1月5日(日) ぴゅうううううううっ。 関西地方は、この冬いちばんの寒さだ。 本気で寒い。 さくまにあの東京都杉並区のlimitくんから、『桃鉄研究所』宛てに、 こんなメールが届いた。 以前、裏日記の方には投稿させて戴きましたが、研究所の方は初めてです。今 度とも宜しくお願い致します。 さて、現在地方編を作っているということですが、私は実家が兵庫県の加古川 市でして、その中の名産で是非とも物件化していただきたいものがありましたの で、いまさらながらMail致しました。 それは「かつ飯屋」です。かつ丼ではなくかつ飯なんです。 ふむ。「カツめし」ですな。 気にはなっていたのが、こうしてメールも来たことだし、つい2日前に読んだ 本にも「カツめし」のことが載っていた。 行ってみるしかあるまい。 まったく手がかりもないのに、すぐ電車に乗って、被害者の故郷に行ってしま う西村京太郎さんの推理小説シリーズの十津川警部と亀井刑事のように、私と嫁 は京都駅に向かうのであった。 十津川警部の名文句「カメさん、電車に乗ってみよう! 手がかりがみつかる かもしれない!」を唱えながら! 実際の事件では、刑事はそんな気軽に旅行に行けない。 午後12時。帰省客ラッシュのピークで、東京行きの新幹線はまったくない。 空席情報のコンピュータは、××××××××の連続! みどりの窓口では頭を抱えている帰省客が目につく。 こっちも無理かな?と思ったけど、あっさり岡山行き新幹線ひかりの座席指定 が取れる。こりゃ幸先がいい。 朝から何も食べていないので、空腹のままあと1時間以上移動するのは、ちょ っと厳しい。少し小腹を埋めるか。 おお! 京都駅の駅弁コーナーに、「ひとくちおにぎり こむすび焼」480 円というのがあった。これは小さくてよさそうだ。 玄米茶のお茶といっしょに買う。 午後12時30分。京都駅から、岡山行きひかり137号に乗車。 さっそく、「こむすび焼」をひろげる。 2個ずつ5種類10個の消しゴムくらいの大きさのおむすびが並んでいる。へ〜、つまようじで突き刺して食べるのか。 ちょっとした驚きの趣向だな。 ほう。あったかいぞ、ご飯が。 これはいいね。 おいしい、おいしい。これはヒットだ。 おやつ感覚で食べられる。 ひとりで食べるなら、この量でじゅうぶんだし、きょうのように、これからご 飯を食べに行かないといけないときには、分けやすくていい。 これは京都駅で買う駅弁として覚えておいたほうがいいな。 製造元は、笹八? あまり覚えても仕方のなさそうな、名前だな。 午後1時11分。西明石駅で下車。
ここから山陽本線に乗り換える…おっ、おっ、おいおいっ、おいおいっ! ちょっと待ってくれよ! 新幹線から山陽本線への乗り換え情報として言ってい た列車は、乗り換え時間が3分しかないじゃないか! しかも6番線? いちば ん遠いじゃないの! はっはっは、ほっほっほ、へっへっへ、はあはあ! シュイーーーン! 見事に目の前で閉まった。 くそ〜〜〜いっ! 時刻表の作り方が悪いなあ。 でも、次に来る列車は新快速か。 だったら、こっちのほうが速いじゃないか。 だったら、新幹線の車内情報で、3分間しかないような乗り換え情報を言わな いでくれよ。 午後1時23分。山陽本線姫路行きに乗車。 外は寒いけど、青空はきれいだ。 午後1時32分。加古川(かこがわ)駅に着く。
駅舎は改築中のようで、ぐるぐる仮設階段を回らされて、やっと改札口を出る。 ほ〜〜〜、加古川って町は、想像していたよりも、大きいねえ。 ゆっくり町を見て回りたいけど、まず午後2時までに行かないといけないお店 がある。駅前から、タクシーに飛び乗る。歩いていける距離かもしれないが、地 図の右端に書いてあるだけに、ちょっと怖い。 1時40分。あれ? あっという間に目的のお店「パラーディオ」に着いてし まった。ずいぶんおしゃれな洋風レストランだなあ。 たしか、喫茶店と聞いていたんだけどなあ。 おお! 「かつめし」のレリーフがあるぞ。 このお店が「カツめし」の元祖のお店なのだ。 加古川には、20軒以上「カツめし」をメニューに出しているお店があるそう だ。
