10月10日(木)

 午前5時。全日空ホテルクレメント高松にて起床。

 外は快晴!
 勝った! 私の勝ちだ!
 榎本48歳の暴風雨を呼ぶジンクスの負けだ。

 しかし、昨日のマッサージのもみ返しが来たようで、だるい。
 きょうは瀬戸内海放送の『桃いろ』の収録があるから、疲れていては、スタッ
フに迷惑がかかる。
『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の仕事を1時間ほどして、二度寝、三度寝を試
みる。

 午前9時。今ごろ、土居ちゃん(土居孝幸)、榎本48歳は、東京で飛行機に
乗る頃だろう。
 まだ時間があるので、嫁とさっそく、うどんを食べに行く。
『恐るべきさぬきうどん』(新潮社文庫)の麺通団の一員であり、地元広告代理
店セーラーの安藤芳樹さんから、たくさん出た宿題のなかから、「中北(なかき
た)製麺所」を選ぶ。
 ◎(にじゅうまる)で、いわしフライと、書いてある。
 何だろう? いわしフライとは。

 ホテルから、タクシーに乗って、「中北製麺所」をめざす。
 運転手さんに、地図を見せる。
 高松の讃岐うどん屋さんの大半は、田んぼの一軒家だったり、住宅地の細い道
を抜けた先に、ぽつんとあったりする。
 とてもじゃないが、タクシーの運転手さんの協力無くしては、たどり着けない
ようなお店ばかりだ。
 しかも農道で、両側には深い溝があったりするので、レンタカーを借りて、行
った日には、絶対脱輪する。

 きょうの運転手さんも、讃岐うどんが好きで、助かった。
 高松の運転手さんと、讃岐うどんの話をしながら、製麺所まで向かうのは楽し
い。
「運転手さんは、どこが好きですか?」
「いやあ。うどんいうのは、人によって、好みが違うもんですから…、私が好き
なお店をお勧めしても、お客さんの口に合うかどうかは…、わかりませんよ!」
という会話から始まる。

 そして、気がつけば、だいたいの運転手さんが…。
「あそこのお店の味は落ちたね!」
「あそこの麺は固いだけ!」
「息子が継いでから、あそこの店はさっぱりやね!」
「あそこは、やめときなはれ! 手打ちいいながら、機械で打ってます!」
 こんな調子で、すっかり、自分の好みを押しつけるようになっている。
 この打ち解け方の加速度もまた楽し。

 午前10時30分。勅使(ちょくし)町の「中北製麺所」へ。
 勅使(ちょくし)町という名前が格好いいが、古い町並みなどなくて、ごくあ
りふれた閑静な住宅地だ。 運転手さんが、わざわざ車を降りて、「中北(なか
きた)製麺所」の場所を、町の人から聞き出してくれた。

「いやあ! 3人目で、やっとわかりましたよ!」
 地元でも知られていないのだ。
 まあ、香川県には、讃岐うどんのお店だけで、700軒。
 高松市だけでも、300軒のうどん屋さんがあるというのだから、いちいちう
どん屋さんの存在を気にもしていないのだろう。
 ましてや、製麺所ともなれば、自宅の片隅の納屋を改造して営業しているだけ
で、ほとんど看板も出ていないから、よけい気づかない。

 まるで、自動車教習所のクランクの練習のような、曲がりくねった道を、徐行
運転で進む。
「あれ〜〜〜、この辺やと聞いたんやけど…」
 だいたい、運転手さんが困り始めたところに、お店はある。
「あっ! ここだ! ここだ!」
 このすぐにたどり着けないところがいいんだろうねえ。
『桃太郎電鉄』で、目的地が長崎のときに、ゴールするようなものだ。

