7月11日(木)

 ふーーーん。
 私が思っているよりずっと、田中康夫長野県知事は、選挙になれば、圧勝の様
相らしい。
 だったら何で、県議会は不信任案を可決させたの?
 勝てると思ったから、不信任案を出したんじゃないの?
 頭の悪いやり方だなあ。

 台風が去った。
 ひさびさに台風の猛威を思い知らされた。
 岐阜県大垣市の水没を見ると、大垣市が<水の都>と呼ばれている理由がわか
る。大垣は川が多いのだ。

 午前8時。『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の仕様書作り。
 よせばいいのに、面倒なイベントを作ったばかりに、死ぬほど苦しむ。
 キーボードを打つ右手が、痛い。

 TVのニュースを見ていたら、帝京大学不正入学問題の厚生省副大臣の名前が、
宮路和明というのを見て、大爆笑する。
 桃太郎チームの作曲家・宮路一昭くんと、字は違うものの、音はまったくいっ
しょ! これ以上この話題が盛り上がると、宮路一昭くん、大変だ。

 午前11時30分。嫁と、和食料理の青山「穂積」へ。
 ここで、にわかサッカー・ファンとして名高い、成沢大輔くんと待ち合わせ。
 彼とはなかなか会う折り合いがつかないまま、半年が過ぎてしまった。
「最近、さくまサンの日記に、成沢さんがまったく出てこないんですけど、何か
もめたんですか?」という人もいたぐらいだ。
 なるほど。昨年はあんなに会っていたからね。
 でもあっちこっちのホームページ日記に、成沢大輔くんが出没するのを見てい
ると、会ってるような気がするから、不思議だ。
 このまま、成沢大輔くんと大喧嘩中と思わせるというのもおもしろいのだが、
仕事のことで相談したかったので、ギャグをやってる場合ではない。
「穂積」では、鯛茶漬け。  あいかわらず、このお店の料理は見事にうまい!  食後、「ドゥリエール」で、仕事の話。  悪魔のケーキは、食べませんでしたぞ! 食べたかったけど。  午後3時。嫁と伊勢丹で買い物ののち、帰宅。 『桃太郎電鉄12(仮)〜地方編』の仕様書作り。  今朝、始めた面倒な仕様書が、いっこうに終わらない。  午後6時。面倒な仕様書は、予定枚数をクリアした。  でも内容に没頭してしまったために、今度はとまらなくなってしまった。  クイズ問題にたとえると、100問作るつもりが、200問作ってしまったよ うなものだ。  午後7時30分。家族3人で、六本木の「櫻川」へ。  きょうは、ひさびさにすぎやまこういち先生ご夫妻とごいっしょさせていただ く。ご夫妻は、仕事でイギリスから帰っていらっしゃったばかり。  イギリスの写真など見せていただいて、ますます海外旅行の念が強まる。  まるで『ドラゴンクエスト』の町のような風景をたくさん見せていただく。  ふと、私はこういう風景の町が好きで、大学はこの風景にいちばん似ている立 教大学を選んだことを思い出した。  大学に入って、貿易会社に入って、世界中を飛び回るべく、立教大学に通うか たわら、津田塾英会話学校まで行って、英語を学んだ、私はどこへ行ってしまっ たのだろう? 生まれてこの方ずっと和風テイストの男になってしまった。  若い頃は、どちらかというと、西洋かぶれに近かったうような気がするのだが …。人の一生はわからぬものだ。  そんなわけで最近どうも、昔の名作映画の名所を巡りたい気持ちが、非常に強 くなっている。『ローマの休日』、『終着駅』、『シェルブールの雨傘』、『黄 金の七人』、『007』シリーズ、『ファントマ』、『おしゃれ泥棒』….  そして、ザ・ビートルズのリバプール。  人生の残り時間を考えると、飛行機の怖さよりも、塗りつぶしの楽しさのほう が勝りそうだ。  さらに、すぎやまこういち先生から、32年前に作曲した『亜麻色の髪の乙女』 の裏話など、聞かせていただく。グループサウンズ研究家を自認する私としては、 最高のごちそうなのに、きょうは「櫻川」の料理まで、ご夫妻にごちそうになっ てしまった。いいのかなあ。  ありがとうございました!  それにしても、「櫻川」の料理は、見事だ。  新宿伊勢丹の「正月屋吉兆」のときも、大好きだった、あわびの石焼きを食べ ることができたし、最後は関西風のお寿司が出て、驚かされた。  江戸前の味とは違う、繊細な味だ。  鱧(はも)のお寿司が美味しかったなあ!  いつものように野球にたとえると、140キロ台後半の高速スライダーが武器 のコントロールがいい投手のようだ。  ついつい、こんな投手が横浜ベイスターズにほしいものだと、無いものねだり。 話までそれている。
 午後11時。すっかり遅くまで、すぎやまこういち先生ご夫妻とすごさせてい ただいてしまった。    こんな幸せな生活を送っては、罰が当たってしまうので、『桃太郎電鉄12 (仮)〜地方編』の仕様書をさらに続ける。
 

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