店内に入る。 うへ〜〜〜、イタリア・レストランとしか思えないような内装だ。 何をどう頼めばいいんだろう。 メニューを見る。 「いろは食堂の牛カツめし」1180円とある。 「このお店がカツめしの元祖なんですよね?」 「はい、そうです!」 「このメニューにある、いろは食堂っていうのは…」 「ここのおじいちゃんがやっていた食堂です」 「そこで、このカツめしを考案したんですか?」 「はい、そうです!」 カツめしというのは、丼でなく、平たいお皿にまずご飯を盛ります。その上に カツを乗せる。 ひとつひとつのカツは、非常に小さく切られている。 この上からドミグラスソースのたれをかける。 だいたい茹でたキャベツを添えるのが、加古川風カツめし。 へえ。こんなおしゃれなお店なのに、ナイフとフォークではなくて、お箸で食 べるんだあ。いろは食堂というのは洋食屋さんだったらしいんだけど、当時もお 箸で食べるようにしたらしい。 味は、ハヤシライスに似ている。 うーーーん。やけにこのお肉、上品でおいしなあ。 コロモの揚げ方も、上手だなあ。 茹でたキャベツがまたうまい。 でも、このおいしさは、高級レストランのおいしさだ。 「カツめし」という名前からして、ブームになるためには、もうちょっと味が下 品じゃないと、ブームになれそうにないなあ。 「パラーディオ」には、豚カツのカツめしのメニューもあったから、こっちのほ うがカツめしに向いていたかも。
とにかくおいしいことは間違いなくて、ぺろり!と食べてしまった。 「パラーディオ」は、お店としては一級品。 ランチ・セットで、「いろは食堂の牛カツめし」に、プリン、コーヒーがつい て、1600円のお値段はちょっと高い。 でも高級店で食べたと思えば、気にならないほどのおいしさである。 それでも「カツめし」は、やっぱりブームには縁遠いような気がするなあ。ま だ1軒だけですべてを語ってはいけないが。 ほかのお店も取材したいけど、カツめしのはしごはちょっとつらい。 ほかのお店の味がもっと庶民的だったら、ブームの可能性はある。 加古川近辺の人たちの新情報がほしいところである。 ちなみに「パラーディオ」でカツめしが、食べられるのは午後2時までなので、 ご注意を。 とりあえず、加古川駅まで歩いて戻る。 寒い。風がとにかく寒い。 朝からずっと、長野県の雪崩と、北陸地方の豪雪のニュースばかり見ている。 寒いわけだ。 「じけまち商店街」に入る。
「じけまち」とは、どういう字を書くのだろうか? 「寺家(じけ)」と書くのか。 加古川は、参勤交代の宿場としても栄えた町のようだ。 商店街のお店にも「カツめし」の文字が。
もっと駅前に「カツめしの町 加古川」といった石像でもあるといいのにねえ。 ぴゅうううううううっ…。 寒い。本当に寒い。 ぴゅうううううううっ…。 頬が痛い。耳が痛い。 ぴゅうううううううっ…。 声が出なくなるほど、寒い。 加古川駅前に戻る。 ぴゅうううううううっ…。 「ヤマトデンキ」? いや、「ヤマトヤシキ」という大型スーパーであった。 変な名前だな。 とにかくここに入って、まず暖を取ろう。 ほんとに寒い。 「ヤマトヤシキ」の1階で、マフラーなどを安売りしていた。 思わず、耳当てと、500円のマフラーを購入。 この500円のマフラーが意外と暖かかった。 午後3時30分。加古川駅。 ホームに立つと、加古川線が向かい側に見える。 かつて播州鉄道と呼ばれた路線だが、いまはすっかりさびれた路線だ。 実はこの電車にのんびりと乗りたかったりする。 意外と京都から加古川まで近かったので、今年じゅうにもう一度来るかも。
午後3時40分。加古川駅から、長浜行きの山陽本線に乗る。 新快速なので、西明石、明石、神戸駅にしか止まらない。 行きたい場所は、神戸駅のちょっと手前だ。
午後4時4分。JR神戸駅に着く。 午後4時9分。神戸駅から、再び姫路行き山陽本線の普通に乗って、戻る。 午後4時15分。新長田(しんながた)駅へ。 きょうふたつめの取材場所だ。 新長田(しんながた)駅は、阪神大震災でいちばん被害の大きかった町だ。 だから町並みが新しい。 新興住宅地のようだ。
西神戸センター街というのを探したいのだが、駅前の地図にもない。 「新長田一番街」の文字があるから、ここかもしれない。 とりあえず、ここに向かって行ってみよう。
昨年ぐらいから、この新長田では、「ぼっかけ」を町の新名物にしようとして いる。「ぼっかけ」というのは、牛肉・牛すじ・こんにゃくを甘辛くじっくり煮 込んだ長田の家庭料理だ。 この「ぼっかけ」を、ラーメンに乗せたり、カレーの上に乗せたりしようとい うのだ。けっこう新聞のネタになっていたり、テレビでも取り上げていた。
