3月9日(日) 午前11時。きょうは京都も暖かいなあ…と思ったら、えええええっ!? また雪だよ〜!かんかん照りなのに、雪だよ〜! 天気雨ならぬ、天気雪。 先週から、もう何回雪が降っているんだろう。 午前11時30分。北野天満宮参道の「たわらや」へ。 「たわらや」は、すぎやまこういち先生ご夫妻が最近お気に入りのお店だ。 築400年の町家(まちや)を利用したお店で、黒光りする柱が、いかにも古 いぞ!と、無言で物語っている。 店先のちょうちんも、でかい。
このお店の名物は、なんと、一本うどん! 直径1センチほどの、太いうどんが、丼のなかで、とぐろを巻いている。 現在は、3本入っているけど、昔は本当に、1本だったそうだ。
う〜ん。まるで、お餅を食べているように、もっちもち。 以前、祇園にこのお店のうどんとおなじように、一本うどんのお店があって行 ったことがあったのだが、そっちのうどんは、あまりにも軟弱で、ふにょふにょ のべちゃべちゃだったので、すぎやまこういち先生ご夫妻から「一本うどんのお 店」ということを聞いても、あまり行く気がしなかった。 なるほど、こっちのうどんは、腰があって、もちもちしていて、おいしい。 しかも、ちゃんと「生姜(しょうが)を入れすぎちゃ、ダメだよ!」と教えて いただいていたので、ほんの少しだけ、生姜を入れた。 このうどんのスープが、実にうまい! 備え付けの生姜を全部入れたら、絶対おいしいとは思わなかっただろうなあ。 すぎやまこういち先生ご夫妻から、親子丼もおいしいと聞いていたので、親子 丼とミニうどんのセットも食べる。
この親子丼は、派手さはないけど、玄人受けする守備の名手のように、堅実に おいしい。けっこう好きだな。 ミニうどんのスープは、一本うどんのスープとは、ずいぶん違っていて、おい しくなかった。麺も細かったし。 親子丼のセットが、親子丼と一本うどんの1本の組み合わせだったら、よかっ たのになあ。 しかし、嫁と私で、一本うどんと、親子丼のセットを分け合って食べたので、 ちょっと量が足らなかった。 午後12時になったとたん、外で待っていたかのように、お客さんがゾロゾロ 入ってくる。 それも、3人、4人ではない。 10人単位で入ってくるのだ。 あっという間に、土間は待っている人でいっぱいになって、20人以上が行列 している。有名なお店なんだなあ。 それにしても日本人は、律儀に午後12時にお昼ご飯を食べるもんなんだねえ。 食後、北野天満宮から、北野白梅町駅に向かって歩く。 あいかわらず、雪は降ったかと思うと、やみ、またしばらくすると、降り始め る。不思議な天気だ。空を見上げると、雲が流れるに従って、雪が落ちてくるの が、よくわかる。 まるで理科の教科書を読んでいるみたいだ。 「豆腐カフェ藤野」へ。 黒豆コーヒーに、豆腐ティラミス。
このお店は「おひるや豆魂(とうこん)」のカフェ版。 じわじわ人気が出ているようで、来るたびにお客さんが増えている。 北野白梅町駅前の大型スーパー「イズミヤ」へ。 花粉症用の薬・持続性プレコール鼻炎薬を補充。 いまのところ、花粉症には、この薬がいちばん効く。 間違いなく、鼻水は止まる。 午後1時。上賀茂神社の社家(しゃけ)のお宅・津田さんの家へ。 社家(しゃけ)とは、上賀茂神社に使えた神官たちの屋敷のこと。 古くは15世紀からあったといわれるような由緒ある家だ。 15世紀といったら、足利義満とか、応仁の乱の時代だ。 そのなかでも、いちばん古い家が、津田さんのお宅らしいのだ。 社家(しゃけ)、神官(しんかん)なんていう単語は、歴史の教科書でしか見 ることのない言葉だと思っていた。 何でまたそんな家の方とうちが知り合いかというと、これが意外や…。 6〜7年前ぐらいかな。津田さんの家では着物の紬を売っているので、見に入 ったら、たまたま津田さんのお嬢さんと、うちの娘がおない歳で、なかよくなっ てしまって、以来何度もお邪魔するようになった。 