5月17日(土) 午前11時。嫁と、近所の「ワンズ・バーガー」へ。 チーズコンボにコーヒー。 午後12時。お台場の東京ビッグサイトへ。 仕事ではなく、西4ホールにて、「ノスタルジックカー・ショウ」。 ヴィンテージカーの即売会だ。![]()
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3500円の入場料に長蛇の列が出来ていたのだが、どうやらこの行列が入場 者の大半のようで、会場に入ると、人影もまばら。混雑はまったくない。 音楽などいっさいなく、静かなものだ。 広い会場に骨董品のような車なズラリと並ぶ。 この眺めは、やはり壮観だ。
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たまに水着に近い格好のコンパニオンさんもいるんだけど、何しろヴィンテー ジカーだらけだけに、みなさん関心が薄く、お姉さんにお尻を向けて、一生懸命 年代物の車の写真を必死に撮っている。 カメラ小僧も嫌だろうけど、まったく関心を持ってくれないお客さんというの も、彼女たちにとっては嫌だろうなあ。
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ニッサン・シルビアを購入した「フレックス・オートレビュー」も出店してい るというので、行ってみると、まんまとジャンプ世代のお店の子に、私とバレ る。 あのとき好感度接客だった上杉さんに会いたかったのだが、つい最近、会 社を辞めてしまったそうだ。 うーーん。いい人だっただけに、残念。 代わりに社長さんが接客してくれる。 古いブルーバードのワゴン・タイプというマニアックな車を勧められる。 こういう車を持ってくるところが、このお店の姿勢が感じられて好きだなあ。 あやうく「こんな車のよさがわかるのは私だけだろうから、買います!」と言 ってしまうところだった。 社長さんと話をしてると、脇から年配のおじさんが「ほう、シルビアを買った んですか。私も買いましたよ!」と話しかけてくる。 こういうイベントの名物おじさんらしい。 聞けば、シルビアのほかに、ブルーバード510SSS、コスモスポーツ、ホ ンダS600と、5台所有しているそうだ。 はっはっは。私も放っておくと、こういうおじさんみたいに何台もヴィンテー ジカーを買って、悦に入るおじさんになってしまうんだなあと正気に返る。
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この日記を読んでいる人は、また私がヴィンテージカーを衝動買いしてしまう のではないかと、ドキドキしているんでしょ? いちばんドキドキしているのは、私なんですよ。 私が、いちばん自分の衝動買いを予測できないからね。 運良く?きょうは、食指が動くような車はなかったので、ひと安心。 でも、ちょっと眉毛がぴくり!と動いたのは、フランスの車のシトロエン。 この車は、昔々大好きだった映画『ファントマ危機一髪』で、主人公が乗って いた車だったのだ。 映画では、ドアの横から翼が生えて、空を飛んでしまった。 思ったより車高が高くて、大きな車だ。 優雅なラインの車だ。
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もうひとつは、ホールの外に展示されていたオークション用のヴィンテージカ ーのなかにあった、アストンマーチン。アストンマーチンは、映画『007』シ リーズに登場した車だ。 やっぱり好きになるものは、映画とかの影響が強いね。
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ロータス・ヨーロッパにも、ちょっと熱いものを感じた。でもこの車は、漫画 『サーキットの狼』世代である井沢どんすけのほうが、もろに強い影響を受けた はず。 井沢どんすけよ! デジカメしておいたから買いなさい。 ロータス・エランもあったぞ。
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そういえば、今朝の長者番付に井沢どんすけは載っていなかったなあ。なぜな んだろう? 載っていると思ったのに(嘘)。
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午後1時30分。麻布十番の「ピラミデ」で、コーヒーと、ひさびさにケー キ。 ここのケーキはおいしいんだけど、4〜5回に1回のペースでしか食べな いように節制している。ここのケーキは小さいので、5〜6秒で、完食。 午後2時30分。佐藤志靖さんの美容室『レ・ザンジュ』へ。 「また、さくまサン、ヴィンテージカーを見に行ったんですか?」 「ヴィンテージカー買おうとして、奥さんに止められたんじゃないですか?」 「いや。うちの場合、そそのかすのは、嫁のほうなんだよ。買えば?という嫁を 私が止める!」 「ふつうの家と逆じゃないですかあ!」 ほんとに逆だよ。 きょうも、初代のニッサン・フェアレディを見て「これかわいいから、買え ば?」と言い出すから困る。 フェアレディZではなく、ニッサン・フェアレディ。 実は私が密かにほしい車のひとつだ。 あれだけたくさんの車があるなかで、嫁が「かわいいから、これ買えば?」と 言った車は3台。ブルーバードのワゴンと、ニッサン・フェアレディと、シトロ エンだ。全部、私の眉毛がぴくり!と動いた車だ。 まるで読心術の達人のようだ。 土居ちゃんは、独身術の達人(余計!)。 午後5時。帰宅。 『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』のテスト・プレイ。 午後6時。嫁と、神宮球場へ。 昨日、「横浜VSヤクルト」戦をサボってしまったので、きょうは観戦に。 でもきょうも寒くて、実はあまり気乗りしなかった。 家に残して来た『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』のテスト・プレイが、ちょう ど銀河鉄道カードをつかったあとだっただけに、後ろ髪を引かれている。 神宮球場で売っていた牛丼を夕食にしてみた。 これが、レトルトのわりに、けっこう「つゆだく」で、おいしかった。
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試合のほうは、1回表に先制点を取ったものの、あいかわらず伝統芸である残 塁の山を築く。 残塁の山で富士山を越えてしまいそうだ。 ヤクルトのほうは、走者が塁を埋めれば、タイムリー・ヒットが出る。 横浜ベイスターズのほうは、走者が塁を埋めれば、併殺打が出る。 これじゃ、勝てるわけがない。 打線が寒けりゃ、天気も寒い。 途中で、横浜ベイスターズ膝かけを買って、なんとか観戦を続けようと思った けど、6回表、あまりにもふがいない古木克明選手の3球3振に脱力。 「寒いから、帰ろう!」 「えっ? ほんと?」 「来日以来1軍の試合で4試合ノーヒットのコックス選手をつかい続ける球団に 対して、抗議行動だ!」 私の抗議が届くわけでもないんだけどね。 ただね。毎回無理やり補強の未知数の外国人選手を出場させるために、佐伯選 手と、中根選手が出場できなくなるわけよ。ふたりともチャンスに強い選手なの に。けっきょく、いつもダメ外国人選手とわかって、また佐伯選手と、中根選手 をつかうわけでしょ? だったら、外国人選手の試運転は2軍でやってよ。 球場を出て、道路に出る頃、歓声が上がり、場内アナウンスが聞こえてきた。 「ラミレス選手、14号ホームランです!」 まったくもう…だ。 午後8時30分。帰宅。 テレビ神奈川を見れば、5−3と詰め寄っていたが、またしても併殺打を見る はめに。今年もう100回くらい併殺打を見させられている。 『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』のテスト・プレイのほうが、楽しいや。 私はストレスを、仕事で解消する男。
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