なるほど、いきなり「新長田一番街」に、「ぼっかけ」ののぼりが。メニュー には、「ぼっかけうどん」もあった。 しかし、「ぼっかけ」振興の本拠地・西神戸センター街というのは、どこなん だろう。 むむっ。「足湯一番街」? ひょっとして商店街の真ん中に、足湯でもあるのか。 はたして小さな商店街を抜けると、足湯があった。 手を入れてみる。 ぬるい。 決して温かくない。ぬるい。 限りなくお水の温度に近い。 その証拠に、誰もいない。 近所のおばちゃんがやってきた。 「温かいの?」 「ぬるいですよ!」 おばさんが手を入れる。 「ぬくいなあ。全然熱くない! ちっとも熱くない! これじゃ、しょうがない ね〜〜〜?」 いろいろつぶやきながら、おばちゃんは自転車を引きずって、去って行った。
再び、「新長田一番街」に戻る。 町の人に聞くことにしよう。 「あの〜、西神戸センター街っていうのは、どの辺ですか?」 「ここですよ!」 「ええっ!?」 「ここから、あっちの大正街までが、西神戸センター街!」 「そうなんだ。どうもありがとうございます!」 「あっ。それからあそこが、昔の神戸デパートね!」 そうか。このあたりは阪神大震災で、地形が変わってしまったから、旧名がそ のまま残っていたり、新しい名前がついても、定着していないようだ。
旧・神戸デパートの「グルメシティ」に入ってみる。 大型スーパーみたいなところだ。 たしか商店街と東洋水産が共同開発した即席めんと、レトルトカレーがあった はずだ。 食料品売り場で探す。 なかなかない。 お店の人に「ぼっかけラーメン」と「ぼっかけレトルトカレー」を探してもら う。
なんとか、即席めんの「ぼっかけラーメン」と「ぼっかけカレーラーメン」は 見つけたものの、カレーレトルトカレーはもう売ってっていないようだ。 笛吹けど踊らず。 どうやら、ぼっかけ物は、不発のようだな。 「ぼっかけ」ののぼりも、2本見たけど、もう1本は、のぼりなだけで、お店は なかった。 「ぼっかけ」の『桃太郎電鉄』全国編登場は、ちょっとおあずけだな。 地方編なら、出してもいいかな程度だな。 神戸はやっぱり「そばめし」がおいしい! 「そばめし」も新長田地区の名物なんだから、もっともっと「そばめし」をアピ ールすればいいのに。 そろそろ帰るか。 午後5時。新神戸駅へ。 わっはっはっは。 やっぱりダメだったか。 この時期に新神戸駅から、京都駅まで新幹線で帰ろうという考えは甘いよな。 ダメで元々とは思っていたけど、みどりの窓口の東京行き新幹線の空席情報は、 見事なまでに、××××××××××××。 いやあ、きれいだ。 グリーン車も、普通車も、禁煙車も、のぞみも、ひかりも、こだまも、××× ×××××××××のオンパレード。 かすかに午後8時に、△のマークがひとつ。 あきらめよう。
新神戸駅には「ぼっかけカレー」と「ぼっかけカレーラーメン」がありました どうせ新神戸駅のお土産売り場の最新情報を調べたくて来ただけだ。 おっと! ダメもとで来たかいがあったぞ! 新幹線改札口の近くに「淡路屋」の文字が! 「淡路屋」といったら、私が『桃太郎電鉄』で、駅弁ラリーカードの8つのうち のひとつに選んだ「ひっぱりだこ」を販売しているお店なのだよ! 実は、きょう西明石駅に下りたときに、この「淡路屋」の売店があったのだ。 もちろん、「ひっぱりだこ」を売っていてさ。 でも取材開始でいきなり、陶器の壺を持ち歩くのはちょっと重いからねえ。断 念してしまったのよ。あと一歩で買ってしまいそうだったんだ。思いとどまらせ てくれたのは、新製品の「めでっ鯛飯」が売り切れだったから。 「めでっ鯛飯」は、陶器が鯛の形をしているのだ。 こんな変な駅弁、絶対買いたいよ! その「めでっ鯛飯」が、新神戸駅の売店で売っていたのよ! やっぱり新神戸駅だ! ついでにもちろん、「ひっぱりだこ」も買う。
