１２月１６日（月）

　午前７時。『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』の仕様書作り。
　いよいよ『地方編』の臨時収入メッセージを残して、９９％完成！　あとちょ
っと。もうじゅうぶん札幌に送ってもいい状態。

　午前１１時。うげっ。初代ニッサン・シルビアのバッテリーがついに上がって
しまった。乗ってないからなあ。
　ガガガッ、ガガッ、ガッ。
　ガガッ、ガッ。
　ガッ。
　こりゃ、完全にダメだ！
　バッテリーを充電するよりも冬の間はこのままにしておくか。
　どうせ乗ってでかけるでなし。
　うちのシルビアは、１／１フィギュア。とほほ…。

　午前１１時３０分。広尾一丁目の和菓子屋さん「正庵（しょうあん）」へ。
　ここのランチが、けっこうおいしい。
　きょうも具だくさんの味噌汁がおいしかった。
「絶賛」ではなく、「佳作」という言葉が似合うお店。

 



　デザートに、このお店の和菓子のなかから、一品食べられるのもいい。
　和菓子屋さんだけあって、おいしいよ。
　お店のご主人の愛想がいい。
　いつもいない人だと思っていた。
　このお店に対する好感度が上がった。
　いくら料理がおいしくても、接客が悪くて、足が遠のくことが多い。

　食後、広尾駅方面まで歩く。

　毎回広尾に来ると、必ず寄る和菓子屋さん「龍屋（たつや）」で、現在我が家
の栗きんとんランキング第１位を買う。
　ここの栗きんとんは、しっとりしていて、栗そのものの味を押し込めたようで、
おいしいのよ。

　午後１時。帰宅。
「らぴす」サンで、コーヒーを飲みたいなあ、でももうすぐ柴尾英令くんが来て
しまうし…と言いかけたら、携帯に柴尾英令くんから電話が入る。
　嫁に「たぶん、柴尾くん、遅れるな！」と言いながら、受話器に耳を当てると、
明るい声で「その通り〜！」と、返ってきた。
「たったいま、目が覚めました！　まことにもうしわけございません！」
「いいよ。ちょうどらぴすサンで、コーヒー飲みたかったから！」

　土居ちゃん（土居孝幸）も到着して、「らぴす」サンでコーヒー。
「柴尾くんは？　また寝坊？　そうかあ！」
　土居ちゃんは、何でも「そうかあ！」で、そのあとの言葉はない。
　土居ちゃんの「そうかあ！」は、何を納得しているのだろうか？

　午後１時３０分。柴尾英令くん抜きで、土居ちゃんと『桃太郎電鉄12（仮）〜
地方編』のイラストの打ち合わせ。
「（描かないといけない絵が）たくさんあるだろ、土居ちゃん！」
「うんっ。多いなあ！」
「まあ、今年じゅうに描いてくれればいいよ！」
「今年じゅうは無理に決まってますよ！」
「遠慮するなよっ！」
「描けないですよっ！」
「『描けます！』と、不用意に言ってしまわないかと思ったんだけど、ひっかか
らないなあ！」
「でも、遅れると、来年２本作るから、つらくなるのは自分だから、がんばりま
すよ！」

　午後２時３０分。柴尾英令くんが到着。
　さっそく、『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』の打ち合わせ、開始。
　脇では、土居ちゃんが『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』の『地方編』をプレイ。
「ううううっ！　えんま社長め〜〜〜！」
「ああ〜〜〜、えんま社長に入られちゃったよ〜！」
「土居ちゃん、この地方編のロムって、遊べちゃうでしょ？」
「遊べちゃうなあ！　おれ、真剣にやっちゃってるよ〜！」
「テスト・ロムとは思えないでしょ！　どこか不満ある？」
「□□□□□に、物件が入っていないこと！」
「地方編には、１６４駅もあるけど、仮で『桃太郎電鉄11』の物件を入れている
から、５０駅くらいは、物件が入っていないの！」
「そうかあ！」
　何だかわからないが、すぐ納得する土居ちゃんであった。

　柴尾英令くんと、ひいひい言いながら、『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』のカード作り。
ちょっと詳しいこと書けましぇーーーん！
　でも、『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』で登場させるカードが、決定！
　柴尾英令くんが、このカードの仕様書を書き始めることになった。





　土居ちゃんと、『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』のゲストボンビーの打ち合わ
せ。もう３回目だ。
　土居ちゃんが描いてきたイラストを見ながら、検討する。
「う〜〜〜ん、土居ちゃん、これ、ちょっとイメージがズレて来た！」
「ロボットっぽくするんじゃなかったけ？」
「いや、やっぱりゲストボンビーは、格好よさと、怖さは備えていてほしい！」
「うん。そうかあ。じゃあ、もう１回描きなおします！」

　午後７時。六本木の「櫻川（さくらがわ）」へ。
　きょうは、すぎやまこういち先生、私、嫁、眞島真太郎くんの４人。
　このお店、ずっと予約でいっぱいが続いて、まったく当日予約ができない状態
なので、すぎやまこういち先生が、１０日前くらいにこの日を予約しておいてく
ださったのだ。

　新宿伊勢丹の「正月屋吉兆」の料理長が独立してオープンさせたお店と聞けば、
超満員になるのは、あたりまえのことだ。でも私たちが予約できないほど、連日
満員が続くとは思わなかった。
　
　ここでの会話の内容は、秘密。
　ははは。いや、仕事の話はまったく抜きで、世間話で終始してしまったので、
実は秘密にするような話題がなかっただけ。

 
 
 
 
 
 



　マツタケのコロッケがおいしゅうございました。
　関西風のお寿司が、繊細な味でよかったなあ。
　お吸い物はあいかわらず、絶品。
　おいしさ変わらず。
　ほかの日本料理屋さんに行けなくなってしまうよー！
　
　午後１０時。帰宅。
『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』の書き漏らし箇所をあれこれ書く作業。
　完成したと思っても、原稿を読み直すと誤植も多いし、アイデアの足らない部
分がたくさん目につく。
　仕様書は。やっぱり「うぉ〜〜〜っ！　完成したぜいっ！」と叫ぶことができ
ない。なぜなら、設計図が完成しただけだからだ。建築資材で、デザインを変え
ないといけない部分がたくさん出てくるはずだ。