１２月４日（木）

　眠いでござる。
「オールナイトニッポン」を聴いて、寝不足になるなんて、学生時代の頃を思い出すよ。

　午前１１時。嫁と、銀座の「渡辺内科クリニック」へ。
　きょうは、嫁も診察してもらう。
　嫁はまだ声が出ない。

　私の血圧は、１５２−９４。
　昨日、ニッポン放送に行って、寝不足なので、もっと血圧は高いと思っていた。
　この血圧で安心しちゃいけないんだよな。
　じゅうぶん高いんだから。

　午前１１時３０分。嫁と、岩崎誠の３人で、「Ｓun-mi高松」へ。
　私は讃岐牛のすき焼き。





　嫁と、岩崎誠は、豚の角煮御膳。

 



　嫁は、病院から「声を出さないこと」が何よりの養生だといわれたので、銀座まで来
たけど、自宅へ逆戻り。
　病気ひとつしないで、風邪を引いても、半日で治る嫁にしては、ずいぶん長い風邪だ。





　午後１時。岩崎誠と、築地のハドソンへ。
　きょうも『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』の打ち合わせ。
　
　ハドソン開発スタッフの川田忠之くん、田中俊介くん、小坂晃弘くん、込山勉くん、
笠原圭介くん。
　ハドソン宣伝部の梶野竜太郎くん、藤原伸介くん。

　きょうは、定刻到着の柴尾英令くん。
　土居ちゃん（土居孝幸）。

『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』での青マス、赤マスでのスロットのデザインに、次々にＯＫ！
を出していく。
『桃太郎電鉄１１』、『桃太郎電鉄１２』と、２作連続で、満足のいく作品に仕上がっ
たので、こっちの希望するデザインと、開発スタッフが考えるデザインに狂いが本当に
少なくなった。
　デザインの良さもあるけど、こういう風に、気持ちが通じ合っている仕事をしている
充実感というのは、たまらくうれしいものがある。
「私はいま、接待されまくってるなあ！」である。
　何度でもいうが、私への接待は「いい仕事」をしてくれることだ。

『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』のウインドウ・デザインの打ち合わせに続いて、『桃太郎電鉄
Ｕ（仮）』における肝とも呼ぶべきシステムに対する綿密な打ち合わせ。
　これが、受験生時代に、これだけの集中力があったら、もっと点数が上がっただろう
なあ！と思えるような頭がきりきりする内容。
　しかも、カンタンに、シンプルにして行けば、行くほど、私たちが頭をフル回転させ
て考えた苦労が残らなくなっていく。皮肉なもんだ。

　でも、今回いちばん大切な部分が、ついに決定した。
　またまた大きな前進だ。

　午後５時。ここで川田忠之くんのほうから「さくまサンたち３人は、昨日もラジオに
行って、寝不足だし、きょうはいちばん疲れる部分の打ち合わせで、相当疲れていると
思うので、会議はこの辺にして、みなさん、家でお休みになってはいかがでしょうか？」
「うん。それは助かる。お言葉に甘えて、帰ることにしよう！」
「また明日も打ち合わせがありますから…」

　いい関係で、仕事してるでしょ？　
　ゲーム業界で仕事をしている人が、この日記見たら、嫉妬に苦しんだ末に、私を刺し
に来るんじゃないか！と心配になるくらいだよ。ちょっとオーバーな表現過ぎ？

　午後５時３０分。土居ちゃん、柴尾英令くんと、銀座の「エルベ」でシチュー。
　土居ちゃんも、柴尾英令くんも「いやあ、疲れた！」と言いながら、「ミックスシチ
ューの大盛りに、玉子をトッピング！　それにビールね！」
　この人たちの排気量は計測不能だ。

　午後６時。あまりにも早く帰ってきたので、嫁が驚く。

　しばらくベッドにひっくり返って、読書。

　午後８時。柿を食べて、昨日の日記を書き始める。
　さすがに昨日は、日記が書けなかったよ。
　
　今夜は、２日分の日記を書き上げるので、精いっぱい。

　おっと。最後にまた下関の前野リョータくんから、おもしろいメールが来ていたの
で、紹介しておこう。
『桃鉄研究所』のほうで私が『桃太郎電鉄１２』の内容を語っている部分で、けっこう
具体的に内容を言っている部分ばかり集めたものだ。


＞●さくま「おお！　レッツラゴーは、カードじゃないけど、『桃太郎電鉄12
＞（仮）〜地方編』で、レッツラゴーが口癖のキャラが登場するよ！　


●さくま「はっはっは。大阪のおばちゃんだ！」


＞●さくま「これは『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』に登場する貧乏神が
＞変身するキャラがこの悪行をやる！　このキャラ、個性強いよ！」

＞　だから、『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』でもまた、貧乏神にちょこっと
＞変な動きを入れました！　とくに『地方編』のほうの動きは、見忘れてし
＞まうかもしれないけれど、大爆笑もの！」

＞「ポイントカード」というネタ投稿に対して
＞●さくま「ふふふ。これは『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』に登場する
＞よ！　ちょっと形は違うけど…」

＞●さくま「もちろん、ジジジマンだったりする。しかも次回作で、この
＞ファミリーが登場するとは、夢にも思わなかったりする！」

＞テツ＆トモのふたりには、何でだろう〜桃鉄ヴァージョン〜を歌ってもらいたいなあ
！」


●さくま「このころ、すでにテツandトモのＣＭ起用を考えていた！」


＞いよいよ『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』では、水戸が目的地として登場
＞するよ〜！　納豆死ぬほど嫌いな柴尾英令くんの猛反対を押しのけての
＞登場だ！　お楽しみにね！」

　結構じわりじわりと過去の研究所でネタをばらしていたんですね。
　でも、それがかえってもどかしくて！
　ああ、発売まであとわずか。楽しみだ！


●さくま「日記のほうでも、札幌開発スタッフとの会議や、どっこいズのテスト・プレ
イで、ほとんど答え言っちゃってるような文章が見つかるはずだよ。『桃太郎電鉄１
２〜西日本編もありまっせー！』が発売されたら、ぜひもう一度読み直してみてね！」