇懃(いんぎん)でない。  いくつかの選択肢をこちらに提示しては、選ばせる。決して、その選択肢は多すぎ ない。選ばせるにしても、ていねいで、高圧的ではない。  8Fから、11Fに上がった。  ちょっと外の景色が怖い。  でもLANケーブルのある部屋のほうが、私には貴重だ。  午後6時。土居ちゃんが、先月博多に来たとき食べた屋台の焼きラーメンをもう一 度食べたいと言い出す。  広島で、お昼にお好み焼きのそばタイプを食べたのに、また粉物である。  でも、私も焼きラーメンというのが、まさに『桃太郎電鉄』の物件名に登場させる にふさわしい名前なので、おいしければ入れたいところだ。  岩崎誠が、「あの屋台は、けっこう近いから、歩いて行きましょう! 広島風お好 み焼きの腹ごなしにもいいし…」と言い出す。  広島駅での、階段駆け上りで、私は相当疲労しているのだが、たしかにまだ広島で 食べたお好み焼きのせいで、お腹が膨れている。  しかし、騙された。  岩崎誠に、騙されたあ!  あとで地図で調べたら、キャナルシティから、西鉄福岡駅まで2km近くあったじ ゃないか! ひ〜〜〜!  おまけに、予定した屋台は、あと3〜40分しないと、オープンしないという。  開店時間まで待つために、近くの喫茶店を探すが、見当たらない。  ぐるっと回って、安全策で、三越の地下の「アフタヌーンティー」をめざす。  ひ〜〜〜! 店内が広くて、「アフタヌーンティー」まで遠いよ〜!  あ〜〜〜、もう動きたくな〜い。  午後7時。福岡在住の牧野正(通称:たあちゃん)が到着。  私の大学時代の同級生の弟だ。  土居ちゃんが「たあちゃん! お土産だ!」といって、牧野正にもみじ饅頭を手渡 す。

「何で、もみじ饅頭?」 「広島に寄ってきたんだ?」 「えっ!? 何の用で?」 「お好み焼きを食べるためだけで!」 「ええっ!」  まあ、驚くはなっ。  午後7時30分。再び天神の屋台街へ。 「ムッシュ大」という屋台に入る。

 しばらくして、福岡在住、現在KBC(福岡朝日放送)で、お天気キャスター&フ リーでアナウンサーをやっている山本耕一が、到着。  山本耕一は、学生時代、うちでアルバイトをしていた男だ。  そんな山本耕一も、もう36歳か。

 さっそく、乾杯して、焼きラーメン 650円を食べる。  博多風の細麺を焼きそばのように鉄板で焼いたものだ。  ほのかに、とんこつ味がする。  う〜ん。ちょっと『桃太郎電鉄』に登場させるにしても、収益率25%が、最大の 評価かなあ?

 でも、この屋台の牛スジ煮込みのドテ焼きが抜群においしかった。  白いこんにゃくと、牛スジの相性がいい。  濃いたれもいい。  土居ちゃんが「もう1軒行ってみようかな?」と言い出す。  ちゃっかり土居ちゃんは、博多の屋台ガイドを持って来ている。  何でも、もう1軒、親不孝通りのほうに、焼きラーメンの屋台があるらしい。「親 不孝通り? 遠くないか?」  もう足がじんじん痛い私は音を上げる。 「近いですよ!」  岩崎誠のこの言葉にまた騙された。  しかも、岩崎誠と山本耕一が、ずんずん、速足で進んで行ってしまう! 「お〜い! そこの<ハゲ&デブか?>!  早すぎるぞ!」 「<ハゲ&デブか?>ですかあ?」 「<ハゲ&デブか?> あっはっはっは。おかしい!」  プロのダジャレリストの私としては、岩崎誠と山本耕一を、福岡出身のチャゲ&飛 鳥のだじゃれで、<ハゲ&デブか?>と表現してみた。  それにしても、山本耕一、会うたびに、太っていないか?  しかも横に広がっている。  疑問形抜きの「ハゲ&デブ」でもよさそうだ。