うちの娘が津田さんの家に泊まりに行くようになって、津田さんのところのお 嬢ちゃんも家に泊まりに来るようになった。 京都の人は取っ付きづらいイメージがあるけど、そういう垣根は、子どもが簡 単に越えてしまうものだ。 ちなみに津田さんの親戚には、歌手の加藤登紀子さんもいらっしゃる。 きょうは奄美大島にお嫁に行った長女の敬子さんがひさびさに京都に戻って来 ているというので、寄ってみた。 あれ! うちの娘とおない歳の貴子ちゃんもいた。 うへ〜〜〜、3年ぶりぐらいかなあ。 バスケを本格的にやっているとは聞いていたけど、大きくなっちゃって。 小学生の頃は、うちの娘のほうが大きかったのになあ。 他人の家の子どもというのは、ちょっと見ないうちに、大きくなってるもんで す。
津田さんのお宅は、女系家族なので、みなさん揃うと、壮観。 うちの娘が見たら、どの子が貴子ちゃんだか、一瞬戸惑うんじゃないかな。 「きょうは、土居さんとか、柴尾さんはいらっしゃらないんですか?」 「えっ? あっ、昨日帰りましたけど…」 奄美大島にお嫁に行った敬子さんは、よく私の日記を読んでくれているような ので、土居ちゃんとか、柴尾英令くんのことを覚えてしまったようなのだ。 「柴尾さんて方は、いろんなものを忘れたり、寝過ごしたりする人ですよね!」 「わっはっはっは! 柴尾英令くんの名声は、奄美大島にまで轟(とどろ)いて いる!」 今夜、津田さん一家は、『おいしい桃鉄』(小学館)を読んで、「ふじむら」 に行ってみようとかおっしゃっていた。 まさか津田さんの家まで、『おいしい桃鉄』(小学館)を愛用していると思わ なかった。 家が近所なのに、「冷めんのサカイ」に行ったことがないとも。 本当に、インターネット日記というのは、ご無沙汰にならないツールとして、 最強のものだ。 午後3時。京都の仕事場に戻る。 昨日、一昨日と、ほとんど仕事の実作業が出来なかったので、ぶるんぶるん頭 の血をたぎらせて、仕事をしまくる。 一心不乱に、『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の仕様書の手直し。 「ふ〜〜〜!」と、息をついたら、もう5時を過ぎていた。 まだ30分ぐらいだと思っていた。 午後5時30分。近所というか、すぎやまこういち先生ご夫妻のマンションの お隣りに出来たばかりのお店「純心軒(じゅんしんけん)」へ。 うちのマンションから徒歩1分ということになる。
このお店は、「牛のほねあなざ」の姉妹店。 つい最近オープンしたばかりのお店だ。 焼き物がメインというけど、「牛のほねあなざ」同様、一風変わった料理が多 い。 玉子のだし巻を、鉄板で焼いたり、おでんのタネを炭火で焼いた、おでん焼き とか、大きなネギをたれをつけて焼いたものとか、とにかく何でも焼く。 ゴボウをすき焼きのたれで焼いたやつがおいしかったなあ。
やっぱり「牛のほね」の系列店は、接客もいいし、お店が清潔でいいなあ。 午後6時30分。帰宅。 たまたまテレビをつけたら、TBS系『ゾーン』という番組で、横浜ベイスタ ーズのドキュメントをやっているではないか! あわててコンピュータで番組表 を見ると、6時30分からの番組だった。よかった。もうすでに30分が過ぎて しまったのかと思ったよ。 いやあ、いいなあ。まるまる横浜ベイスターズの話題だ。 正捕手争いのドキュメント。 相川、小田嶋、中島聡、新沼…。 ふだんじっくり素顔を見ることができない捕手陣をじっくり見れる。 横浜ベイスターズが、TBS系になった恩恵だなあ。 午後8時。NHK『武蔵MUSASHI』は、いよいよ吉岡一門との戦いが近 くなってきて、おもしろくなってきた。 佐々木小次郎も、いい。 今夜は、デーゲームのオープン戦で巨人に勝利した横浜ベイスターズの勇壮ぶ りをはしごだ。 さてようやく、私は明日、東京に帰ることになった。
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