１２月２日（月）

『桃太郎電鉄11〜ブラックボンビー出現の巻！』発売まで、あと３日！
　さくまにあの母・杉田わいんサンから、朗報が届いた！


　こんにちは。
　嬉しくてたまらない広島の杉田わいんです。

　桃鉄ジャパンカップ2003中国地区大会で総資産５４億円で優勝しました。
　自分でもびっくり。
　ゴール７回決めて、農林から小判が出たのが勝因です。
　予告パロプンテで、３０マス進んで大阪→小樽を1ターンでゴールを決めた
のは気持ちがよかったです。
　自分の最高記録です。

『さくまにあ』メンバーか、『桃鉄研究所』メンバーからも全国大会進出者を
出したい。
　そのためには私か高木明光さんが優勝すればよいのだぁ!(両方兼ね備えてる
し)ということで二人で『さくまにあ連合』と名づけてがんばっていました。
「やったー!」な気分です。


　すごいね〜。
　全国各地で、プロ棋士のようなすごいプレイヤーが多いなか、杉田わいんサン
の優勝は、ホッとするものがあるなあ。
　女性プレイヤーとして、決勝進出もうれしい。
　決勝戦で会いましょうね。

　午前１０時３０分。嫁と、きょうも博多出身の柴尾英令くんを悔しがらせるた
めだけに、六本木の青唐辛子ラーメンの「一蘭（いちらん）」へ。
　養鶏場のような「一蘭（いちらん）」の店内が嫌いなのに、これだけ足を運び
たくなるのだから、味がいい証拠だろう。私は、けっこう味がよくても、お店の
雰囲気が悪いと、行かなくなるほうなので、この「一蘭（いちらん）」は、異例
中の異例。

　午前１１時。六本木スタジオ。
　きょうは瀬戸内海放送『桃いろ』の最終回の収録。
　最終回にありがちな、今までのＶＴＲを見て、あれこれしゃべる形式。

　つねづね、ＴＶ番組の最終回をＶＴＲ総集編ですませる体質に対して、批判的
だったんだけど、予算のこととか聞いちゃってると、やっぱり「部外者は何とで
も言えるなあ！　私のことかい！」と謝っちゃうなあ。

　１２月２８日の放映なので、お茶の間風のセットに、土居ちゃん（土居孝幸）
とこたつに入って、目の前に、ミカンが置かれて、本番を待っていると、土居ち
ゃんも私も、こたつが暖かくて、すっかり眠くなってしまった。
　いかん、いかん、土居ちゃん、寝るなよ。
　スタジオって、ライトも熱いのよ。
　だから、よけいに、目が小さくなっていく…。





　３ヶ月という期間はけっこう長いはずなんだけど、どうも私や土居ちゃんには、
３回のロケというイメージが強い。
　しかも、オープニング・トーク中心だけの出演で、楽させてもらっちゃったの
で、楽しいロケだった。もっとも私と土居ちゃんが番組に出ずっぱりだったら、
内容ボロボロになっただろうけどねえ。





　桃娘（ｍｏｍｏｋｏ）たちにとっては、いい思い出の番組になったことだろう
なあ。
　伝説隊のメンバーが、３ヶ月間のＶＴＲを見て、本当におじいちゃん、おばあ
ちゃんたちから学んだことに対して、感動したり、言葉を詰まらせていたのを見
ると、ああ！　この番組をやってよかったなという気になる。





　本当の福祉って、こういうことなのかなあと思った。
　おじいちゃん、おばあちゃんが、若い子に、生き方を教える場を提供すること
が、真の福祉のあり方のような気がする。
　この番組に出た、ずっとスポーツを続けているおじいちゃん、５円玉で、甲冑
を作ってしまうおばあちゃん、折り紙を教えてくれたおばあちゃん。
　こういう人たちの技術、作る喜びを、若い子に伝える場がない気がする。
　
　民主党の鳩山代表降ろしを画策しているヒマがあったら、こういう福祉を提案
してほしいなあ。
　どうせまた次の党代表が決まったら、またみんなで降ろす画策を始めるんだろ
うなあ。





　午後１時。『月刊宝島』の取材を受ける。
　昨年、家に取材に来てくれた、『ジャンプ放送局』世代のライター・島村祐助
くんだ。
　最新版の『桃太郎電鉄１２（仮）〜地方編』をプレイしてくれたようなので、
話が楽。
　読み込みの速さや、キングボンビー巨大化の話を、現在形で話せるのは、うれ
しい。またしてもここで「ここまで完成度が高いと、どうなっちゃうんです
か？」と聞かれる。





　甘いよ。完成したら、今度は崩すんだよ！
　へっへっへ。まだまだキングボンビーの悪行で、登場させていないすさまじい
のがあるんだから。
　何ていう話を、あれこれ。

　午後２時。六本木スタジオの近くの喫茶店で、土居ちゃん（土居孝幸）、読売
広告の岩崎誠、成沢大輔くんとお茶。

「ええっ！　キングボンビー、そ、そ、そんなことするの〜！」
「うぎゃあ！　絵とセリフが、想像できるなあ、それって！」
「まだ『桃太郎電鉄11〜ブラックボンビー出現の巻！』の発売日前なんで、あま
り次の作品の話題は出来ないんだけどねえ！」
「っていいなら、さくまサン、どんどん言っちゃってますよ！」
「うん。作家は言いたがりだから！」

 



　午後４時。帰宅。
『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』の仕様書作り。
　まだまだ秘策を溜め込んでいるものの、集中して、１日１０数時間、ぶっ通し
で、仕様書を書くみたいなひきこもりタイムが取れないので、そのうち一度出来
上がった仕様書を読み返す必要があるかも。

　午後６時。家族３人、渋谷の「上海ヌードル」へ。
　店名とおなじ名前の、蟹の出汁がおいしい上海ヌードルに、Ｓサイズが出来た。
　Ｓサイズだから、小鉢程度かと思ったら、じゅうぶん大きい。
　これなら、あと一品、二品、注文できて、お店も、お客さんも一挙両得！
　不景気になると、お客さんの望むものを出せないお店は、どんどん潰れて行く
ということだ。

　午後７時３０分。帰宅。
『桃太郎電鉄12（仮）〜地方編』の仕様書作り。
　来週には、札幌スタッフが、東京に来て、本格的に『桃太郎電鉄12（仮）〜地
方編』の制作がスタートする。
　そんなわけで、最終的なラスト・スパートという意味もこめて、明日から、題
して、「土居ちゃん、柴尾英令くん、ストロウ・ドッグスも途中から来るよ！　
井沢どんすけ、♪きっと君は来ない〜、京都、大阪ツアー」にでかけます。