「中北(なかきた)製麺所」は、比較的、広くて、きれいなお店のほう。  お店の人が「へ〜〜〜、タクシーでわざわざ来てくれたの?」と、喜んでくれ る。  おっ! 安藤芳樹さんが「◎」をつけた、いわしフライの文字がメニューにあ った。 「いわしフライ 時価」!  えっ! いわしフライは、時価なの?  いったい、いくら?  聞くしかないな。高いのかな。  あっ!  張り紙が貼ってあった。 「きょうのいわしフライは、130円です」     へなへなへな〜〜〜、脱力!  安すぎる。  麺もまた安い。 ・小  150円 ・中  250円 ・特大 350円  トッピングも安い。 ・長天   130円 ・天ぷら  100円 ・コロッケ  70円  話題のいわしフライの時価は、だいたいいつもは150円ぐらいだそうだ。 直接漁師さんから仕入れているために時価になる。  だったら、いつも150円でもいいんじゃないだろうか、時価で、わざわざ、 130円にすることないと思う。  いわしフライは、揚げ立てだ。  天ぷらは、揚げ立てにかぎるからね!  ここで悩む。  いわしフライには、ソースだろうか? 醤油だろうか?  讃岐うどんだから、醤油のような気もするが、私はフライにソースをかけるの が、好きだ。  ソースをかけて、食べる。  うまままあ〜い!  なんじゃいな、この美味しさは。  あつあつ、はふはふ、コロモをじゃきっと音立てる。  うまい、うまい、うまままあ〜い!  讃岐うどん博士の安藤芳樹さんが「いわしフライには、どぼどぼソースをかけ ましたかあ?」と言っていた。そうか。もっとソースを大量にかけるべきだった のか。
 おつゆは、澄んだスープのあっさりタイプ。  麺は、表面がやわらかく、なかは固く。  何だかなつかしい味だ。  あとで知ったのだが、宇高連絡船のうどんの麺は、この「中北(なかきた)製 麺所」の麺をつかっていたそうだ。どうりで、なつかしい味だったわけだ。   午前11時30分。高松築港の「北浜アレイ」へ。  ここは今、流行のベイエリアの倉庫を改造して、おしゃれなカフェや、雑貨屋 さんが入った倉庫街だ。  函館や、小樽のレンガの倉庫街を想像していたのだが、貨物船の荷物を保管す るためにつかわれていたような倉庫なので、外壁は、潮風で錆びまくったトタン 板。ちょっと、わびしい。  でも、こういう風景のほうが、ここには似合うかも。  まだお店のほうも、4〜5軒しかない。  今後、発展しそうな場所だ。
 嫁がここに行きたいというので、どこでこんな場所を知ったのかと思ったら、 なんと『桃いろ』第2回目の放送で、ここを知ったそうだ。  高松、岡山の人たちに、新しい情報を伝える番組なのに、東京の人間が利用し てど〜する。しかも出演者が真っ先に利用しているではないか!
「Naja(ナジャ)」で、コーヒーを飲む。  なかなか落ち着くいいお店だ。  ここのランチ・セットは食べに来てみたいな。
 次の高松でのロケのときは、1週間前ぐらいから来て、高松を堪能しまくろう かなあ。  本気で、高松を好きになっているよ。  高松で仕事ないかな?  1ヶ月に一度くらいの仕事なら、大歓迎だ。  午後12時。全日空ホテルクレメント高松に戻る。  おお! 土居ちゃん(土居孝幸)、榎本48歳、ストロウ・ドッグスのすとろ う小泉と石川キンテツも自費参加。 「やあ! えのクン、ひさしぶり!」 「ひさしぶりなのねん!」  土居ちゃんが笑っている。ど〜したの? 「まいりましたよ! 空港から、さっそくえのサンに、讃岐うどん食べてもらお うと思って、あたりやに寄ったんですよ!」 「おお! あの固くて、弾力のある、イカのような麺のお店!」 「で、行ったら、休業なんですよ!」 「定休日を調べて行かないからいけないんだよ!」 「調べて行ったんですよ、なのに臨時休業の看板がかかっていたんですよ!」 「え〜〜の〜〜も〜〜と〜〜!」 「まいっちゃったのねん!」  第一打席、あっさり、ホームランをライト・スタンドに叩き込んだって、感じ だね。 「おかげで、朝から何も食べてないのねん!」 「まったく迷惑な男だ!」  ストロウ・ドッグスのすとろう小泉と石川キンテツは、子どもの頃、『ジャン プ放送局』にあこがれていただけに、ドキュメントえのんの貧乏神ぶりを早くも 見ることができて、感激している。  もともと榎本48歳にごちそうしてあげようとすると、昔からどういうわけか、 悪天候で中止になったり、お店が休業だったり、榎本48歳の仕事の都合が悪く て来れない場合が多い。  