8月5日(月) うっかり昨夜、1960年製作のほうの『タイムマシン』を見て、夜更かしを してしまったよ〜。 続けて見ないと、ちゃんとした比較ができないと思ってね! 当時、この作品は相当大ヒットだった作品らしい。 それだけに、昨日の『タイムマシン』と比べると、メッセージ性、全体を通す 雰囲気、まとまりなども、1960年製のほうがいい。 後半のイーロイ族は、花園に住む無気力な種族という描き方になっていて、こ っちのほうがストーリーの主題がお客さんに伝わりやすい。 2002年製の『タイムマシン』の技術で、1960年製の『タイムマシン』 をそっくりそのまま描いたら、大ヒットだったろうなあ。 2002年版も、じゅうぶんおもしろいんだけどね。 午前6時。目が覚めたので『桃太郎電鉄11(仮)』の手直し部分を、札幌に 送る作業。 本当にほとんど、数値の変更ばっかり。 あとは処理速度が速すぎるので、遅くしてくれ!という、プログラマーさんた ちがいちばん嫌がる要求。 プログラマーさんたちは、処理速度で腕自慢をするようなものなのに、私はこ こぞ!という場面ではお客さんには、じっくり、たっぷり、ゆっくり、見てもら いたい。 今回の札幌のスタッフの人たちは、ゆっくりにすることの良さをたっぷり打ち 合わせてくれるので、「遅くして!」といいやすい。 午前11時。嫁と東京駅国際フォーラムのすぐ近くの「ミクニ・カフェ」へ。 ランチ・パスタのミートソースのフィジリとかいうのを注文する。 しばらくしたら、店員さんが来て、「フィジリを切らしてしまったので、ミー トソースのチェレンターニにしてもらえませんか?」という。 フィジリというのも、正しく聞き取れたかわからないくらい、どっちの名前も 知らないので、とにかく「いいですよ!」と答える。 ふたつの違いは、マカロニ…という言い方はおっさん臭いな。パスタの巻き方 が違うそうだ。フィジリがくるくるくるっと巻いて、チェレンターニのほうが、 くるくるって、よくわからんよ。 まあ、明るくて、清潔ないいお店なんだけど、パスタが出てくるまで、30分 もかかるのはいただけない。早く食べたいから、ランチ・メニューにしたのに。 きょうは午後12時から築地のハドソンで打ち合わせと、いつもより早い時間 でのスタートなのだ。急いでくれ! ひょえ〜〜〜、食べ終わったら、5分前。 あわててタクシーに乗り込み、6分で、築地のハドソンへ。1分遅刻。玄関で ちょうど、サザンオールスターズのベーシスト&ウクレレ伝道師・カズ坊(関口 和之)と、ばったり! 午後12時。築地のハドソンで、きょうは音楽の打ち合わせ。 メンバーは、今年築地のハドソンにほとんど初登場のW杯決勝まで見に行った 男・カズ坊(関口和之)。札幌からわざわざ来てくれた、佐藤昭洋くんに、サウ ンド課の嶋倉一朗くん。ハドソン宣伝部の石崎仁英くん。 むむっ。またしても柴尾英令くんが来ない。 寝くたばってるか、すっかり忘れているかのどちらかだろう。 あとで連絡があったときに聞いたら、後者のほうであった。 オール・オア・ナッシングの潔いデブだ。 きょうは、カズ坊(関口和之)の曲の音圧、アレンジなどをチェックする。 しかもチェックする曲数は、34曲。 カズ坊(関口和之)が、午後2時30分には、ここを出て、東京FMの生放送 に出演しないといけない。 わずか2時間半で、34曲全部聴いて、ダメ出しするのだ。ぎょえ〜! もしものことを考えて、急行系カードの曲とか、目的地到着画面の曲とか、モ モトラマンの曲から、カズ坊(関口和之)に聴いてもらう。 「もう少し主旋律がはっきり聞こえるように…」 「♪タ、タタン、タ、タッのところのベースの音が違うような気がする…」 「海の涼しそうな感じを大事にしたいので、あまりビーとを効かせないように」 と、ふだん寡黙なカズ坊(関口和之)が、次々に指図して行くのを見て、石崎 仁英くんが、目を丸くる。 「すごいッスよね…って、一瞬思ったんだけど、関口さんって、本来なら、こう しておなじ席に並べないような人なんですもんねえ! 当然ですよね〜!」と、 わかのわからない納得の仕方をする石崎仁英くん。 「ふだん寡黙だけど、いい曲書くよ〜!」と、私。午後1時30分。わずか1時間半で、34曲聴いて、指示出しを終えてしまっ た。めでたい、めでたい! カズ坊(関口和之)が、東京FMに向かったあと、私と佐藤昭洋くんと嶋倉一 朗くんで、新しいイベントのどこで、どの曲を使うかの打ち合わせ。 