7月4日(木)

 横綱・貴乃花関が、また休場しそうだ。
 うるさい人たちは「いいかげん出場しろ!」とか、「出場できないなら、引退
しろ!」と勝手なことをいう。
 本当に勝手だと思う。
 もし、あなたが「おまえなんか、ろくすっぽ仕事していないんだから、廃業し
ろ!」といわれたら、どういう気分になるだろうか。
「人気稼業ではないか!」というかもしれないが、無理して出場したら、人気が
上がるのか? 勝たなければ、人気が上がらないのが、スポーツ選手だ。
 無理して、出場して、2日続けて負けようものなら、引退させられるのは見え
ているから、とことん直してから、出場すべきだ。

 それより、貴乃花関が1年半もの休場中、まだ小泉政権が続いていることのほ
うが、ちょっと「感動した!」。
 
 午前8時。『桃太郎電鉄12(仮)~地方編』の物件選定作業。
 ああ! 口に出していえないけれど、この作業を始めると、その土地に行きた
くて、毎日腰が落ち着かない。
 しかも『桃太郎電鉄九州編』でたとえると、きょう福岡県の各駅の物件を決め
ているときは、福岡に行きたくなり、明日、長崎県の物件を選定していると、長
崎に行きたくなるみたいなものだ。

 夏の暑い時期の取材旅行は危険なので、今のうちにでかけたい。
 ああ! うずうず。うずうず…。
 あと少しで『桃太郎電鉄12(仮)~地方編』の全物件が完成する。
 不明な部分の取材に行きたい!

 午前11時30分。原宿キディランドの隣り「ペルティエ」で、嫁と待ち合わ
せ。しばらくして、菅沼真理(通称:すがねまチャン)さん到着。
 むむっ。すがねまチャンが来ると思っていなかったので、黄色の洋服を着てく
るのを忘れたではないか! こういうときのために、パンツを全部黄色にしてお
くか。…って、黄色のパンツを毎回、すがねまチャンに見せるんかいっ!

 午後1時。私は仕事の芝刈りに、自宅へ。嫁とすがねまチャンは、ウインド
ウ・ショッピングで、命の洗濯に。

 やった! フィニッシュ!
『桃太郎電鉄12(仮)~地方編』の物件第1稿が完成した!
 うれしいよ~!
 今度の『地方編』は、全国編よりも、物件数が多いですぞ…おっと。今、聞い
たことは、せつにせつに、ご内密に!

 ふっふっふ。きょうから、このプリントを持ち歩いて、じわじわ、あれこれ、
秘伝のエキスを注入だ。
 ふっふっふ。井沢どんすけが気づかないような場所に、臨時収入の物件をちり
ばめてやるのだ。ふっふっふ。
 個人攻撃はやめましょう! ふっふっふ。
 やめる気ありまへん!

 午後2時。航空便で、札幌から、最新ロムが届いたので、さっそくひとりでテ
スト・プレイ! ふっふっふ。井沢どんすけ! また新しい絵が入ってますぜ、
へっへっへ。そうか。井沢は、明後日まで、このロムを見ることができないのか。
残念だね~。へっへっへ。
 井沢どんすけは、「新しいロムが来た!」というと、私の旅行したい病のよう
に、腰が浮いて、ウズウズしてしまうのだ。

 午後3時30分。買い物帰りの嫁と、すがねまチャンで、近所の「らぴす」さ
んでお茶。

 午後4時。「らぴす」さんの前を通りがかるハドソン宣伝部の梶野竜太郎くん
を店内からキャッチして、自宅へ戻る。
 すがねまチャンは、一時的にお仕事で、NHKへ。

 梶野竜太郎くんと、あれこれ打ち合わせ。
『桃太郎電鉄11(仮)』の年末企画が、春の頃は、単なる企画でしかなかったが、
徐々に形になって行きそうだ。
 あっと驚く発売形式になるかもしれませんぞ、おのおの方!
 さらに長いこと悲願だった企画も発進しそうだ。
 早く公表したいぞ!

 梶野竜太郎くんに、カズ坊(関口和之)からもらったプロモーション・ビデオ
を見せてあげる。
 今回、カズ坊(関口和之)は、あの元大関のKONISHIKIさんの歌『私
の青空』をプロデュースしているのだ。
『私の青空』といわれても、ピンとくる人は少ないと思うと、あの誰もが知って
るスタンダード・ナンバーだ。
 ♪夕暮れに~ 仰ぎ見る~ 輝くあ~お~ぞら~

 これをカズ坊(関口和之)のウクレレをフィーチュアして、KONISHIK
Iさんが歌っているんだけど、もう絶品! 歌が上手いし、味がある。
 いい仕事してるなあ、カズ坊(関口和之)は!

 午後6時。梶野竜太郎くんが次の仕事にでかけて、NHKの仕事から帰ってき
た、すがねまチャンとと私と嫁の3人で、麻布十番の「EDOYA(えどや)」
へ。

「EDOYA(えどや)」へ行くまでの車のなかで、すがねまチャンとふたりで、
セ・リーグ5位と6位を応援する同士、愚痴の言い合い!
 愚痴の言い合いなら、今年の横浜ベイスターズは話題が豊富ですぜいっ! 
 現に、広島相手に0対2と負けているので、食事に出てしまったくらいだ。

 また3連敗で、負け癖がつきそうだ…と、思ったら、カーラジオから、1対2
になったという他球場の途中経過が! おお!

 すがねまチャンは、すがねまチャンで、中日が巨人相手に2対0とリードして
いるのに、カーラジオは江藤のソロ・ホームページを伝えられて、おろろん、お
ろろんと、嘆き節。

「EDOYA(えどや)」に到着したときには、わが横浜ベイスターズは、2対
2の同点に、わっほ~!
 ハンバーグ・セットを食べ終える頃には、なんと! 5対2と逆転! 
「ええい、馬引けい~っ!」である。
 
 午後8時。石井琢朗選手の盗塁のように、速攻、自宅に帰って、テレビ神奈川
のスイッチを付ければ、5対4!
 おちょほほほほほ~! やばい! 追い上げられている! ひ~~~!

 ああ! 横浜ベイスターズの伝家の宝刀! タイムリー・エラーが飛び出てし
まった。ぐぬぬぬぬぬっ。5対5の同点だあ!
 今年の横浜ベイスターズに、同点されたら、突き放すだけの力が無いので、形
勢は一気に不利になる。

 走者が出ても、残塁をくりかえし、勝利の波は広島に向かって行く。
 8回裏。一死二塁で、バッター佐伯!
 ああ! 打った! 打った!
 二塁から、種田選手が帰ってくる。
 ボールも本塁に帰ってくる。
 思わずこっちの足も滑り込む!
 セ~~~~~~フ!
 ああ! まったく身体によくない展開だ。

 けっきょくこの1点が決勝点になった。
 選挙の1票の格差ではないが、横浜ベイスターズ・ファンにとって、1勝の重
みは大きいんだからね!

 ふっふっふ。気分よく、『桃太郎電鉄11(仮)』のテスト・プレイをまとめる
作業やら、手直し作業だ!
 

-(c)2002/SAKUMA-