だから、私、土居ちゃん(土居孝幸)、横山智佐は食べたことがあるのに、榎 本48歳だけ食べていないお店は、けっこう多い。  今回榎本48歳を、高松に呼ぼうということになったのも、半ば冗談で、値段 の高い料亭でご招待にすると、必ず榎本48歳の都合が悪くなるから、讃岐うど んなら、値段が安くて、キャラに合うから来れてしまうのではないか?というの が、発端だ。  恐ろしいことに、とんとん拍子で話が進み、きょうを迎えた。  やはり値段の安いもののときなら、えのクンは来れるようだ。  午後12時30分。読売広告の岩崎誠が、ロケバスで迎えに来てくれた。  ここから『桃いろ』の収録が始まる。 「桃娘(momoko)」のうち、うどん隊、ウクレレ隊のメンバーも乗っていた。    鬼無(きなし)駅に向かう途中、おにぎり屋でロケをしているので、そこまで 行って、撮影の終了を待つ。  気配りの帝王・岩崎誠が、お腹を空かせている榎本48歳のために、おにぎり 屋さんから、おにぎりを買って来てくれた。  岩崎誠が、えらいのは、男にもやさしいことだ。  世の中の大半の男は、女の子にだけ、やさしい。  榎本48歳、大喜びで、おにぎりを食べる。  美味しそうなので、私も土居ちゃんも、つい食べる。  美味しい! 鶏のささみのフライを海苔で巻いたおにぎりだった。
 すとろう小泉と、石川キンテツも、おにぎりを食べたいというので「だったら、 桃娘(momoko)たちの前で、だじゃれを言ったら、食べさせてあげるよ!」 と、いじめてあげる。 「いえ〜〜〜い!」と、喜ぶ、桃娘(momoko)たち。  ただでさえ、桃娘(momoko)みたいなアイドルを間近に見るだけで、緊張して いるふたりに、だじゃれなど、浮かぶわけが無い。 「いやいやいや…! いやいやいや…」  石川キンテツが、政治家の答弁のようなわけのわからない言葉を発している。 「いやいやいや…! いやいやいや…」 「石川キンテツ! おにぎりで、だじゃれをいえ!」 「いやいやいや…! いやいやいや…!」 「何なんだよ、それは!」 「いやいやいや…! いやいやいや…!」  泰然自若としているようなのかと思ったら、桃娘(momoko)たちの前で、ペッ ト・ボトルを持つ手が小刻みに震えていた。しかも目の前に、桃娘(momoko)が いるのに、目を合わせられない。かわいいじゃないか!  昔、井沢どんすけが、おにゃん子クラブのファンだといので、吉沢秋絵ちゃん に『ジャンプ放送局』に来てもらったのに、、真っ赤な顔をして、最後まで下を 向いたままだったことを思い出した。  午後1時。おなじみ鬼無(きなし)駅で、私と土居ちゃんによる、オープンニ ング・トークと、エンディング・トークを4週分収録する。  一応、今回は、4週間分の衣装を持ってきて、毎週着替えたぞ!
 2週目のオープニング・トークで、榎本48歳が登場! 「桃太郎電鉄石像」との共演となった。
「えのクン、大学時代の友人で、銅像とか、石像になった男は、えのクンが始め てなんだぞ!」 「ええ?」 「堀井雄二だって、私だって、銅像になっていないんだから!」 「そっか! 言われてみればそうなのねん! すごいんじゃないの?」 「貧乏神の石像だけどね!」
 3週目は、桃娘(momoko)の鈴木なおチャンが登場。  さかんにギャグを飛ばし、バカを演じられるのは、すごい。  現場の空気を読める頭のいい子だ。
 4週目には、とうとうストロウ・ドッグスのすとろう小泉と石川キンテツも登 場。何気に盛りだくさんな映像だ。
 午後2時30分。あっという間に、収録終了。  私たちの部分は終了したので、自由行動でもいのだが、幻のうどん屋と呼ばれ る「三島製麺所」へ、うどん隊が行くというので、ついていくことにする。  すごいよ!  遠い以上に、ロケバスは、見渡す限りの水田地帯を走り、山道を登って行く。  ぐるぐる山道を登る。  三半規管の調子が崩れて、もう少しで車酔いしそうになる。  桃娘(momoko)たちは、朝早くからの収録に疲れたのか、みんなロケバスのな かで、ぐっすり寝たまま。
 午後3時30分。恐ろしく景色のいい場所についた。  まわりを山で囲まれ、どこまでも田園風景が続く。  近くを川が流れる。  ロケバスと、橋の幅と長さがおなじ!  外国人カメラマンが好んで撮影しそうな、風景だ。  紅葉の季節に来たら、燃えるような紅葉が美しいだろうなあ…。
 昨年の新高松駅竣工のイベントに呼ばれて以来、スタートした讃岐うどん巡り も、ついにここまで来たかと思わせるような場所だ。
