１月１２日（日）

　昨夜の『電波少年』最終回は、けっこうよかったなあ。
　最後の青森大間港で、３０匹以上の魚を次々に捕ると言って、やらせで、ハマ
チから、マグロから、ハンバーグまでどんどん捕れてしまうバカバカしさに、世
論に屈してやめないといけなくなったことに対するメッセージが、こめられてい
たような気がするなあ。
「見てのとおりの、ギャグ番組なのに、何でそんなに目くじらを立てるの？」っ
て言いたかったような気がするなあ。

　午前１０時。日曜日はついつい、ＴＢＳ『サンデージャポン』をだらだら見て
しまう。
　なんとなく好きなんだな、この番組。

　午後１２時。嫁と、品川の「プリンス・シネマ」へ。
　映画のチケットを買ってから、食事に。

　品川駅近辺って、なかなかおいしいお店を見つけることができない。
　プリンスホテルとかには、いかにも「チェーン店ですよ〜！」というお店しか
入っていないので、食べる楽しみが乏しくなる。
　きょうも、あちこち見て歩いたけど、センサーに引っかかるお店は無し。
　駅前の「つばめグリル」に手堅く行くしかないのかなあ。
「ウイング」には、新星堂も、くまざわ書店も入っていて、買い物や時間つぶし
に便利な場所だけに、「アフタヌーンティー」ひとつ入るだけでも、もっと来た
くなるはずだ。

　午後１２時３０分。困ったときの「ロイヤルホスト」へ。
　マドラス風シーフードカレーに、コーヒー。
　ここの「ロイヤルホスト」は狭いねえ。
　禁煙席と喫煙席を分けても、何の意味もないような狭さだ。

　会計するときに、５〜６人の婦人のグループが、いちいちひとりずつ会計をし
ようとしている。
　別に私は「まとめて払えよ！」と文句は言わないし、ファミレスは、ひとりず
つでも会計してくれるからこそ、多くのお客さんを獲得していると思っているか
ら、ガマンができる。
　でも、ひとりずつの申告と会計がすむと、食べた品数が一致しないのは、お客
さんの側も何とかしてくれよ！

　午後２時１０分。「品川プリンス・シネマ」で、『マイノリティ・リポート』
を鑑賞。

　すごいね！　すごいね！　すごいね！
　いくらでもツッコミを入れたくなるシーンがあるけど、そういうのは、手品の
タネを論じるようなもの！
　超能力者３人が、おなじ犯罪の予知を見たら、逮捕しに行く警察もののストー
リーに対して、ここが変だ、あそこが変だということ自体、映画を楽しむ気がな
い人だと思う。
　そんなことより、あれだけＳＦＸをつかって、人間の心の機微を描いたことの
ほうがすごいよ。原作も素晴らしいんだろうねえ。
　サスペンス仕立てなのに、小ネタのギャグもちゃんと入れてるんだもんなあ。
　スピルバーグと監督いうのは、とてつもなくすごいやつだね。

　超能力たち、怖いよねえ。
　あの予知能力のある子たちを、ずっと映画のなかで「プリコグ」と呼んでいた
けど、どうも「プルコギ」を思い出してしまう。だじゃれ作家の悲しい性だ。

『マイノリティ・リポート』って、どのくらいの期間で作ったの？
　１年に１本は間違いなく監督作品が出て、製作総指揮も１本くらいは出ている
んだから、１年ぐらいしかないんだよねえ。ほかと平行して、２年かな。
『アイズ・ワイズ・シャット』のときには、すでに脚本が出来ていたのか。
　ふーーん。やっぱり本だけ完成させておいて、シーンを考えて行くんだね。

　それにしても、いざＧＯサインが出てから、横ばいする未来カーのデザインに
ＯＫを出して、本当に走る車も作らないといけないわけだからね。
　ＣＭでよく出てくる虫みたいなやつって、あんな細かい動きをするのに、合計
１０分間くらいしか出てこなかったんじゃないの？
　ジェット噴射で、見知らぬ人の家に突っ込むだけのシーンなんて、１秒もなか
ったよね。　それをあんなに生活観あふれる家庭を何軒も、何軒もセットを作っ
て撮影するなんて、信じられないよ。

　３０年前くらいの映画なら、こんな映画、私でも撮れそうだと思えるような作
品が多かったけど、最近のハリウッド映画は、どんな駄作でも、私には作れない
と断言できるレベルの高さがあるねえ。
　ジョージ・ルーカスが作った「IＬＭスタジオ」のせいかねえ。

　午後５時。帰宅。

　午後６時。高松ＦＭマリノ社長の酒井秀樹くんが送ってくれた、讃岐うどんで
夕食。湯島の鳥つねの生卵をつかって、釜玉にしてみた。
　ああ、この弾力感あふれる麺はひさしぶりだなあ。
　また高松に行きたくなってしまったよ。

　今夜は『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』の仕様書作り。