6月29日(日)

 本日も、PCG−V505S/PBと格闘。
 別に、VAIOをけなしているわけじゃない。
 毎年『桃太郎電鉄』を発売できるのは、絶対VAIOのおかげだと思う。
 以前なら、フロッピー・ディスク100枚分になったと思えるものが、1台に入って
しまうわけだし、ペースト&コピーの便利さは、夢のようだ。
 感謝の気持ちのほうが強い。
 江戸時代、本を写さしてもらいに、長崎まで行って、その人の家に住み込み、その本
を写し、さらにもう1冊持ち主のために、書き写した時代を思えば、魔法のエレキテル
だ。

 でもどうしても不満がたくさん出て、肩が凝るよ。
 その不満のほとんども、新しいVAIOと、古いVAIOとの互換性のなさだ。内容
ではない。

 何で、毎回、スイッチの位置を変えるかね?
 PHSカードを入れる場所は、毎回右からだったり、左からだったり。
 外付けハードディスクのためのIEEEコードの差込口も右になったり、左になった
り。
 右になったら、固定するのかと思えば、また左に。
 なぜ変える必要があるんだろうか?
『スーパーマリオ』が、新作のたびに右ボタンで移動になったり、左で移動になったら
困るよね。それに近い。

 新しいVAIOを買ったその日に、前より便利になる部分を見せてくれなきゃ。
 便利とわかるまで1週間以上かかるってのは、絶対変だよ。

 午後12時。嫁と、新宿サザンテラスへ。
「新宿みやざき館KONNE(こんね)」の美味探検倶楽部。

 ファーストフード風に、宮崎の名物料理冷や汁定食が、500円で食べられる。  地鶏の炭火焼 400円も注文。 『桃太郎電鉄』の物件にも登場する、冷や汁ですよ。

 味噌汁かけご飯のお汁が冷たくなったようなご飯。夏が近くなると、冷や汁が食べた くなる。  食後、「新宿みやざき館KONNE(こんね)」で、宮崎の新製品をあれこれ買う。 つねに全国各地の名産品の新情報は入手しておかなければ。2Fの観光情報センターに 行くと、係りの人が親切に、「飛行機+レンタカーで、こんなに安くて便利な旅が!」 と解説してくれるんだけど、言われるたびに「飛行機、苦手なんで!」と言わないとい けなくて、申し訳ない。  会話をすれば、ほとんどの町に行っているから、お店の人に呆れてもらえる。 旅行 が、商売ですからねえ。  刑事の張り込みみたいなものだ。  でも、西都原(さいとばる)の古墳群は見たことがないので、行ってみたくなる。  北海道にもう一度行きたいし、九州にも行きたいし、下北半島にも行きたいし、ほか にもたくさん行きたいところがあって、そわそわする。  午後1時。高島屋デパートで、買い物。  午後2時30分。嫁と、品川プリンスシネマへ。  もはや、スカパーで「横浜VS阪神」戦を見る気力なし。  午後2時45分。『チャーリーズ・エンジェル〜フルスロットル』を観る。  普通のアクション映画を想像して見に行くと、とんでもない目に会う。  まず、漫画のつもりで見に行くか、またはジャッキー・チェンの映画をパワーアップ 版を見に行くと思わないと、この映画は楽しめない。 『マトリックス・リローデッド』よりも、さらに漫画的だ。  ストーリーは、全編予告編のように、進んで行くから、ストーリーはまったく把握で きない。字幕も早くて読めない。『大相撲ダイジェスト』よりも、塩をまくシーンがな いほど、全編アクションと、踊りの連続だ。  間違いなく、映画の値段分はじゅうぶん楽しめる。  映画は、ずっと長いこと、リアルを追求していって、どんどんお客さんを減らして、 『スターウォーズ』を初めとするCGをつかう映画の隆盛になり、とうとうここまで荒 唐無稽な映画が出来上がってしまったのかと思えるような作品だ。  これはこれで、こういう映画が続くと、CGに頼りすぎて、破滅に向かっているよう に思えるなあ。おもしろいんだけど。  娯楽は、こういうことの繰り返しなのかもしれない。  午後5時。帰宅。  すでに、横浜ベイスターズは、対阪神戦16連敗目をし終わっていた。  あっけない。  私が見なければ、勝つかもの作戦も失敗だ。とほほ…。  午後6時。品川駅の「成城石井」で買って来たお惣菜で夕食。  テレビで、t.A.T.u.(タトゥー)の『ミュージックステーション』のドタキャンなど 見ながら。  ドタキャンは、プロデューサーの演出だね。  昔からある手法だ。  プロモーション費に換算すれば、数億円の価値があるからね。  でも刺激的な売り出し方は、最初はうまく行っても、そのうち刺激を与え続ける困難 さの壁の前で停滞することになる。  どこかで、正統派に戻すことができるかどうかだ。  午後8時。NHK『武蔵MUSASHI』。  お通さんがこのところ、記憶喪失になってしまっているので、妙にいい雰囲気だった りする。 『バガボンド』(井上雄彦・講談社)のように、佐々木小次郎編を5週くらい続ければ いいのになあ。  それにしても、江守徹さんが出てくると、端役なのに、ほかの人の演技がぜんぶ霞ん でしまうのがすごい。私が歴史上の人物で、豊臣秀吉の軍師である黒田官兵衛を好きに なったきっかけは、初期のNHKの大河ドラマで、江守徹さんが、黒田官兵衛を演じた 影響も強い。 『桃太郎電鉄U(仮)』の貧乏神の悪行を手直し中。  資料収集に手間取り、ずっと時間がかかっている。

 

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