７月７日（日）
　
　どうやら、田中康夫さんは、立候補しそうだね。
　長野県議会の人間は、田中県知事が、ダム廃止以降の政策を明確に県民に伝え
なかったという理由で、不信任案を提出した。
　では、田中県知事の県政が正しくないことを、県議会の人間たちは明確に県民
たちに伝えたのだろうか？
　いつの世も、反対するだけの人がいる。

　今朝も浜議員とかいう人が「田中県知事は、うわべだけの知事だった」とテレ
ビで言っていたが、ただ反対するくらい楽なものはない。
　この議員は、もう一度田中康夫さんが県知事に当選したら、辞職するといって
いたから、ぜひとも田中康夫さんには当選してほしいものだ。

　午前５時。どうも鎌倉の家は、目が覚めるのが早い。
　海辺のせいだろなあ。
　早く起きたついでに、仕事を始める。

　午前８時。嫁と海岸に出て、日光浴。
　風は強いが、天気がいいので、気持ちいい。
　海は、いつも表情が変わるから、飽きなくていい。




　午前９時。仕事場に戻り、仮眠。
　日光を浴びると、疲れる。

　午後１２時。「ヴェルグフェルド」で、シーチキンサンドにタマゴロールに、
コーヒー。
　
　午後１時。雑貨屋さんで、デッキブラシを買ってきて、仕事場のベランダのコ
ンクリート部分が苔むしてきたので、洗う。
　日曜日に水掃除っていうのが、いかにも湘南スタイルでしょ？
　でも、私の湘南スタイルは、あっというまに、へばる。
　どうもまだデッキブラシを使いこなすほどに、左腕は回復していないようだ。
　バケツの水も両手がつかえないと、ザパーーッとまくことができないんだねえ。
　何だかデッキブラシを持っての掃除が、やたらと楽しい。
　何でこんなに楽しいかと思ったら、中学生のときの水泳部のプール掃除を思い
出していたようだ。

　毎年、６月の終わりに、苔でぬるぬるしたプールの底を、デッキブラシで洗う
のが、水泳部の役目だった。これからひと夏、また泳げるぞ！と思うと、この掃
除は楽しかったのだ。
　磨き終わったプールには、氷のように冷たい水がドドドッと流れ込む。
　まる一日かかって、たまったプールに最初に飛び込めるのは、水泳部の特権だ
った。気がつけば、唇が紫色になるくらい震えてしまうのだけれど、毎年泳げる
季節が待ちきれなかった。

　そんな遠い思い出も色あせるぐらい、ちょっとデッキブラシをごしごしやった
だけで、へっとへと…。情けないったら、ありゃしない。

　あえなく、ベッドにひっくりかえる。

　あれ？　日本テレビの「Ｇ＋」という巨人軍専用チャンネルが、鎌倉ネットで
やっているぞ。あの番組って、課金制じゃなかったの？
「打撃練習から試合終了までを完全中継」と謳っていたけど、本当に松井選手の
バッティング練習をずっと映している。
　鎌倉ネットに、ＣＳサービスとかってあるのかなあ。
　どうも最近の電波事情は、よくわからん。
　最後まで見届けたいが、きょうは東京に戻る予定なので、帰り支度を始めない
といけない。

　午後４時。江ノ電で、鎌倉へ。




　鎌倉駅から、横須賀線。
　泣き叫ぶ赤ん坊をほったらかしにする馬鹿母親に嫌気がさして、隣りの車両に
移る。その後もずっと、こっちの車両まで、赤ん坊の叫び声は１時間続いた。
　すこしは、赤ん坊をあやせよな！

　叫び声が１時間続いたといったのは、私と嫁が品川駅で降りてしまったから。

　午後５時３０分。品川駅から、麻布十番へ。「点天（てんてん）」で、焼き餃
子と、おろし餃子を食べる。




　午後７時３０分。帰宅。
　スカイ・パーフェクＴＶで「横浜ベイスターズ対中日」戦を見る。
　先日も阪神の連敗を７で終了させ、きょうも中日の連敗を７で止めてあげた。
何て心やさしい糾弾…いや、球団なんでしょうねえ。

　今年はとことん最下位を満喫してほしいなあ。
　中途半端に４位ぐらいにまで上がれば、やり方は間違っていなかったと反省せ
ずに、来シーズンに臨んでしまう。
　長野県議会とおなじだ。
　不信任案可決などという、最下位に匹敵する醜態は、再び長野県に注目を集め
てしまった。長野県議員はもっと姑息な手段を駆使して、田中県知事を葬るのだ
と思ったのだがなあ。自信があるのかなあ？

　午後９時。録画しておいた『利家とまつ』を見る。
　きょうの放送は、本能寺の変だ。
　期待はしていなかったんだけど、まさか本能寺で、織田信長と明智光秀が向か
い合って、怒鳴り合うシーンを見せられるとは思わなかったなあ。
　もはやひどいを通り越して滑稽ですらある。

　でもよく考えれば、ここまで史実を無視して、作品を描いていいのなら、私も
歴史小説のひとつも書いていいのだということだね。
　そう思うことで、納得しよう。

『桃太郎電鉄11（仮）』の手直し作業の続き。
　うーーーん。作業が遅れ始めた。
　やっぱり明日、柴尾英令くんに来てもらわないと。