1月15日(水) 天気予報通り、寒いっ! 昨夜、突然夜中に目がさめたので、ちょっと『ポケットモンスター・サファイ ア』を30分くらいやって、もう一度寝ようとしたら、戻れないような場所には まり込んで、午前5時くらいまで、必死にあっちに行ったり、こっちに行ったり、 ゲームのなかでさ迷い歩く。 眠いのにやるから、よけい判断力が鈍っている。 午前11時30分。嫁と、銀座の「アフタヌーンティー」3Fの「SADEU (サドウゥ)」へ。 読売広告の岩崎誠と待ち合わせ。ひつまぶしといえば、赤坂「皆美(みなみ)」がおいしいんだけど、この「S ADEU(サドウゥ)」のひつまぶしは、もっと味が濃くて、実においしかった。 まさか専門店ひつまぶしの味を越えるような味が、喫茶店風のお店で食べられ るとは思わなかった。でも「皆美(みなみ)」より、値段が高かったのだから、 いい素材をつかっていたのかも。 さて、岩崎誠から、びっくりする話を聞いた。 「さくまサン! さくまサンが、瀬戸内海放送『桃いろ』で、貧乏神の頭の上に サルを乗せて、『貧乏が去る!』って言ってたじゃないですか!」 「うん。言った。言った。根拠ないけど! ははは!」 「今年のお正月にあれを真似て、サルのぬいぐるみ買ってきて、うちにあるキン グボンビー人形の頭の上に乗せたんですよ! そしたら、新年早々良い事だらけ だらけになってっちゃって!」 「え〜〜〜、ホント?」 「まず、100円の馬券が、13万円になっちゃったんですよ〜!」 「ええっ? 13万円〜〜〜!?」 「そのあと、去年プレイステーション2のRPGの旅に応募していたハガキが、 なんとイギリス。マンチェスターの旅に当たっちゃったんですよ〜!」 「ええ〜〜〜、本当に嘘みたいな話だなあ!」 「でね、イギリスの旅はひとり分なんだけど、旅費を半分持てば人数もうひとり 増やしてもいいと書いてあったんですよ〜!」 「ええっ、ってことは?」 「ちょうど、競馬で当たったお金で、うちの子を連れて行ってあげられるんです よ〜!」 「へ〜〜〜、岩崎、子ども連れて行ってあげるなんて、いいお父さんだねえ! なんとも、テレビのホームドラマでもありそうもない話が、岩崎家に起きたも のだ。
「さくまサン、本当に貧乏神の頭の上に、サルは、ご利益ありますよ〜!」 「私は思いつきで言っただけなのになあ!」 うちのキングボンビーの頭にも、サルを乗せてみようかな。 午後1時。築地のハドソンへ。 本日、『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の音楽の打ち合わせ。 めったにない、桃太郎チーム音楽スタッフの勢ぞろい。
サザンオールスターズのベーシスト&ウクレレ伝道師・カズ坊(関口和之)、 池毅(いけたけし)さん、宮路一昭くん、辻邦博さん。 札幌ハドソンの音楽担当、佐藤昭洋くん。東京ハドソンの梶野竜太郎くん、藤 原伸介くん。 ニュージーランドのバンジー野郎・柴尾英令くんも。
作曲家のみなさんは、プロ中のプロなので、あっという間に、発注曲がまとま って、あとは締め切りの日を決めるだけ。 「あれ? 簡単に終わっちゃったね!」 「関口くん、もっとたくさん曲、書きたいですか?」 「いやいやいや。うふふ…」 「関口くん、今年のサザンオールスターズ25周年のスケジュールは?」 「ここ1日、2日で決まると思うんだけど…」 何たって、関口和之くんは、天下のサザンオールスターズのメンバーなので、 ツアーとか、アルバム制作がたてこむと、作曲してもらえる曲数を減らさないと いけない。 ただでさえ、現在出版企画を3冊も抱えているようなので、サザンオールスタ ーズの動向は、こっちもやきもき。 午後3時30分。