4月29日(火)

 午前8時。ゆるゆると『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の手直し作業を再開。
 旅の疲れがまだ完全に取れず、調子出ず。

 午前10時。嫁と、近所の「ワンズ・バーガー」へ。
 天気がいいねえ。
 近所のスターバックス・コーヒーのあたりのツツジが満開だ。
 けっこう最近の東京って、花が多いよね。

 旅行から帰って来て、時差ぼけならぬ、温度ぼけになっている。
 この季節は何を着たらいいんだろうと思って、昨年の日記を見ると、すでにア
ロハシャツを着ていた!
 去年は1ヶ月ぐらい暑さが早く来ていたから、参考にならないなあ。

「ワンズ・バーガー」で、嫁も私も、スパムボウルとコーヒーを注文。
 お店のまわりのツツジが、本当にきれいだ。

 なかなか料理が出来上がってこない。
 ファーストフードなのに…!

 15分ぐらいして、ようやく、野菜サラダが来た。ひとり分の!?
 ふたりとも注文はまったくおなじなのに、何で野菜サラダがわざわざひとり分
しか来ないの?
「ひとり分だけなの?」
「少々お待ちください!」
 ファーストフードのお店の必殺技「少々お待ちください!」で逃げられてしま
った。

 20分後。ようやく、スパムボウルが来た。
 またしても、ひとり分だ。
 どういう作り方をしているんだ?
「スパムボウルを、2人前注文しましたよね?」
「はい!」
「で、ひとり分?」
「少々お待ちください!」
 やられた! またしてもファーストフードのお店の必殺技「少々お待ちくださ
い!」で逃げられてしまった。

 30分後、ようやくもうひとり分が来た。

 何だかなあ…!  調理場の女は、ガタガタ、カンカン、ガタンガタン! ガシャーン!と、フラ イパンとか、鉄板の使い方が、やたらとうるさい。  油で焼く匂いも、非常に焦げ臭い。  最近、このお店、ようやく接客もよくなって来て、味も安定してきたと思った のになあ。また初期化か?  ファーストフードの店員の構成ってこんな感じだと思わない?  男性店員の場合、まず70%が、愚鈍。  15%が、まあまあ、5%が仕事熱心で、親切。  女性店員の場合、60%が、まあまあ。  35%が明るくて、接客が見事!  5%が桁外れのどうしようもない店員。  私の好きな言葉。 「努力をしたとしても、成功するとは限らない。でも、成功した人は、間違いな く努力している!」  へへ〜〜〜っ!と、平伏したくなるような言葉だ。  午前11時。佐藤志靖さんの美容室『レ・ザンジュ』へ。  午後1時20分。新宿の紀伊国屋書店6Fへ。  ここでビデオ版のヒッチコック映画を、大量11本購入。  これで、なんと! あと『汚名』を手に入れれば、全53作品が揃う!  53作品とは、トランプのカードが揃うみたいだな。  塗りつぶしのゴールが見えるのは、楽しい。  ついでにヒッチコック映画について書かれた本も買ってくる。  映画と同時に、ヒッチコック監督について書かれた本もかなり読んでいる。  午後3時。帰宅。  午後4時。嫁と、文化放送へ。  毎週日曜日深夜23:30〜24:00に、放送中のラジオ番組 『夜もはてぃはてぃ』に、出演。  読売広告の岩崎誠が担当している番組だ。  ハドソンの提供番組でもある。  出演といっても、パーソナリティである声優の川澄綾子ちゃん、渡辺明乃ちゃ ん、柊瑠美ちゃん、松本みなみちゃんの4人が、『桃太郎電鉄11』の公式戦対 決をして、1位と2位の人に、私が『プティ・ポワン』のランチをおごるという 設定なので、のんびり見物しに来たようなものだ。  番組的には、4人のうち誰が優勝するのか、投票しているようなので、ここで 試合結果を公表することは、できないが、女の子4人の対決だけに、いつも見て いるどっこいズ(井沢どんすけ、すとろう小泉、石川キンテツ)の試合とはまた 違った楽しさだ。