 うどん隊の撮影の間、初めて桃娘(momoko)のメンバーとじっくり話す。  いい子たちだよ。  かなり名前覚えたぞ。  来月まで覚えていられるか、怪しいけど。はっはっは。
 中途半端なアイドルは、私たちのようなおじさんたちのほうから話しかけない と、しゃべってくれないものなのに、向こうから話し掛けてくれる。  たいした問題ではないように思えるけど、けっこう大きな差だと思うよ。  ちゃんと、初参加のストロウ・ドッグスのふたりが孤立しないように、かまっ てくれる。おいおい! かまわれてど〜する、すとろう小泉に石川キンテツ!  すとろう小泉くんに、桃娘(momoko)とツーショットで写るチャンスを与えて あげる。思い切り、すとろう小泉くんの目が泳いでいるのが、笑えた。  いいねえ。若手のデビュー時代は。  青春時代の真中だねえ。
 桃娘(momoko)のひとりひとりが、場を盛り上げようとする気持ちを持ってい るのが、よくわかる。簡単そうでで、最も難しいことだ。  TBSラジオ『有限会社 桃太郎商店』で、調子率1位を獲得したときに、開 眼したんだけど、けっきょく、スタッフの息がぴったり合って、笑顔で作り上げ たものは、視聴者、聴取者、読者に必ず伝わるということだ。  ゲームも、おなじなんだけどね。  そういう意味では、桃娘(momoko)たちは、仲がいいし、仲がいい方向へみん なが向かおうとしている。スタッフも、桃娘(momoko)たちが人気が出るように、 必死に考えている。  こういう番組だからこそ、笑顔が絶えないし、そのムードが画面に出る。  いい番組だ。 「民放の深夜でもいいから、全国の人に見てもらいたいね〜!」というスタッフ たちの言葉に、この番組への確かな手ごたえが感じられる。  さて、ロケも終了して、私たちも食べられることに。  釜玉うどん、一種類である。  麺が冷たくて、おつゆが温かいものをもらう。
 むむっ。こ、こ、これは!  この麺の弾力はいったい!  ミロのビーナスのモデルの女性がいたら、この麺とおなじ白さと、肌の弾力は こうだったのでは?と思わせるような、美味しさだ。  うーーーん。正直言って、「池上製麺所」の味を最高峰と見て、そろそろ讃岐 うどんの大半を語れるレベルに達したかと思ったのだが、まだまだこんな大物が 潜んでいたとは!  讃岐うどんは、ますます奥が深い。
 驚いては、いけませんぞ!  この「三島製麺所」の麺一玉のお値段!  なんと、100円!  安い〜〜〜!  卵のお値段、20円!   「池上製麺所」の卵の値段より、安い〜〜〜!  しかし、ど〜して、讃岐うどんは、値段の安い順に、美味しいのだ!  完全に資本主義を無視しているぞ!  とにかく、「池上製麺所」に匹敵する美味しさなのだ、 「池上製麺所」1玉1卵のお値段……95円。 「三島製麺所」1玉1卵のお値段…120円。 「中北製麺所」1玉のお値段………150円。  まるで打点王争いのような数字だ。  でも、でも、でも、でも!  ど〜やって、この山奥にぽつん!とある「三島製麺所」にもう一度、食べに来 たらいいんだろう。  あの「讃岐うどん博士」の安藤芳樹さんでも、このお店のうどんを食べたこと がないという難易度だ。  JR琴平駅から、バスが出ているらしい。 「中通」というバス停で降りるらしいんだけど、「中通」という読み仮名をお店 のおばちゃんに聞いたのに、忘れてしまったよ〜!  JR琴平駅から、バスで20分と聞くと、妙に近い気がして来た。 「三島製麺」  香川県仲多度郡琴南町川東276  電話番号:なし  営業時間:10:00〜12:00/16:00〜17:00  定休日なし  ロケバスは、さらに走る。    午後5時30分。丸亀(まるがめ)の「ねぎラーメン小山」へ。  もう夕方5時過ぎだというのに、こっちはまだまだ空が明るい。  初めて、ラーメン屋さんの登場だ。  なんと、青ネギをみじん切りしたものを、高さ9〜13センチまで、うずたか く積み上げたラーメンが名物のお店だ。
「食べきれない日とは残してもかまいません」の張り紙は、親切だ。  勝手に、際物のような料理を作っておいて、残したら10倍の料金をいただき ますなどというふざけたお店が多いだけに、この張り紙は貴重だ。  しかし青ネギの山は、TV映像にとって、とても助かる。  どんなに美味しいものでも、味と匂いは画面から伝わらないから、見た目で、 凄さが、想像つくようなものが好まれる。
