9月12日(木) 午前7時。だるい。 まだ昨日の長野県岡谷市やまびこ公園の石段のせいで、寝足り無い。 それどころか、寝返りを打った拍子に、足がつった。 最近、ちょっと歩きすぎると、すぐ足がつる。 午前10時。四国高松に行く途中で、1ヶ所ぐらい取材で寄って行こうかと思 っていると、TVの天気予報は、どこも気温30度の予報。 それは、つらいなあ。 取材意欲が、簡単に薄れた。 嫁と、どうしようと悩んでいると、ちょうどヤサカタクシーの宮本さんの電話 が入る。 「何で、長野に行くのかなあ!と日記を読んでいたら、すぎやま先生だったんで すねえ!」 「そうなんですよ〜! 『亜麻色の髪の乙女』、よかったですよ〜!」 「うらやましいな〜!」 午前11時30分。ヤサカタクシーの宮本さんの運転で、産寧坂(さんねんざ か)の「黒豆茶屋 北尾」へ。 最近錦市場で食べた、黒豆御膳のお店が、清水寺の近くにもあった。 こっちのお店のほうが、開店時間が、午前10時からなので、早めにご飯が食 べたいときには、便利だ。ここも昨日の「麩屋町三条」とおなじく、東京からのお客さんを京都らしいお 店に連れて行くというときに、いいお店だ。 「ああ! のんびりこのまま京都で、2、3日ぼ〜っ!としていたいなあ!」と いうと、外で雨がぽつりぽつり降りだした。 またかよ。頼むから、頭から仕事が離れたとたん、雨が降り出すのは、やめて くれ! 私はこんなジンクスのために、生きているのではない。 食後、イノダコーヒ産寧坂店で、コーヒー。 午後1時。京都駅へ。 「みどりの窓口」で、プチ・トラブル! 新米でアホそうな女が応対するので、嫌だなあとおもったんだけど、「高松ま で乗り換え(接続)のいい新幹線を!」といったら「岡山で、1分で乗り換えっ て、無理ですか?」と来た! おいおい! 新幹線の駅で降りて、改札を通って、在来線に乗り換えるのに、 1分間かよ〜! 素人さんとの会話なら許すけど、「みどりの窓口」でキップを 売る人がいう言葉か!? マニアックな言い方すれば、岡山駅で、新幹線のぞみ号から、向かいのホーム のこだま号に乗り換えるのだって、無理なときあるぜ! のぞみが、16両編成 で、こだまが8両編成ってことがあるから、歩かされることが多いのだ。 「みどりの窓口」だけは、こういうとんちきな従業員は今までいなかっただけ に、ショック! 午後1時47分。広島行きひかり121号に乗車。 平日のこんな時間に、新幹線に乗る人は、さすがに少ないようで、新大阪でほ とんどのお客さんが降りてしまって、が〜らがら。 ガラガラなのはいいけど、冷房が効きすぎて、寒い。 車中、『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の追加アイデアを考えていると、外 が少しずつ晴れてきた。またこれかい! 午後2時57分。岡山駅着。 11番線の瀬戸大橋線に乗り換える。 おお! ホームの売店に「桃太郎電鉄さぬきうどん」が! たしか、きょうが発売日だ! これで「桃太郎電鉄食品」シリーズは、「桃太郎電鉄人形焼き」、「桃太郎電 鉄まつりずし」に続いて、第3弾だ! 別に著作権料を取っているわけではないので、うちにお金は入らないんだけど、 妙にうれしいなあ! 午後3時11分。快速マリンライナー39号に乗車。 車中、VAIOを開いて、『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の仕様書作り。 岡山から高松まで、1時間弱なので、バッテリーの充電が切れる前に着くので、 時間つぶしには最適だ。 ちょうど、目的地駅を決める作業をしていたので、高松駅を目的地に入れたく なる。 しかし、この快速マリンライナーは最近、ほとんど私の通勤列車だな。 午後4時8分。高松駅着。 全日空ホテルクレメント高松へ。 午後5時。ホテルロビーで、東京から飛行機でやってきた、土居ちゃん(土居 孝幸)、サザンオールスターズのベーシスト&ウクレレ伝道師・カズ坊(関口和 之)と待ち合わせ。 どうも、カズ坊(関口和之)はプレイベートで、この高松までやってきたよう なのだ。こ、こまった! 「へへへ。回りの人には、うどんを食べに四国まで行ってくるって言ってきたん だけど…」 「ええ〜〜〜! カズ坊(関口和之)! ってことは、今回の番組『桃いろ』に 出演できないってこと?」 