 とにかく、買い物にこだわる。  物件を買うときも、収益率よりも、おいしそうか、おいしそうじゃないかで決 めるところが、女の子たちらしい。  あまりにも会話がおもしろかったので、ごく一部を紹介。  この会話から、順位を予想…できないか! 「生まれて初めて、まとめ買いをしたよ〜!」 「えっ? 何? 何? ボンビラス星? 日本でもないってこと?」 「貧乏神だ! ぜったい何かやるよ!」 「あ〜〜〜、物件持っていなくて、よかったあ!」 「何!? おじょうラリーカードって?」 「お城(しろ)ラリーカードよ!」 「あっはっはっは!」 「わっはっはっは!」 「えっ? もうボンビラス星から出られるの? よかったあ! みなみのいうこ と信じなくて!」 「どこにワープすればいいの? 目的地は、稚内なんだけど!」 「阿蘇! 阿蘇!」 「お金はいいや!」 「お金は大事よ!」

「まとめ買いよ! まとめ買いって、気分いいねー! わー、もー! やだー!  ありがとー! まとめ買い〜〜〜!」 「おお! やった! 福引きカードだ! お金よ!」 「バカこくでねカード! 何? 何? 裏山?」 「あなたの両親、いい裏山もってんじゃん!」 「親は大事よねえ!」 「□□□□□(地名)を独占よ! 独占!」 「もう地元の名士ね!」 「いいの! いいの! 買っちゃっても! あたしずっと貧乏だったから、何か 買いたいの!」 「シカせんべいって、おいしいですよね?」 「シカせんべいの味、知ってるの?」 「シカせんべいって、新聞紙入ってません?」  楽しい!  女が3人寄れば、姦(かしま)しいだけど、4人だから、もっとにぎやか!  思ったより、みんな上手くて、「あとはシェルターね!」とか、「物件をあと 100件買って、おじいさんからカードもらいたい!」とか、けっこう『桃太郎 電鉄』シリーズにくわしい子も。  たぶん1位と、2位になった子は、どっこいズ(井沢どんすけ、すとろう小泉、 石川キンテツ)にも勝てそうかも。  2年目の冬、目的地が稚内のときに、誰もが1パット(あと6マス)圏内にい て、稚内に入ることができた子が、最終的には有利に。でも最後ぎりぎりまで追 い上げた子も。  絵で描いたような接戦が楽しゅうございました。

 いつものテスト・プレイを見ているような気分で、録音は終了。  この試合の様子は、今週の日曜日の深夜にお聞きください!  午後6時30分。四谷の中「寿樂(じゅらく)」で、麦みそラーメン。  嫁は、タンメン。

 麦みそラーメンは、ほとんど札幌みそラーメン。  いわゆる町の定食屋さんのラーメンの味。  少し気温が下がってきたので、おいしかった。  午後7時。嫁と、今年初めての神宮球場へ。 「横浜VSヤクルト」戦だ。  横浜ベイスターズは、最下位に低迷するチームにふさわしく、必死にピンチを 切り抜ける川村投手の好投をずっと見殺し。  影のオーナーである私の今季初の天覧試合にもかかららず、打線は沈黙したま ま! 古木克明選手のホームランを生で見るために、神宮球場の年間シートを購 入したのに〜!  川村投手が、好投して、石井琢朗選手、鈴木尚典選手、佐伯貴弘選手と続く と、かつての1998年の優勝のときの感動を思い出すんだけどなあ。

 9回、1対1のまま延長戦へ。  延長戦になると、まったく弱いのが、横浜ベイスターズ。  10回裏。なんと満塁で、デニーが、古田にデッドボールを与えて、さよなら 負け! 四球押し出しで負けるでもなく、さよなら満塁本塁打で負けるでもなく、 押し出しデッドボールで、負けっていうのが、やんなっちゃうよ〜!  午後10時。近くて、遠い帰り道をとぼとぼ歩いて帰る。  横浜ベイスターズ・ファンらしきカップルが「ふがいないなあ!」「デニーが 出て来た時点で、負けは意識したけどね〜!」  ほかにも、横浜ベイスターズ・ファンの悲痛な声が聞こえる。 「今年まだ球場で、勝つところ見たことないよ!」 「あ〜〜〜、あ〜〜〜、勝つところ見たいなあ!」 「湘南シーレックス(2軍)見に行ったほうが、勝つとこ見れそうだなあ!」  私も、心でうなずいていたよ。  明日も、神宮球場に出勤だ。  古木克明選手と、村田修一選手のホームランだけは、今シーズン中に生で見る ぞ!

 

-(c)2003/SAKUMA-