 このお店では、ウクレレ隊の撮影。  しばらくしたら、すっかりあたりは闇のような暗さ。  暗くなってから、闇になるまでの時間が早い。  水田の緑色だけが、闇夜にぽっかり浮かぶ。
 撮影終了後、晩御飯代わりに、ねぎチャーシューメンを食べる。  チャーシューが美味しかった。
 桃娘(momoko)の長谷川恵美ちゃんが、この山のようなラーメンを2杯食べ、 チャーハンを1皿食べ、またしても大食漢ぶりを発揮する。  長谷川恵美ちゃんは、先月の撮影で、カレーうどんの「鶴丸」で、3杯も食べ て、一躍スタッフの間で、話題になった子だ。  なのに、身体が細いのが、不思議。  長谷川恵美ちゃんは、今度CDデビューするし、DVDも発売されているそう だし、『週刊ヤングジャンプ』の表紙にも登場するそうだ。  がんばっているんですなあ、みなさん。  桃娘(momoko)には、ほかにもCDを出している子や、写真集も出ている子が けっこういるらしい。すでに人気がある子もいるらしいんだけど、私もおじさん になってしまって、アイドル雑誌など読まないので、わからない。  かなり桃娘(momoko)たちと、のんきにしゃべっている私たちは、アイドル・ マニアにとっては、羨ましすぎる光景らしい。  今はそういう情報をアイドル雑誌と、ホームページから、入手するらしい。  それぞれの女の子のホームページに行くと、その辺がわかるそうだ。  最近のアイドルは、ホームページが情報源なんだね。  けっこうその辺のことを、桃娘(momoko)の女の子たちに教わった。  私が芸能界で仕事していた時期とは、確実に形態が変わっている。
 午後7時30分。撮影終了。  ロケバスは、高松に向かう。  午後8時。全日空ホテルクレメント高松へ。  まだ桃娘(momoko)たちは、これから撮影が残っているそうだ。  大変ですなあ。    午後8時。琴電沿いの「歓(よろこび)中店」へ。  FMマリノの酒井秀樹くん、香川県政策部地域振興課の竹内守善さん、代理店 セーラーの漫画と讃岐うどんの博士・安藤芳樹さん。読売広告の岩崎誠と、岩崎 誠の友人で、出版取次店トーハンの矢田彰さん。  土居ちゃん(土居孝幸)、榎本48歳、ストロウ・ドッグスのすとろう小泉く んと石川キンテツくん、私、嫁。  毎回、高松に来ると、地元の人と宴会をするのが、恒例になってきて、楽しい。  竹内守善さんは、高松県庁で観光の仕事に従事されているので、私のように地 域活性化運動に興味のある人間にとっては、楽しい会話となった。
 おもしろいのは、竹内守善さんの息子さんが、フィギュアのモデラーの世界で 有名な、竹内信善(SINZEN)さんという人。  フィギュア・マニアなら、思わず「おお!」と叫ぶような人らしい。  ゴジラ・シリーズとか、ガメラ2のフィギュアを作ったりしているので、私も 見たことがあるかもしれない。 「歓(よろこび)中店」  高松市今新町  087(821)9566  午後10時30分。私と嫁は、全日空ホテルクレメント高松へ。  土居ちゃんや榎本48歳は、「鶴丸」へカレーうどんを食べに行くそうだ。  ようやく、長い1日が終了。  島津製作所の田中耕一さんが、ノーベル賞受賞。  2日続けての受賞は、暗い日本にとって、ひさびさに明るいニュースだ。  それに引き換え、国会の北朝鮮お土産問題!  「マツタケをどこに隠した!」と追求する間抜けな野党!  とくに「たかがマツタケ、されどマツタケ!」と、松浪チョンマゲ!  バカだね、あいつ。  ああ! 私は女性のポニーテールは大好きなんだけど、チョンマゲ男は、大嫌 いだ。国会で時間つかうような話題じゃないよ!
 
さくまNEWS

●『桃太郎電鉄さぬきうどん』が「めりけんや」サンのHPで    
 通販できることになりました! ぜひ食べてみてね!
 めりけんや http://www.merikenya.com/
さくまNEWS

●「桃いろ」瀬戸内海放送
   平成14年10月5日より毎週土曜日 
   午前10時50分〜午前11時30分放送。岡山・高松地区。

●「桃太郎電鉄ジャパンカップテレビ」スカパー・CSファミリー劇場
   平成14年11月2日より毎週土曜日
   午前0時〜午前0時30分放送。
   詳しくは→http://www.fami-geki.com/

●『桃太郎電鉄11〜ブラックボンビー出現の巻!』
   平成14年12月5日発売!
   プレイステーション2、ゲームキューブ同時発売!

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