11月26日(水) 午前8時。京都の隠れ家で起床。 また東京の家で起床と、間違えた。 8時間近く寝たはずなのに、1時間くらいしか寝ていないような気がする。 疲れが取れないなあ…。 何度もみんなに、「もっとゆっくり旅をしたごうがいい!」といわれているんだけど、 忠告が聞けないなあ。 人のいうことは聞かないと。 九州取材旅行の日記を書き始める。 あらかじめメモしていた手帳を参考に書き始めるんだけど、データに間違いがないか、 インターネットをつかって、確認しながら書くので、筆のほうが進まない。インターネ ットの場合、ついほかのリンク先まで読んで、止まらなくなる危険性がある。 一昨日の日記を書いていて、甲斐バンドやチューリップという単語から、竹田和夫と ブルース・クリエイションのキーワードが浮かび、そこから、フェリックス・パパラル ディという言葉が出てきて、「おお! エリック・クラプトンが所属していたスーパー ・グループのクリームのプロデューサーではないか!」と、興奮して、しばらくずっと 関連記事を読みふけってしまった。 これが怖い。 それと書き終えてから、書き漏らしに気づくことが多い。 門司港ホテルのことを書き忘れた。 ふつうホテルというのは、冷蔵庫のジュースなどを飲むと、部屋におかれた小さな画 板のような紙に、ボールペンで記入する。 ところがこのホテルには、記入する紙がない。 なんと! 冷蔵庫に置かれたドリンクの重さをコンピュータが感知して、どのドリン クを飲んだかが、自動的に宿泊料に追加されるようになっているそうだ。 飲んでいな いふりをして、元に戻してもわかってしまうということだ。 すごいねえ。コンピュータは本当に人智を越え始めている。 午前11時。土居ちゃん(土居孝幸)が、我が家に到着。 土居ちゃんが、「はふう」のハンバーグが食べたいといっていたので、いっしょに行 くつもりだったのだが、「はふう」は水曜日定休であることが判明する。 京都は、水 曜日定休が多いことを忘れていた。 あわてて、ヤサカタクシーの宮本さんを呼んで、家に来てもらう間に、3人でお昼ご はんのお店を決める。 午前11時30分。上賀茂の和食料理の「味舟(あじせん)」に初挑戦。なかなか小気味にいい味。 蟹のお椀は、上品で味わい深い味。 主食のはまぐり粥は、とくにおいしかった。
デザートのリンゴが「世界一」という銘柄に似ておいしいので、お店の人に聞いてみ ると、山科のほうの農家の人に特別に作ってもらっているリンゴだそうだ。 デザートのおいしいお店は、一流の理論からすると、ちょっと注目の味。 もうちょっとお皿のセンスがいいと、もっと高い評価を与えやすいのだが。 このお店は、もう一度来てみたいので、とりあえず、メモ。 <私がもう一度行くためのメモ> 「割烹 味舟(あじせん)」 住所:京都市北区上賀茂高縄手町88の3 電話:075(791)1761 定休日:火曜休 営業時間:11:00〜14:00、17:00〜22:00 食後、せっかくこの時期の京都にいるのだからと、京都紅葉めぐりの旅に出る。 といいながら、出町柳の「柳月堂」でパンを買うことは忘れない。土居ちゃんもうれ しそうに粒アンくるみパンを買っていた。
まずは、吉田神社の裏のほうへ。 鳥居の脇に立派な紅葉があった。 遠くから観たとき、抜群に美しかったんだけど、近くで見たら、ちょっと半減。
この後、「真如(しんにょ)堂」へ。
紅葉の美しいお寺として、京都のナンバーワン・スポットに押す人は多い。
昨年も来ている。 ここの紅葉は、光の加減で、見る方角からまったく違った景色を見せてくれる。 だから、絶景スポットには、三脚をかついだ素人カメラマンさんたちが、まるで記者 会見のように並んでいる。
さらに、南禅寺へ。 3週間前は、1本しか紅葉していなかったのに、きょうはほとんどの紅葉が終わりか けていた。たった20日間ほどなのに、紅葉前線はあっというまに、南下してしまった ようだ。