午後3時。こちらのほうも、順調にあっさり完了する。 いつもだと、テスト・ロムのあがりが遅くて、どのイベントのことを言われて いるのか、現物を見ていないので、忘れていることが多いのだけれど、今回はテ スト・プレイの真っ最中なので、わかる、わかる! やっぱりこういう仕事の進め方が、健全ですなあ! 午後4時。速攻、家に帰って仕事するつもりだったけど、必要な本があったの で、銀座くまざわ書店に寄り道。 必要な本はあったものの、嫁とふたりで、ほかの本を次々に買いまくる。 この姿を、ばっちりハドソンの大里専務に目撃される。 まだこの辺は、ハドソンのテリトリーだったもんなあ。 午後4時30分。それともうひとつ、大事な取材をするのを思い出した。 銀座並木通りのレストラン「ケテル」へ。 日本で最も古いドイツ・レストランだそうだ。 ドイツというからには、ハンバーグステーキが目当てなのだ。 このところ、夢のように美味しいハンバーグステーキのお店を捜し歩いている。 先日の代々木八幡の「せきぐち亭」は、家庭風ハンバーグステーキという観点 から見たら、文句のないハンバーグだった。 私の日記を見て、ストロウ・ドッグスのすとろう小泉くんが、「せきぐち亭」 にさっそく行ってくれて、「めちゃめちゃ美味しかったですよ〜!」と、興奮し ていた。 その興奮するほどのハンバーグステーキを、横に置いといて! とにかく夢のように美味しいハンバーグステーキを求める旅を続けているの だ。 本当に美味しいハンバーグステーキなら、どんなに値段が高くたってい い! このお店のハンバーグステーキは、3600円であった。が〜〜〜ん! し、しかし、味は…、夢のように美味しかったのだよ〜! 「ふんとうにィ〜〜〜!」と思わず、鼻の穴が広がってしまって、発音できない 状況に陥ってしまった! 見つかりましたよ! 見つかりましたよ! 値段が高いけど! 私の大好きな、タマネギのスライス揚げも乗っている! あの「ロイヤルホスト」のカレー・フェアで、ご飯の上に乗っている、鉛筆の 削りカスのようなタマネギですよ。 本物のタマネギ揚げは、味の奥深さが違うなあ! まあ、口一杯に広がる肉汁が、ご満悦〜〜〜! 桃源郷に2名様、ご招待〜〜〜!という感じだよ。 お店の人が、「本当はレアで食べるのがいちばん美味しい」といってくださっ たんだけど、どうも私はまだ味覚が子どもっぽいので、レアは苦手。 きょうみたいに、ミディアムで焼いたほうが、んまい、ふんまい! どうして食道楽の道は、奥が深いんだろうねえ。 いつも何気なく歩いている道に、こんな素晴らしい王宮があったなんて知らな かったよ! お客さんも、ほとんどの人が、白髪、銀髪の会社社長さん風ばっかり。 そうだろうなあ! いくら美味しくてもこの値段じゃなあ。 困った、困った。こんな値段の高いお店をまた好きになってしまった。 困るんだよ、値段が高くて、美味しいお店は。 すぐまた行きたくなっちゃうから! しかもあの美味しい物が大好きな娘に気に入られた日には…。 ああ、恐ろしや、恐ろしや…。 私が行ったお店を、じゅうたん爆撃のように行き歩いているすとろう小泉くん! このお店は躊躇するように。うっかり行くと、自爆テロになる。 ソーセージも美味しいし、パンが今まで食べたことのないような絶品だし、ス ープは美味しいし、もちろんドイツビールが絶品だそうだから、酔った勢いで、 注文しようものなら『桃太郎電鉄』の♪母さんが〜、夜なべをして〜に、似たあ の曲が流れてしまいますぞ! 午後7時。帰宅。 さっそく、『桃太郎電鉄11(仮)』のテスト・プレイの続きを開始! きょ うは夜遅くまでぶっ通しで、テスト・プレイするついもりなので、今夜はこの辺 で、アウフヴィーダーゼーエン! おお! 締めの言葉まで、きょうはドイツ語 でっせ〜〜〜!
●9月21日(土)午後7時開演 浜離宮朝日ホール(築地)全席指定6000円 「アマデウス・アンサンブル東京--バッハを弾くよろこび、聴くたのしみ--」 ※業界の方で鑑賞希望の方は、うちの嫁まで、8月31日(土)までにご連絡ください。 メールはこちら→sakumacb@za2.so-net.ne.jp |
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