 午後8時30分。親不孝通り入り口へ。 「親不孝通り」という名前は、ここに予備校が何件かあったために付けられた名前が 定着してしまったものだ。  たしか渡辺通りというのが、正しい名前だったような気がする。 「あれ?」  ハゲ&デブの「デブ」の山本耕一が、「ない!」、「ない!」と言い出す。  ガイドブックに載っていた「小金(こきん)ちゃん」という屋台が見当たらないの だ。どうやらきょうはお休みらしい。  屋台が休んでも、道路に「本日定休日」の看板を置いておくわけにはいかないから、 見当たらないわけだ。 「どうしましょう?」 「そこの屋台ののれんにも、焼きラーメンの文字があるから、食べて行こうか」と、 「鬼多郎(きたろう)」に入る。

 この屋台の料理がどれもこれもおいしかった。  ダイエット中の私は、必死に土居ちゃんに多く食べさせる。  でも、おいしいから、私もついつい食べちゃうよ。  焼きラーメンも、こっちの屋台の味のほうが、何倍もおいしい。  これなら、自信を持って、『桃太郎電鉄』の物件に昇格させてもいい味だ。  麺にこしがあって、しっかりしている。  味付けも、こっちのほうがしっかりしている。  白ゴマが効いている。

 とん平も、おいしかった。  玉子もお肉も、ふんだんにつかったボリュームたっぷりな味だ。  このとん平は、お客さんを呼べる味だ。 「この屋台は、気に入ったなあ!」と、私たち。 「そうでしょ? そうでしょ? ここのは何でもおいしかよ!」  隣りに座っていた中年カップルが、この屋台のことをホメだす。  福岡の人間は、福岡をホメるのが好きだねえ。  私の知り合いの、豚の角煮によく似た顔のふとっちょさんも、すぐ福岡のことをホ メる。  いま、その知り合いは、ニュージランドに行っている。  でも博多の屋台の魅力は、見知らぬ人と会話ができることにもあるので、この人た ちとしばらく話す。  そのうち、女性のほうが、山本耕一を見て、「どこかでこの人、見たことある!」 と言い出す。  山本耕一は、必死に「松村邦洋です! バウバウ!」とか、顔マネをやって、誤魔 化そうとするが、返って、逆効果。 「いや〜ん! 絶対この人、どこかで見たことある!」  正解を私が促してあげよう。 「耕一! 明日の天気はどうなんだ?」 「あっ。はい。西からの風もおだやかな、晴れ間の多い1日になるでしょう!」 「あっ! お天気の人よ! あはははは。おかしい!」  けっきょく、お天気お兄さんであることがバレて、女性に高笑いされる。 「あはははは。おかしい! あはははは。おかしい!」  明日からは、くそ真面目な顔をして、お天気の話をしている山本耕一を見て、もっ と笑えることだろう。  午後10時。私と土居ちゃんは、グランドハイアット福岡ホテルに戻る。 <ハゲ&デブか?>の岩崎誠と、山本耕一、牧野正は、もう1軒、どこかに飲みに行 ったのだろう。

「最近、お腹がいっぱいになるのが、早くって!」と、土居ちゃん。  土居ちゃんも、今年の6月で、50歳。  プチ老人の仲間入りだ。  LANケーブルで、快適にお仕事。  足が痛い…。

 
さくまNEWS


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「桃の陣!」ー西日本オニ退治道中記ー
 毎日放送・毎週月曜深夜午前1時35分〜50分。
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 主演:陣内智則 共演:バッファロー吾郎ほか毎週アイドル出演!
<放映開始時間>
・ 1月12日・26:05〜。

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「桃の陣!」ー西日本オニ退治道中記ー
 GAORAでも見ることができるぞ!
#7 ★1/2(金)14:00〜14:15、1/16(金)14:45〜15:00
#8 ★1/2(金)14:15〜14:30、1/17(土)9:30〜9:45
#9 ★1/23(金)14:45〜15:00
#10★1/24(土)9:30〜9:45
#11★1/30(金)14:45〜15:00
#12★1/31(土)9:30〜9:45

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