それでも、なんとか紅葉の季節の京都にぎりぎり間に合ったので、うれしい。 午後3時。「イノダコーヒ」本店へ。 土居ちゃんと、宮本さんに、札幌市・にゃんたクンからのメールの話を伝える。 さくまさん、こんにちは! 札幌のにゃんたです。 ようやく、さくまさんの北海道地区限定の御命令を実行に移しました。 夕張・沼ノ沢の「おーやま」までハンバーグを食べにJRで昨日行ってきたのです。 本当に駅舎・お店の外観だけを見ると入ろうとは思いませんね。 今回は純粋にハンバーグだけを食べに行ったので、10時15分のスーパーとかちで 新夕張へ行き、そこで乗り換え沼ノ沢へ。 到着は11時42分で、長いもハンバーグ定食を食べてから、12時34分の電車で 帰りました。ハンバーグの上を雪の様に覆った長いもが甘く美味しかったです。 でも地元民らしいお客さんたちは「オムライス」、「エビカレー」、「生姜焼き」な どハンバーグを食べる人はいませんでした。 きっと洋食全般が美味しいのでしょうね。 車を持ってないので高くついたハンバーグでしたが価値はありました。 今度は車を持っている友人をそそのかして一緒に行こうと思います。 追伸:私はビデオとDVDがないためCMは、やはり「ボボボーボ・ボーボボ」を見 続けるしかないのでした…。 ヤサカタクシーの宮本さんが「ほんまに行った人おるんですかあ!」と、びっくりす る。 「さくまにあの皆さんの底力を甘く見ちゃいけませんぜっ!」と、私は得意満面。 すでに多くの人が、「貧乏神が去る像」を見に、妙泉寺まで行っていることや、鬼無 駅の看板を見に行っていることも宮本さんに伝える。 午後3時30分。私と嫁は、京都の家へ。 土居ちゃんはそのまま、ヤサカタクシーの宮本さんと京都駅へ行き、帰京。 私は、九州取材日記の続きを書く。 ときどきこんなに時間をかけて、日記を書く必要があるかなあ!と思うときもあるけ ど、もはや7年以上も続けてしまうと、10年の大台に乗せてみたくなってきている。 何の仕事でも、10年続けられたら、一人前なので、この記録だけは達成してみたい。 いまでもファンの多い『月刊OUT』の連載も、評判のよかったiモード・ゲームで すら、3年間。TBSラジオ『有限会社 桃太郎商店』は、2年間。 漫画評論家、作詞家、音楽プロデューサーも、飛び飛びで、3年間がやっとだ。 ジャンプ放送局は14年だけど、いかに10年間おなじことを続けるのが難しいかだ。 午後6時30分。嫁と、京都市役所裏の「ポン・ヌフ・アン」へ。 創作鳥料理のお店。 広いジャンルでとらえると、焼き鳥屋さんってことになってしまうが、ワインが飲め て、フランス料理風に焼き鳥が出されると、とても「焼き鳥屋さん」とはいえなくなっ てしまう。 だって、最後はお蕎麦が出て、デザートにマンゴーアイスクリームに、コーヒーが出 たからね。 このお店に来たのは、2回目。 もちろん前回おいしかったから来たんだけど、きょうもおいしかった。 料理の合間に食べるチーズ乗せくるみパンがおいしくてねえ。前回もこのくるみパン を食べ過ぎて、苦しくなったことを思い出した。
鴨肉がとくにおいしかったんだけど、さすがの嫁があまりにおいしそうだったので、 デジカメするのを忘れた。嫁がデジカメするのを忘れるほどのおいしさなり。 シェル皿に入ったエビチリは、中華料理のエビチリとはまったく違う洋風の味でよ かった。
このお店、じわじわとこの日記に登場回数が増えるような気がする。 間違いなく、沖縄風のもっさり系の風貌に似合わず、高尚な趣味を持つ元・電通マン、 現在・ソネット勤務の柿添尚弘がいかにも好きになりそうなお店であることを、ここで 業務連絡しておきたい。 グルメは、私の業務か? おっと! テツandトモの『紅白歌合戦』に出場が決まった! やったあ! おめでとう! 私が出るわけではないけど、うれしいなあ! もうすぐ、12月。 早く『桃太郎電鉄12〜西日本編もありまっせー!』のCMもイヤというほど流れて ほしい。
●〜桃鉄15周年記念特別番組〜 「桃の陣!」ー西日本オニ退治道中記ー 毎日放送・毎週月曜深夜午前1時35分〜50分。 高視聴率放映中! 主演:陣内智則 共演:バッファロー吾郎ほか毎週アイドル出演! ●バッファロー吾郎『スッごい!おとなの時間』の1コーナーで、 『桃太郎電鉄お笑い芸人対決』オンエア中! バッファロー吾郎、ケンドーコバヤシくんに勝てば「貧乏神が去る像」贈呈! 毎日放送・毎週土曜日午前0時〜午前1時。 ●『桃太郎電鉄12〜西日本編もありまっせー!』は、12月11日(木)発売決定! ●東京谷中・妙泉寺にて、「貧乏神が去る像」公開中! お寺だけでしか買えない「貧乏神が去る像」をぜひ! ●「貧乏が去る(猿)像・カラー版」はコナミスタイルでも購入できます! ●四国高松の鬼無駅ホームにて、土居孝幸オリジナル原画による『桃太郎電鉄』の 宣伝看板公開中! ●テツandトモの『桃太郎電鉄12〜西日本編もありまっせー!』のテレビCMは、 12月から放映開始です! |
-(c)2003/SAKUMA-