3月29日(土)

 午前8時。『桃太郎電鉄U(仮)』の仕様書作り。
 貧乏神の悪行のひとつ。貧乏神が買ってくるカードを決めないといけないので、
カード一覧表を整理していたら、先日、札幌に送ったばかりのカード仕様書の番
号の付け方が間違っていたことが判明して、がっくり。
 21番がふたつあったりした。
 カードの値段も決めないといけないしで、どこから手をつけていいか悩む。
 筋肉痛の右腕を休める間もない。

 午前11時30分。嫁と近所の手打ちうどん屋「うえだ」へ。

 きょうの京都は、肌寒い。 「うえだ」といえば、夏の冷しおろしうどんが絶品!  寒いで、私は肉うどん、嫁は温かいおろしうどん。

 うーーーん。やっぱりこのお店は、夏の冷しうどんに限るな。  夏に来よう。  午後12時。「イノダコーヒ三条店」で、コーヒー。  午後1時。錦市場を覗いて、帰宅。  市場は、筍でいっぱいだった。

 それにしても、京都は北山杉の本場だけに、花粉症がひどい。  ほとんど風邪を引いたような症状だ。  嫁は、私よりはるかに症状が悪いので、くしゃみの連発だ。  私は、薬で鼻水を抑えているので、ひたすら微熱のような症状で、ぼ〜〜〜! としたまま、ベッドにひっくり返っているしかない。  しかし何で、部屋にいても、花粉に悩まされないといけないんだろうねえ。  一種の生物兵器だよね、これって。  防ぎ様がない。 『桃太郎電鉄U(仮)』の仕様書作りも、花粉症で調子が出ず。  午後3時。毎日放送で「横浜ベイスターズVS阪神」戦を観る。  昨日開幕を勝利で飾り、本日、コンビニにて、スポーツ紙を3種類買ってご満 悦の私は、連勝を願いたいところだが、花粉症でオーラも遠く、横浜球場まで届 かず。本日、横浜球場にいる読売広告の岩崎誠が、球場でバリアを張っているよ うな気がする。  試合は、横浜ベイスターズが追いつきそうになって、引き離される、嫌な展開。  それでも昨年にはなかった「ひょっとしたら?」が随所に感じられるようにな っただけでも、うれしい。  実は昨年、横浜ベイスターズは密かに大記録を達成していた。  昨年、開幕から5連敗ということは、初日からずっと最下位ということを意味 する。  その年、最下位になるチームも、スタート時は、1勝2敗とかで、3試合目あ たりでは、3位だったり、4位だったりする。  しかも一度は、5位に浮上したのち、再び最下位に転落というのが、パターン だ。ところが、横浜ベイスターズは昨年、140試合一度も5位に上がることな く、ずっと最下位のパーフェクトだったのだ!  嫌な記録なんだけどね。  おお! 昨日、試合に出ていなかった佐伯選手が、ホームランを打ったぞ!  今年の横浜ベイスターズは、これで2試合連続でホームランが出たぞ。  昨年は、10試合くらいずっと、ホームラン0(ゼロ)って、試合が何度も続 いたからなあ。  しかも、さよなら勝ちの試合は、ゼロだ!  あの小躍りしたくなる試合が、ゼロというのは、本当につらかった。  延長戦での勝利も、ゼロだ。  まさに昨年は、ゼロ尽くしだったのだ。  だから、今年は試合を見るだけで、どこか見どころがあって楽しい。  新外国人選手、T・ウッズは、往年の阪急にいたブーマーを連想させてくれる し、石井琢朗選手が、昨年とは見違えるように動きが機敏、鈴木尚典選手も、し ぶといバッティングが戻ってきた。  これで、古木克明選手の快音が聞ければいいうことなしなのだが、きょうもさ っぱり音無し。  まあ、1本出れば、固め打ちに入るでしょう。  明日は、午後1時試合開始。  せっかく京都にいるのに、テレビを見てばかりというのは、もったない気もす るのだが、阪神戦だからこそ、テレビで放送してもらえる。  明日も、見なきゃ!  午後6時30分。すぎやまこういち先生ご夫妻のお誘いで、祇園の老舗和食割 烹のお店「なか川」へ。

 はもしゃぶが、有名なお店のようで、水菜といっしょに、鱧(はも)をしゃぶ しゃぶして、ポン酢か、梅肉で食べるので、はりはり鍋っぽい。  ほかにも、魚の薄造りとか、穴子のひろうずのような手間のかかった職人技の おいしいお店だ。

 豪快なパワーではなく、かつての巨人の篠塚選手のような安打製造機と評した らいいようなお店だ。横浜ベイスターズでいうなら、石井琢朗選手。特に名を秘 す「京都M」は、ペタジーニだ。  プロ野球が始まると、何でも野球にとたえる癖も始まってしまった。  食後、白川の桜のライトアップを見に行く。  まだ満開の桜は、数本しかないものの、夜桜はさすがに美しい。  まるで雪が降ったようだ。

 さらに、すぎやまこういち先生が突然、「甘いものを買って帰りたい!」と言 い出して、「望月本舗」へ。  これはチャンスとばかり、嫁に「私も、望月が食べたい!」と、便乗する。

 午後8時30分。帰宅。  さっそく、大判焼きのような「望月」を食べる。  しまった。嫁に買に行かせるんじゃなかった。  私と嫁の分で、「望月」を2個しか買っていなかった。  私だったら、4個は買ったのになあ。  もちろん、3個が私で、1個が嫁用だ。  和菓子は、3個目からが、おいしい。  この「3個目からが、おいしい!」という間抜けな信条を、俳優の中條きよし サンもテレビで言っているのを見て、笑った。  似たような人がいるものだ。  今夜も、『桃太郎電鉄U(仮)』の仕様書作り。  花粉症で遅れた分を、取り戻さないと。  きょうは横浜ベイスターズが負けたので、スポーツ・ニュースもはしごする心 配がないし。ちなみに、昨日は、NHK、毎日放送、関西テレビ、読売テレビ、 テレビ大阪、ABC放送、すべての局で、横浜ベイスターズの勝利を見た。

 

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