「う〜んと、そいうことになっちゃうとおもうんだけど…」 「ひょっとして事務所にも言ってこなかったってこと?」 「うん。うどんを食べに行くって…」 「カズ坊(関口和之)〜〜〜!」 どうも私の知り合いは、土居ちゃんとカズ坊(関口和之)に代表されるような、 わがまま&マイペース人間しか残らないようだ。 「どんちゃん(井沢どんすけ)も、わがままですよね! だから残っているのか な?」と、土居ちゃん。 井沢どんすけよ! 君の大学の先輩は、このようなことを言ってますぜ! ちなみに、井沢どんすけも来る予定だったのだが、原作の書き直しが入ったの で、来れなくなってしまった。 まあ、うちのチームは「来れたら、来る!」を重んじているので、自由だ。 毎度おなじみ空気男爵こと、柴尾英令くんは、きょうは博多だ。 こんなやり方をしているのは、うちだけだし、ほかでは通用しない。 FMマリノ社長の酒井秀樹くんと、橋本朋弥くんが、高松シリーズ初登場のカ ズ坊(関口和之)に挨拶に来る。 お土産に、「桃太郎電鉄さぬきうどん」を持ってきてくださった。 でも私は高松駅に着いたとたん、駅のお土産品売り場で、東京の友人に、さっ そく「桃太郎電鉄さぬきうどん」と「桃太郎電鉄人形焼き」を送った。 午後5時30分。私、嫁、土居ちゃん、カズ坊の4人で、高松市田町(たまち) の郷土料理のお店「まいまい亭」へ。 瀬戸内海料理と書いてあるだけあって、旬の魚料理を食べさせてくれる。 なので、メニューはおまかせコースがあるのみ。 でも、美味しかったよ〜! こっちでは、アカバネと呼ばれる、かんぱちのお刺身。 鮎のひらら。 鯵の焼きびたし。 どれも美味しい。ほかにも美味しい料理があったんだけど、名前を忘れてしま った。すまん。 小豆島のもろみをつかった醤油酢が、独特だったなあ。 高松では昔、わさびが取れなかったので、このもろみ酢でお刺身を食べるのだ そうだ。 最後の、せいろの穴子めしが美味しかった。 明石、姫路、広島、宮島…。 瀬戸内海は、穴子の名産地だからねえ。 この、せいろの穴子めしを食べる目的だけで、このお店にもう一度来たいと思 ったおいしさだ。 午後6時。日本一長いアーケード商店街である、丸亀商店街を歩いて、喫茶店 で、『桃太郎電鉄』シリーズの次回作以降の話。 「カズ坊(関口和之)〜! 次回作では、30曲ほど!」 「ええ〜〜〜!」 「嘘だよ〜ん!」 恒例のギャグである。 ゲームの桃太郎シリーズも15年になるが、この3人のオリジナル・メンバー だけは、固定のままである。 午後8時。全日空ホテルクレメント高松に戻って、1Fの喫茶店で、東京から やってきた、TV番組「桃いろ」のスタッフと、明日の打ち合わせ。 メンバーは、読売広告の岩崎誠、マックスコムの大澤嘉工(おおさわよしのり) ディレクター、放送作家の野呂エイシロウさん。 台本を渡されたけど、困ったなあ。 土居ちゃんがさっさと「ボクたち、演技できないですよ!」 「え〜、さくまサン! ラジオでばんばんしゃべってるじゃないですかあ!」 「私はラジオ番組は好きなんだよ! TVは、まったく素人だよ!」 「いやあ、こんな調子でしゃべってくださればいいんですよ!」と、大澤嘉工 (おおさわよしのり)さん。 「甘いですよ! 素人はふだん通りの演技ができない!」 明日の集合時間などを打ち合わせて、終了。 午後9時。私は、ホテルの部屋で『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の仕様書 作りの続き。 まだ『桃太郎電鉄11(仮)』も発売していないのに、『桃太郎電鉄12(仮) 〜地方編』の目的地の話をされても、ピンとこないと思うので、今宵はこの辺で。
●9月21日(土)午後7時開演 浜離宮朝日ホール(築地)全席指定6000円 「アマデウス・アンサンブル東京--バッハを弾くよろこび、聴くたのしみ--」 ※業界の方で鑑賞希望の方は、うちの嫁まで、9月10日(火)までにご連絡ください。 メールはこちら→sakumacb@za2.so-net.ne.jp |
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