１１月１６日（日）

　午前４時。やはりテスト・プレイは、極度の興奮状態になりやすく、すぐ目が覚めて
しまう。
　疲れがまだ取れないのに、目はくっきり〜！

　仕方ないので、『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』の仕様書の直しを開始。
　スーパー・テスト・プレイヤーの井沢どんすけ先生からご指摘いただいた、山のよう
な罵詈雑言をひとつずつ、潰していく。

　午前７時。少し眠くなったので、ベッドに横たわって、転寝したり、テレビを見たり。

　午前１１時。嫁と、石川キンテツの３人で、長谷駅北口の「ベェルグフェルド・カフ
ェ」へ。　ベェルグフェルド・サンドのセットに、トマトスープ。
　徹夜明けのようなものだから、トマトスープが身体に沁みる。





　しばらしくして、東京から、コイズミリュウジが到着。

　さらに、ハドソン開発スタッフの小坂晃弘くんと、込山勉くんも到着。

 



　ふたりとも、朝早く起きるので、長谷に来る前にどこか観光してから来るようにと、
宿題を出しておいたら、江ノ島に行ってきたようだ。

　江ノ島に行ったことのある人なら、「ああ、君たちもだまされたあ！」というに違い
ない、エスカーに乗ってきたそうだ。
「降りたら、何があるんだろうと、期待していたら、何もないんですよ〜！」
「その通り！　期待させておいて、カードのひとつももらえないといけないというゲー
ム作りのお勉強だ！」
「なるほど、あははは。勉強になりました！」
「エスカーという名前自体、古めかしいですよね！」

　それにしても、きょうは暑い。
　昨日、鎌倉長谷の家に着いたときは、「早くエアコンが効いてくれ〜！」と、みんな
で震えるくらいだったのに。
　暑くなったり、寒くなったりは、プチ老人の私の身体にはこたえる。

　午後１２時３０分。長谷の家で、きょうもテスト・プレイ。
　コイズミリュウジ、石川キンテツ、込山勉くんの３人。

「石川キンテツ！　昨日、『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』をやり込んだから、コイズミリュウ
ジには、圧勝だろ！？」
「ええ、まあ…」

　もちろん、石川キンテツ、貧乏神くっつきっぱなしである。
「石川キンテツ！　ゲスト・ボンビーをコイズミリュウジにくっつけて、コイズミリュ
ウジの感想が聞きたいんだから、がんばってくれよ！」
「やっやっやっや…！　込山勉さんが怪しい動きをして、出目を操作してるもんすから…」
「出目を操作できてたら、込山勉くんは、もっと勝ってるよ！」

　いやはや、こっちの思い通りに動いてくれないテスト・プレイヤーたちである。　で
も、無理やりやらせると正しいテスト・プレイにならないので、とにかく自然にまかせ
て、こっちが彼らの気配を読み取るしかない。





「石川キンテツ！　いま何で最寄りの駅でカードをつかわなかったの？」
「ええっ？　ボク、持ってないっすよ！　あっ、持ってた！」
　最寄りの駅でカードの使い方について、リサーチするはずだったのだが…。

「石川キンテツ！　☆印カード売り場で、売っていてほしいカードとかって、ないか？」
「そっすねー！　ゴールドカードですかねえ！」
「一度、殺したろか！」

　午後３時。石川キンテツが仕事で戻らないといけないので、テスト・プレイ終了。私
は、すでにへとへと…。

　午後４時。江ノ電から、鎌倉駅へ。
　コイズミリュウジに、「小坂晃弘くん、込山勉くんを横浜中華街に連れて行ってあげ
てくれ〜」といって、私と嫁は、横須賀線に乗車。
　私も中華街に行って、ついでに、横浜ベイスターズのショップに寄って行きたかった
のだが、どうも風邪っぽい。
　井沢どんすけごときに、風邪を移されてはかなわんので、大事を取ることにした。





　午後５時。品川駅へ。

　午後５時３０分。帰宅。
　品川京急ストアで買ってきたお弁当で、夕食。

　食後、デザートに、冨士柿というラ・フランスのように大きな柿を食べるも、すかす
か、ふわふわ、水分が少ない。
　予備に買っておいた次郎柿も食べるが、こっちも水分少々。
　嗚呼！　「太秋（たいしゅう）柿」が食べたいなり〜！

　午後７時。土、日にＤＶＤレコーダーに録画しておいた番組を駆け足で見る。
　やっぱりいまいちばんおもしろいのは、浅草キッドの『ド・ナイト』だなあ。
　社長さんというのは、ふつうじゃないから、テレビ的だ。
　得意の絶頂だから、しゃべりがおもしろい。
　人生哲学も聞けるから、けっこうお勉強にもなる。

　井沢どんすけに要求された『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』の手直し部分は、予想以上に多く
て、しちめんどくさいものばかり！
　どうせ手直しするなら、また一段と、井沢どんすけが勝てそうな気になるけど、勝て
ないような内容にしてやれ！
　ふっふっふ。井沢どんすけ、また次のロムで、悲鳴をあげるがいい…。