午後5時39分。新神戸駅から地下鉄で、三の宮(さんのみや)駅へ。 三の宮(さんのみや)駅から、JR三の宮(さんのみや)駅まで歩いて、山陽 本線の新快速に乗車。 さすがに混雑していて、座ることができないが、次の芦屋駅で運良く2席空い て、私も嫁も座ることができた。延々、京都まで乗って行くので、立ちっぱなし はちょっと私の身体では耐え切れないと思っていただけに、助かった。 さっそく、『愛と殺意の津軽三味線』(西村京太郎・中央公論社)を読み始め る。まだ前半なので、今回の作品はいつものレベルのおもしろさ。まさかまたこ のあと仰天の展開になるんじゃないだろうなあ。 それにしても、推理小説って、おなじ主人公のお話がいくつもの出版社から発 売できるのって、不思議だと思わない? 西村京太郎さんの十津川警部シリーズは、講談社からも、光文社からも、角川 書店からも発売されても、主人公は十津川警部だ。 内田康夫さんの本に登場する探偵・浅見光彦も、講談社、双葉社、徳間書店な ど数々の出版社から発売されている。 『桃太郎電鉄』が、カプコンや、コナミからも発売されるってことは絶対無いの にねえ。 漫画の世界でも、手塚治虫さんだけが、『ブラックジャック』で、鉄腕アトム などを登場させることができた。 出版界では、小説家の地位が高いからこそなのかなあ。 午後6時28分。京都駅に着く。 神戸から1時間で着くとは、効率のいい電車だ。 新快速は便利だ。 午後7時。京都の仕事場に戻る。 さっそく「ひっぱりだこ」と、「めでっ鯛飯」を電子レンジでチン!して食べ る。 新長田で買ってきた「ぼっかけカレーラーメン」をスープ代わりに。 うーーん。「めでっ鯛飯」は、不味くはないけど、「ひっぱり蛸」が美味しす ぎるだけになあ。 「ひっぱりだこ」を巨人の松井選手だとすると、「めでっ鯛飯」は高橋由伸選手 かなあ。 鯛の味はいいけど、ご飯がいまひとつだ。 「ひっぱりだこ」は、甘く煮た蛸のおいしさが、ご飯にしみ込んでいて、本当に 駅弁ベストワンと呼んでもいいくらいおいしいんだもん。
一応、効能書きをメモしておくかな。 「ひっぱりだこ」 この度は、当店の「ひっぱりだこ」をおもとめいただき誠にありがとうござい ました。 このお弁当は、明石海峡大橋開通を記念して、当地、明石の味を、お手軽に、 おいしく召し上がっていただきたいという気持ちで作らせていただいたものです。 容器は、実際に蛸漁で使われている蛸壺を模して、独自に焼き上げました。お 土産として、是非お持ち帰りください。 中身は、蛸のすり身の天ぷらを添えた炊き込みご飯に、蛸のうま煮や、穴子の しぐれ煮などを贅沢にまぶしました。 是非一度ご賞味ください。 店主敬白 「めでっ鯛飯」 神戸灘の酒にて酒蒸しにした鯛の半身や、桜鯛巻、鯛骨で炊いたご飯。また、 炊き込みご飯の中には、鯛の子の甘煮を忍ばせてあります。容器につきましては、 鯛をかたどったユーモラスな焼き物としました。是非、旅の記念にお持ち帰りく ださい。 店主敬白 文章も、「めでっ鯛飯」のほうが下手だ。 味に関係ないのかもしれないけど、けっこうこういう細かい部分に差は出るも のだ。 「ぼっかけカレーラーメン」は、ちょっとあわれ。 即席めんとしても、レベル低すぎ。 午後8時。NHK『武蔵〜MUSASHI〜』の第1回目。 主役の市川新之助さんはいいねえ。 目をひんむいた演技がいい。 ただドラマのテンポがやけに遅い。 『七人の侍』を意識したのかなあ? 野党の群れと戦うのに、8人っていうのが ちょっと笑ってしまった。雨まで降らしてしまっているし。『七人の侍』のテン ポをいま、テレビ・ドラマでやると、遅すぎる。 まあ、鎌田敏夫さんの脚本なので、もう少し見てから、あれこれいうかな。 疲れたので、日記を書くのが大変だ。 キーボードの叩き間違いに悪戦苦闘しながら、きょうの日記をまとめ、『地域 別物件台帳』を書き直す。
●『おいしい桃鉄』(小学館)12月23発売されました! ついに『桃太郎電鉄』の美味しい物件をすべて公開する! →bk1でのご注文はこちら! →s-book.comでのご注文はこちら! ●『桃太郎電鉄』携帯着メロ、12月9日配信開始! →ダウンロード方法はこちら! ●CD『ベリー・ベスト・オブ・桃太郎伝説&電鉄(仮)』、 『桃太郎電鉄11〜ゴールド・サウンズ』12月18日発売! ご注文はkonamistyle.comへ↓ 『ベリー・ベスト・オブ・桃太郎伝説&電鉄(仮)』はこちら! 『桃太郎電鉄11〜ゴールド・サウンズ』はこちら! |
●『桃太郎電鉄さぬきうどん』が「めりけんや」サンのHPで 通販できることになりました! ぜひ食べてみてね! めりけんや http://www.merikenya.com/ ●「桃太郎電鉄ジャパンカップテレビ」スカパー・CSファミリー劇場 平成14年11月2日より毎週土曜日 午前0時〜午前0時30分放送。 詳しくは→http://www.fami-geki.com/ |
-(c)2002/SAKUMA-