土居ちゃん(土居孝幸)が到着して、池毅(いけたけし)さ んに、『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』のゲスト・ボンビーのデザインを渡す。 「へえ! 格好いいデザインですね〜!」 「あれ〜? 土居さんっぽくないデザインですねえ!」 「へっへっへ。ちょっと今までと違う感じを、土居ちゃんに発注したんだ!」 午後4時。カズ坊(関口和之)、土居ちゃん(土居孝幸)、柴尾英令くん、 私、嫁の5人で、新しく出来た「松竹」のビル2Fの喫茶店で、今後のスケジュ ールの確認。
また高松に行くのだ。 今年もさぬきうどん熱は、冷めず。 午後5時。銀座「てんぷらの近藤」へ。 本日のお仕事のメインは、このお店にあるといっても、過言ではない。 もともとカズ坊(関口和之)は、サザンオールスターズのメンバーであるから して、正規ルートで作曲のお願いをすると、柴尾英令くんの目ん玉よりも飛び出 るくらいのお金を出さないとやってもらえない。 本当に長年の友人関係だけで、作曲してもらっているので、ほとんど映画の友 情出演に近い。そのわりにたくさん曲を依頼しているけど。しかもほとんど全部 大事な曲。ははは。 プロ野球の年棒で、よく新庄選手のように、7000万円+出来高制という言 い方が出てくる。 実は、冗談半分で、カズ坊(関口和之)の場合は「印税+てんぷらの近藤+京 都M」ということになっている。 よくわからない年棒制である。 カズ坊(関口和之)もこのよくわからない制度を楽しんでくれている。 その年棒のひとつの「てんぷらの近藤」である。 で、何で土居ちゃんも、柴尾英令くんもついて来ているかというと、いつもカ ズ坊(関口和之)とばかり、「てんぷらの近藤」に行っていて、ふたりともまだ 一度も来ていなかったから。それだけである。
「は〜〜〜い! では今年も関口和之くんが、『桃鉄』のために30曲ほど作曲 してくれるのを祝って、かんぷわぃ〜〜〜い!」 「ええええっ。そんな…」 関口和之くんが30曲書くというのは、お約束の嘘ギャグである。 いつも曲を頼むときに、「カズ坊! 30曲くらいかける?」 「そ、そ、それは、ちょっと…」 「20曲くらい?」 「そ、それも、ちょっと…」 「10曲なら?」 「そのくらいなら…」 もともと私が依頼したいのは、10曲ほどである。 今回は、5曲だ。 もう少し依頼すればよかった。 「うめ〜〜〜〜〜〜! えへへへへ!」 早くも柴尾英令くんが、悦楽の境地に漂ってしまっている。 「うん。うまいな。これ!」 土居ちゃんがうれしそうな顔をしている。 「これが噂の近藤のてんぷらかあ…」 「てんぷらの近藤」の冬といえば、名物のサツマイモ丸ごと揚げだ。 お店の人が「サツマイモ3個と言われましたが、どういう風に分けますか?」 「半分、半分、半分、半分、1個です!」 「1個って、オレかい!」と柴尾英令くん! 「そうだよ!」 見事に全員がハモる。
「あ〜〜〜、うめ〜〜〜! あぢぢ…!」 いくらでも食べる柴尾英令くんであった。 最後も、私は自分用のてんぷら茶漬けを、柴尾英令くんに譲る。 柴尾英令くんは、天丼と、てんぷら茶漬けを食べることになったのだ。 あっさり、食べちゃったけど。 「ニュージーランドで、たくさん食べてたんで、いまいくらでもお腹に入る状態 になってるんですよね!」 「なるほど、その通りだ!」 午後7時30分。帰宅。 明日もハドソンで打ち合わせなので、『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の仕様 書作りを急ぐ。
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