9月7日(日) 三寒四温の逆で、三寒四温のペースで、涼しくなってきたような気がする。 わが横浜ベイスターズも昨日の快勝で、マジックが5となった! 優勝のマジックではない。 昨日現在、36勝84敗。 残り20試合。 この20試合を、5勝15敗で戦えば、41勝99敗になる。 プロ野球史上、空前の不名誉記録100敗を樹立しなくてすむのだ! 何て、意味のない計算を私は朝からしているのだあっ! 情けないよ〜! でもどんな不遇においても、人間目標を持たないとね。 しかし、勝率2割5分が、けっこう高いハードルだと思ってしまうのは、横浜ベイス ターズ・ファンの8割方だと思う。 午前11時30分。嫁と、恵比寿の「ガーデンプレイス」1Fの「アフタヌーン・ ティー」へ。 蒸し栗とチキンのクリームグラタンに、コーヒー。このお店はいつも珍しいメニューを出してくれるので、リピーターになりやすい。 午後1時。帰宅。 昨日から『ジパング』(かわぐちかいじ・講談社)を単行本で読み直している。『週 刊モーニング』でも読んでいたんだけど、なにしろ内容の濃い漫画だけに、すっかりス トーリーがわからなくなってしまった。 おもしろさでいったら、抜群におもしろい。 でも、頭のいい人が描いた漫画というのは、しんどい。 たとえ話も絶妙なんだけど、そのたとえ話が何を意味するものなのかを、漫画を脇に おいて、30秒ほど、いろいろ頭を絞らないと、わからない。 連載当初は、まだアメリカの貿易センタービルのテロも、イラク戦争もなかった時期 だけに、いま読み返すと、いろいろ心が揺れ動くものだ。 それに加えて、とにかく登場人物がみんな似ていて、頭が痛い。 どの人が、現代の自衛隊の人で、どの人が帝国海軍の人なのか、さっぱりわからない。 何度も3巻の後ろについていた人物一覧表を見直しながら、読んでいる。 しかも、日本軍と、米国軍も似ているので、困る。 リアルに描けば、描くほど、区別がつかなくなる典型だ。 ヒマつぶしに読むには、重すぎる内容だ。 ヒマつぶしに、仕事をしよう。わっはっは。 ちょいとあるほかのゲームのアイデアのほうが、溜まってきたので、それをまとめる 作業。別にすぐそのゲームを作るというわけではない。 でもいつ『桃太郎電鉄』を作れなくなるかわからないので、1作くらいは温存してお きたい。もうこの作品は、5年以上ちびちび、内容を熟成させ続けている。 しつこい性格なのである、私は。 『桃鉄研究所』の続きも。 午後6時。恵比寿「ガーデンプレイス」で買ってきたパンで、夕食。 嫁は、立川談志さんの落語を聴きに行った。 私は、負けるとわかっている「横浜VS阪神」戦を、スカイ・パーフェクTVで観戦。 今年の横浜ベイスターズは、本当に勉強になる。 人間誰もが犯す間違いを、たっぷり見せてくれる。 きょうも、今年の開幕投手になりながら、2軍落ち3回も経験した吉見祐治投手を、 また先発させてしまう。 また調子が上がってきたなら、何も優勝目前の阪神戦に、先発させることないと思う。 調子の悪い選手に必要なのは、勝ち星だ。今年調子のいい選手こそ、絶好調のチームに 当てて、経験を積ませるべきである。 何もわざわざ阪神タイガース。しかも甲子園で復活させる必要はない。 案の定、吉見祐治投手は、4回まで快投を見せながらも、満塁ホームランを喰らった。 ダメなときというのは、「この人は私にとって、救世主に違いない!」と思ってしま いがちなのだ。 古木克明選手だって、今年のホームラン王候補だと思ってしまう。 村田修一選手だって、新人王間違いなしと思ってしまう。 だからといって、ベテランを引っ込めてまで、無理に起用して、開花させようとして もダメなんだよなあ。 ベテランと均等に扱って、自らの力で、ベテランに勝たないかぎり本当のレギュラー 選手になれないと思うのだ。 ファンとしては、新人を起用してくれるのはうれしいけど、過保護の起用はあまりう れしくない。 来年こそは、ベテランと若手が、競い合ってほしい。 それでまたベテランが大活躍したら、それはそれでうれしい。 8回裏まで、阪神に8−0と一方的にリードされていたものの、最終回3点を返す粘 り強さを見せてくれた。 こういうチームであってほしい。 今夜は、『桃鉄研究所』の執筆。
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