5月5日(月) 昨夜から、自宅の自分の部屋に、プレイステーション2を持ち込んで、『桃太 郎電鉄12(仮)〜地方編』のテスト・プレイを始めた。 疲れたら、すぐ寝られるという配慮だったのだが、逆にいつまでもテスト・プ レイできるので、夜更かししてしまった。 自分のゲームにハマって、ど〜する! 午前7時。『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の仕様書の手直しを、札幌に送る。 午前8時。『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の『地方編』のテスト・プレイ。 昨日の続き。 朝から、目がしょぼしょぼになる。 寝床にゲーム機があるのはいかんね。学生さんの部屋だ。 でも私の場合、仕事が捗るのだからいいのかも。 問題は適当なところで、休めるかどうかだ。 悲しい性だが、決算でお金が入ると、つかいたくなる。 午前11時。嫁と、表参道のベーカリー「DONQ」へ。 クラブハウスサンドにコーヒー。表参道には、妙なオブジェが並んでいて、投票したり、感想を書けるノートが 置いてあったりする。いつも何か新しいものを発信しようとしている町だ。
赤いハイヒールがかわいい 白装束のみなさんも表参道の木を白い布で巻いていれば、あれほどまでの騒ぎ にならなくてすんだのに。 しかし、テレビ的においしい集団だ。 被(かぶり)り物は強し! 午後12時。表参道から、宮益坂を下って、渋谷まで歩く。 この時期に歩いておかないと、気がつけば梅雨が来てしまう。
渋谷はさすがに人が多くて、道を歩くのが大変。 歩きつかれて来たので、人にぶつかりそうになって、よけい疲れる。 「ブックファースト」で、本を買いまくる。 午後1時30分。帰宅。 歩き疲れたので、散歩中に気づいた『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の変更点 をメモって、仮眠体勢に入る。 うとうと…。 しかし、スカパーで「横浜VS中日」戦が始まると、とろ〜ん!としていた目 がじわじわと、くっきりして来る。 まったく悪女の深情けではないが、何でこんなチームに40年以上忠誠を誓っ ているのだろうと、不思議に思う。 朝一番で、スポーツ紙を一読するだけで、横浜ベイスターズの選手の昨日の打 席で何打数何安打だったかが、瞬時に覚えられる。覚えようと思って、覚えたこ とはない。ほとんど全選手の打率と本塁打が言える。 ドラフト会議で、指名した選手の名前も、その日に覚えられるし、1〜3位く らいのドラフト選手の出身校もその場で覚えられる。 秋口に決定する外国人選手の名前もすぐ頭に入る。 この特殊能力はまったくもって、社会に役立つものではない。 東大に合格する人は、この能力を勉強につかい、私は横浜ベイスターズにつか った。それだけなのだろう。ちょっともったない。 きょうは、昨日の中日ドラゴンズのように、すべてのツキが、横浜ベイスター ズのほうに流れて、快勝! 10対1だよ! 10対1! 二桁得点は、今年初めてじゃないかな? 1ヶ月に2回ぐらいは、こういう試合展開を見たいものだ。 ありゃ。5月1日と、きょう見てしまったから、今月はもう終了? 午後6時。六本木の日本料理のお店「櫻川」へ。 もはや、2週間前〜1ヶ月前に「空いている日はどこですか?」と聞いて、空 いている日に行くしかなくなった「櫻川」だ。 ふと、きょうのお昼過ぎに、読売広告の岩崎誠の言葉を思い出した。 「ゴールデン・ウィークにディズニーランドに来るお客さんは、だいたい地方か ら来る人が多いから、ゴールデン・ウィーク最後の日にはみんな帰るから、昼過 ぎから夕方にかけて、けっこう空いているんですよ!」 昨年、この岩崎誠の言葉を聞いて、うちの娘がディズニーシーに行ったところ、 待ち時間少なくたくさんのアトラクションに乗れたそうだ。 その岩崎誠の言葉を、私と嫁は、この「櫻川」につかってみた。 「ゴールデン・ウィークの最後の日なら、ひょっとして『櫻川』に行こうとする お客さんは少ないのでは?」 ただでさえ、日本料理屋さんで、祝日にやっているお店は少ないので、穴場だ と思ったのだ。 で、見事にきょう予約して、きょう入れるという奇蹟が起きたのだ。 「予約OK!」が出た瞬間、私は「『櫻川』が当日、予約できるくらいなら、横 浜ベイスターズもきょうは勝てるかもしれない!」と叫んだが、まさにその通り になった。 「櫻川」に来れたのは、いつ以来だろう。 少なくとも、今年に入って、2回目だ。 そういえば、「櫻川」は六本木ヒルズから、30秒くらいの場所にあるお店で あった。六本木ヒルズのほうがあとから来たんだけど。
「六本木ヒルズ効果って、このお店にもあるんですか?」 「いえ。お客さんがよく、うどん屋さんですか?と言って入って来ます」 効果も何も、すでにずっと満員御礼だ。 六本木ヒルズの影響で、さらに予約が取れなくなるだけだ。 いやあ…。 ぬほほほ…。 困ったおいしさだよ。 どうしたものかね。このおいしさは…。 は〜〜〜…。 つくづく、おいしい。 しみじみ、おいしい。 とめどなく、おいしい。 空前のブームにも、「櫻川」のおいしさは、不動だった。
昨年から、ずっと食べたくて、食べたくて、食べたくて、仕方がなかった、締 めの「フカヒレのあんかけご飯」は、もうまるで、シアトル・マリナーズの佐々 木主浩(ささき・かずひろ)様のフォーク・ボールのように、投げて来るとわか っているのに、牛耳られてしまうおいしさだ。 桜海老が、シャカシャカと音を立てて、あんかけのこってりが、ご飯を濃厚な 味にする。 本当にこの「フカヒレのあんかけご飯」は、「おいしくないよ!」と嘘をつき たいくらい、絶品だ。食べているだけで、幸せになれる。
けっきょく、今月の末に、次の予約を入れて行く。 このほうが確実だ。 行くメンバーは、あとから決めればいいや。 ずっと土居ちゃん(土居孝幸)と、柴尾英令くんに「行こう!」「行こう!」 と言っておきながら、きょうみたいに私と嫁だけで来てしまった。 いいかげん、ふたりを連れて行かねば! 午後8時。帰宅。 今夜も『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』のテスト・プレイ。 「午前0時には、テスト・プレイをやめましょう!」と、自分に言い聞かせる。 そういえば、『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』のテスト・プレイの佳境がもう 来てしまったので、『桃鉄研究所』の更新はかなり遅れてしまいそう。すまんこ ってす。
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