１０月２４日（金）

　午前１１時。嫁と、鎌倉に出ようとしたら、目の前を江ノ電が通り抜けてしまった。
江ノ電は、１２分に１本しか来ないので、まいったなあ…と思ったら、家の前をバスが
通ろうとしているではないか。
　バス停は？
　あ、あそこかだ！
　あわてて、バスに飛び乗る。
　しかし、家の前を通る路線バスなんてあったのかなあ？
　見たことがないぞ。
　あとで、この路線バスの時刻表を見て、驚いた。
　みなさんにも　驚いていただきたい。

　６
　７　　５５
　８　　３５
　９　　１５
１０
１１　　１０
１２
１３
１４
１５　　００
１６
１７
１８
１９
２０

　１日５本だよ〜〜〜！
　ここは、飛騨の山奥か、中国山地か？
　信じられない確率のバスに乗ったわけだ。
　道理で見たことがないわけだ。
　土日祝日は、４本に減るらしい。





　午前１１時３０分。六地蔵のバス停で下りて、御成り通りを鎌倉駅まで歩く。「仲の
坂」で食事。
　団体さんが入っているようで、待たされる。
　ご主人が必死に魚を捌いているので、文句も言えず。

 
 



　さんま定食に、ぶり定食、単品で、イカのお刺身。
　きょうのぶりが脂が乗っていておいしかった。
　函館産のぶりと書いてあったから、よけいおいしく感じたのかもしれないが。
　イカも甘い。
　この「仲の坂」と出会って、鎌倉に来る回数が俄然増えた。

　午後１２時３０分。鎌倉長谷の家に戻る。
　ハドソン宣伝部の藤原伸介くんが到着していた。

　午後１時。しばらくして、東京から撮影隊が到着。
　きょうはスカイ・パーフェクＴＶの『チャンネルＢＢ』というゲーム番組のインタビ
ュー撮影だ。
　本格的なカメラを３台も持ってきていたので、やっぱりインタビューを鎌倉の家にし
てよかった。原宿の家だと狭くて、カメラが入りきらない。

 



　インタビューは、私が『月刊ＯＵＴ』から、漫画評論家、『ジャンプ放送局』を経て、
ゲーム作家になるまでを淡々と語る。
　くつろいだ感じで、イスにもたれてしゃべったせいで、通る声が出ずに苦労する。
　しゃべりのプロならわかりきったことなんだろうなあ。

　撮影スタッフが、『ジャンプ放送局』世代なので、「貧乏神のモデルっているんです
か？」の質問に、榎本５０歳の写真を見せてあげると「あっ！　えのんだ！」と叫び声。
　えのんと貧乏神が同一人物と知らない人も多い。

　午後３時。撮影終了。

　部屋で映画をビデオで観る。
　過去、２度見て、２度とも寝てしまった映画。

　また寝てしまった。

　午後５時。嫁と、江ノ電で、鎌倉へ。

　午後５時３０分。小町通りの奥のほうの「和食処　飛鳥」へ。
　麦とろ御膳のお店。
　カウンターだけ６席の小さなお店だ。
　それだけに家庭的で、来ている人も常連さんが多いようで、会話を楽しみながら食べ
る。
　とろろを三重県伊勢産のとろろ芋をつかっているというので、「三重県の方なのです
か？」と聞くと、案の定伊賀上野の近くだというので、伊賀上野話。
　私の場合、『桃太郎電鉄』のおかげで、その人の出身地を聞くと、そこの話が出来る
ので助かる。
　故郷のことを詳しい人を嫌う人はいないからね。

 
 



　とろろは、箸で持ち上げても切れない見事なとろろだ。
　実は私は麦とろが好きなので、大満足。
　ほかにも、柳かれい、茄子の田楽などいただく。
　夜食用に、おにぎりをつくっていただくほどの気に入りようだ。

 
 
 



　お昼は、午前１１時３０分からやっているというので、「仲の坂」と並ぶ鎌倉の先発
陣として名乗りをあげそうだ。

　午後７時。鎌倉長谷の家に戻る。
「阪神ＶＳダイエー」戦は、２−１で、ダイエーがリード。
　解説者が、川藤さんと、掛布さん。
　物まねの松村邦洋くんの上手さが、解説を聞いているとよくわかる。
　松村邦洋くんくらい物まねの上手い人はいないと思うんだけど、彼の能力に比して、
評価が低すぎる。

　うおっつ！　阪神が逆転だ！
　本当に甲子園だと強いなあ。
　私の日記で、岩崎誠ニコニコのせいで、阪神を応援するようになってしまったという
人が何人かいるけど、わかるよ。その気持ち。
　毎日、うちには岩崎誠ニコニコから、阪神日記と称する日記が届いているんだから。
完全に洗脳されちゃうよ。

　でもダイエーの投手陣もいいなあ。
　救援投手の登場のときに、控え選手の名前がずらりと並ぶけど、ほしい投手ばかりだ。
　
　おー、おー！　阪神が逃げ切っちゃったよ〜！
　いやあ、３試合連続１点差ゲームは、おもしろすぎる。

　阪神にはこのまま優勝して、各選手には燃え尽きていただいて、来年度は目標を失っ
てほしいものだ。

　明日は、東京に戻る。