２月２日（日）

　昨夜、雑誌『ＧagＢank』第３号の特集記事の原稿を書いて送る。
　たまに雑誌から原稿を依頼されると、アンケートでもついつい、時間をかけて
しまう。

　午前８時。ひさしぶりに、ぐっすり寝た。
　ぐっすり寝たのに、疲労がドッと出る。
　たっぷり寝たということは、それだけ気が緩んだせいだろう。

　旅先にまで持ってきた『ポケットモンスター・サファイア』をようやくプレイ
したら、まんまと先に進めなくなる。ＲＰＧは、ガツン！と壁にぶつかると、先
に行けなくなっちゃうのが、つらいところだねえ。
　海底洞窟から、ルネシティに行けない。
　でも、『ポケットモンスター・サファイア』のように、考え抜かれた作品は、
ちょっと考えれば、先に進めるように作られているはずだ。
　私はせっかちなのでよくＲＰＧで勘違いをする。

　午後１２時３０分。きょうも京都は、雪がちらちら。
　寒い、寒い。
　京都の２月は、本気で寒い。
　骨が痛い寒さ。

　嫁と「イノダコーヒ本店」へ。
　すぎやまこういち先生ご夫妻と待ち合わせ。
　ヤサカタクシーの宮本さんもいっしょ。

 
 



　おふたりは、昨日の夜、京都に来られた。
　私と嫁は、きょうこれから東京に戻ってしまうので、すぎやまこういち先生が
お仕事に向かわれるちょっと前に、お会いできたらとリクエストしておいた。

　きょうも、すぎやまこういち先生ご夫妻に最新のおいしいお店を教えていただ
く。何度もいうが、『おいしい桃鉄』（小学館）を読んだ方が「いっぱいおいし
いお店を知ってますねえ！」と言ってくれるけど、大半は、すぎやまこういち先
生ご夫妻からの直伝だ。

「さくまサン、それにしても雪に恵まれてますね」と、奥様。
「あははは。そういえば！」
　すぎやまこういち先生の奥様は、之子（ゆきこ）さんというくらいで？雪がお
好きなのだ。ところが、東京からでかけると、東京に雪が降ったり、雪を期待し
てでかけると、雪がなかったりするそうだ。
　私はたしかに、昨年暮れの谷川温泉からずっと雪に恵まれている。
　草津温泉でも、雪見風呂だったし、今回の旅行に至っては、四国で雪だ。

　ここ数日間も、京都はちらちら雪が舞っているだけに、私がきょう東京に戻る
と、京都の雪がピタッと止まらないといいのだが…。

　午後１時。すぎやまこういち先生ご夫妻といったんお別れして、嫁と御池ゼス
ト地下街を散歩。
　うっかり紀伊国屋書店に入ったばかりに、昨年からずっと探していた本を見つ
けてしまう。これから東京に帰るというのに、荷物が増える〜！
　でも本は、あったときに買っておかないと、手に入らなくなるので、買う。

　京都のマンションに戻って、帰り支度。
　
　午後２時３０分。ヤサカタクシーの宮本さんに迎えに来てもらうと、あれ、す
ぎやまこういち先生の奥様が乗っていらっしゃる。
　なんと、そのまま京都駅まで、送っていただいてしまった。
　なんたる幸せ者なのだろう、私と嫁は。

　午後３時４３分。京都駅から、東京行きのぞみ７６号に乗車。
　車中、ＶＡＩＯを開いて、昨日、友清哲くんと打ち合わせしたときの資料作り。
　静岡を通過したあたりで、「はつだ」の特選和牛弁当を食べる。
　はっはっは。昨日、読売広告の岩崎誠が帰りに、「はつだ」の特選和牛弁当を
買って帰る姿を見ていたので、つられた。

　午後６時。東京駅に着く。
　東京もやっぱり寒いね。

　午後６時３０分。自宅に戻る。
『ダッシュ村』、『武蔵ＭＵＳＡＳＨＩ』、『ＷＩＮＮＥＲＳ』と、テレビをは
しご。

『ポケットモンスター・サファイア』もやる。
　あっ。やっぱり、あそこから、ルネシティへ行くのか。
　かの魯山人…いや、堀井雄二は、「謎解きは、これなら解けないだろうと作る
のではなく、これから解けるだろうと作る」という名言を吐いたけど、『ポケッ
トモンスター・サファイア』はその精神が漲っている。
　また続きをやってしまいそうだ。

　今夜も『桃太郎電鉄１２（仮）〜地方編』の仕様書作り。
　地方編の臨時収入のメッセージがなかなか進まない。