１月２７日（月）

　東京は雨。
　午前７時。「笑止会」が終わり、昨日１日睡眠も取ったので、本日より元気に
仕事再開。
『桃太郎電鉄１２（仮）〜地方編』で、札幌開発スタッフからの質問に答える。
　札幌に原稿を送信して、ひと休みにネット・サーフィンしようとしたら、繋が
らない。ありゃ、これは困ったと、シャットダウン。
　もう一度、起動させると、おい、おい、おい、おい！

　デスク・トップ画面が出ずに、出ずにったって、ディズニ―ランドじゃないよ、
横文字が出て、ファイルをいま、検索しているとか何とか言っていたかと思うと、
映画『マトリックス』のように、だらだらだらだら…と、横文字が流れ始めて、
止まらなくなるじゃあ〜りませんか！　ぎょえ〜〜〜っ！　あわわのわ！

　これは特別レスキュー隊、東武練馬の空気デブ男先生を呼ばねば！
　…と思ったら、菅沼真理（通称:すがねまチャン）さんからうちの嫁に何やら
相談があるというので、「おお！　渡りに舟！　会って！　会って！　ＶＡＩＯ
持って行くから！」。
　雨だろうが、ヤリだろうが、ＶＡＩＯ持って行く！
　キャリーバッグにＶＡＩＯ詰め込んで、行く！
　冷たい雨だ。

　午前１１時。嫁と、麻布十番の「ホームワークス」へ。
「明日から、さくまサンたち、地方に行っちゃうんですよね？　１週間ぐらい預
からないといけないかもしれません」
「えっ！　ひょえ〜〜〜！　それは一大事だ！」
　と言いながら、ＶＡＩＯを起動させると、あ〜〜〜ら不思議、何事もなかった
ように、ＶＡＩＯはデスク・トップ画面まで出るではないか！
「電気屋さんが来ると、故障したはずの電化製品が直ってしまようなもんだね
え！　よかった！　よかった！」

　原因は、私がずっとスタンバイのまま、ＶＡＩＯをつけっぱなしにしているか
らだったようだ。
　でも、毎回シャットダウンすると、仕事用の秘密掲示板に入るのに、いちいち
パスワードを入れないといけないので、繋ぎっ放しにしているんだ。もちろん私
が、パスワードなど自力で入力できるわけないので、毎回ペースト＆コピーして
るのだ。面倒でしょ。

「ホームワークス」にて、？？？肉とカボチャのサンドイッチにコーヒー。
　あれ？　何の肉だったっけ？
　ＶＡＩＯのことで気が動転していたから、忘れてしまったよ。
　おいしかったのに。

　すがねまチャンの相談事を聞く。
　業界にはありがちな話だ。

　午後１時。嫁は銀行へ。私は自宅に戻り、仕事。

　午後３時。嫁と、銀座の「アフタヌーンティー」４Ｆの「ＴＡＡＣＯＢＡ（タ
アコバ）」へ。
　最近滅法お気に入りのマッサージ・サロンだ。
　ここは絶対いいよ。
　私と嫁が、雨の中、わざわざ行くたくなるほどなんだから。
　ストレッチまでやってくれるので、運動不足まで解消してくれる。

　ところで、１月２４日の日記で、音楽評論家の渋谷陽一さんが電話して来て、
２０年近く前のラジオ番組で、私と渋谷陽一さんが手塚治虫さんにインタビュー
した録音テープを持っていませんか？と聞いてきた話、覚えてる？
　あったんですよ！　テープが！
　この日記を読んでいる人の友だちで、手塚治虫さんのファンの人が、持ってい
たんだよ。わざわざメールくれてね。ＭＰ３に入れて保存されているというのだ。
　この話を渋谷陽一さんに電話。
「それはすごいっ！　くださいっ！」と大声で叫んでいた。
　本当にすごいよねえ。
　日記で書いてみるもんだ。
　高橋光さん、ぜひ住所を連絡してください。お礼はいりませんと言っていたけ
ど、無理やり『おいしい桃鉄』（小学館）を読んでいただきます！　ははは！

　午後５時。紀尾井町のＴＢＲビルで、読売広告の岩崎誠と待ち合わせ。
　そのままＴＢＲビル８Ｆの「キューブ」へ。
「キューブ」は、キャクターグッズを製造販売したり、海外の作品を輸入したり
する会社。ショウケースを見ると、東急ハンズで見たことがあるような商品ばか
りだった。
　社長の酒井利夫さん、企画・開発室ディレクターの武笠太郎さんとに会う。
　あるキャラを商品化したいという話。
　私は新しい仕事とか、変わった仕事に弱いので、即答でＯＫを出す。
　もうちょいと具体的になったら、日記でまた紹介する。

 



　午後６時３０分。私、嫁、岩崎誠の３人で、月島のもんじゃ街へ。
　岩崎誠の芸術的なもんじゃ奉行ぶりを、ぜひうちの家族に見せてほしいと、リ
クエストしていたのでやってきた。
　でも、うちのお嬢ちゃんは、風邪を押して「笑止会」に出席したため、昨日も
「ざぐぢゃーーーん！」と喉がガラガラ。
　残念ながら、欠席。

　きょうのもんじゃ焼き屋さんは、「しなのや」。
　海鮮もんじゃ、豚とろもんじゃ、タコ玉のお好み焼き、あんこ巻の岩崎誠流フ
ルコース！
　本当に見事だよ！
　来月、札幌の開発スタッフが来たら、ぜひ岩崎誠の芸術的もんじゃ焼きを食べ
させてあげたいなあ。築地と月島はすぐ近くだからね。

 





　あっ。さすがの嫁が、最後のあんこ巻の写真を忘れた！
　嫁がおいしいと感じたときの最高の賛辞は、デジカメするのを忘れること。
　これは何より、岩崎誠への最大級の賛辞だ。





　午後８時３０分。帰宅。
　今夜は『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』の仕事をしたのち、明日からの京都→
高松遠征シリーズの旅行支度。