5月19日(日)

 朝の天気予報では、お昼から、雨の降る確率は、50%。夜から、70
%では、予定していた鎌倉行きは中止せざるをえない。

 午前11時。また日本テレビ『どろぬま仲裁人』の主役が、杉良太郎さ
んだった。杉良太郎さんの度外れた正義感は、笑っちゃいけなんだけど、
笑える。
 きょうも、視聴者の奥さんからの依頼で、850万円にまで借金まみれ
になったダメ亭主を説得に行くんだけど、まあ、だいたい850万円もの
借金を作った男が、テレビ出演を拒否しないこと自体が、ダメな証拠だよ。
 出演料850万円もらえるなら、出てもいいいけどさ。
 この10年間で、17回の転職。しかも全部クビじゃあねえ。
 こういうやつにかぎって「男の意地」とか。きれい事を言おうとするか
ら、笑っちゃう。
『マネーの虎』もそうだけど、番組はおもしろいけど、この手の番組に出
ちゃいけないよ。うん。

 午後12時。何だい。雨が降らないどころか、じりじりと暑いじゃない
か。
 嫁と、表参道の老舗オープンカフェ「バンブー」へ。
 黒胡麻パン、ライ麦パン、白パンの3種類に、ショーケースに入った、
サラダやお肉を選んで、パンに乗せて食べる、このお店独特のシステムだ。
 ほとんどのお店が閉店するなか、表参道から路地に曲がった場所にある
のに、30年以上続いているのだから、見事としか言い様がない。
 きょうも、超満員だ。
 日焼けするほど、暑い。

 食後、あまりにもいい天気なので、渋谷に向うキャットロードのお店を
眺めながら、延々歩く。
 途中で、アロハシャツを1枚買う。
『週刊ヤングサンデー』の編集者・石川享くんのアメリカ土産でもらった
アロハ・シャツを先日着たら、評判がいいので、アロハシャツも着る気に
なった。
 昨日の朝枝信彦さんのコンサートもそうだけど、人から勧められたこと
は、まず疑問を持たずに乗ってみると、新しい世界が開かれるものだ。
 
 調子がいいので、渋谷駅の手前を左に折れて、国道246号を歩く。
 美味しいシュークリームのお店が潰れていた。残念…。
 表参道の森英恵ビルの1Fにたどり着き、お茶。何だい。ふりだしに戻
っちゃったじゃないか。スタート地点の「バンブー」は、すぐそこだ。私
と嫁は、市内循環バスか?

 午後3時。さらに家まで歩いて帰ったら、もう汗びっしょり。
 外出に、ハンドタオルがかかせない時期になって来たなあ。 

 DVDで『スパイ・キッズ』を観る。
 惜しい! 惜しい! 本当に惜しい!
 見るからに、ストライクゾーンに、切れのいい球を投げ込んだのに、
「ボール!」と判定されるくらい、惜しい。

『007』シリーズが死ぬほど大好きな私としては、『007』の匂いが
プンプンするこの映画は、非常に好きだ。スパイ物にかかせない秘密兵器
も、水陸両用の自動車。海上、潜水両用のポッド型の乗り物。ひとり乗り
の飛行機など、盛りだくさん。とくにチューイング・ガムをつかった武器
は、今までの映画に登場しなかったのが不思議なくらい、盲点だった。

 ただ、途中から、相手の敵ロボットを、子どもたちにしてしまったのが、
失投だった。親指のお化けとか、実に斬新なモンスターがたくさんいたの
だから、あのモンスター系で、押し通したら、『ハリー・ポッター』並み
のヒットも夢ではなかったと思う。

 そう思うと、やっぱり『ハリー・ポッター』のコントロールの良さには、
改めて舌を巻く。
『ハリー・ポッター』と『スパイ・キッズ』を続けて見ると、いいよう!
『ハリー・ポッター』のどこのシナリオをマニアックにすると、『スパイ・
キッズ』になってしまうのかが、よくわかる。

 でも映画を楽しく観るという点では『スパイ・キッズ』は、観て損の無
い映画だよ。私のようなクリエイターにとっては、そこで何で主人公の男
の子と女の子のレプリカ・ロボットを出しちゃうんだ!とか、ラストの大
逆転をああすれば、こうすればいいのに、惜しい、もったないと思ってし
まうのだ。

 うーーーん。たぶん、私は『スパイ・キッズ』みたいなゲーム、もしく
は漫画の原作を書きたがっているんだな。

 午後6時30分。嫁と、麻布十番の「たき下」へ。
 おまかせコースを注文したら、焼き魚と、煮魚の2種類も出てしまって、
食べきれなくなってしまった。苦しい。
 私たちには、一品多かったなあ。
 でも、値段の比較的安い和食屋さんとして、「たき下」は、。もはや、
さくまグルメの大エースだ!

 午後7時30分。大エースといえば、きょうも横浜ベイスターズ対巨人
戦なのですよ。もう毎日、毎日、書くのも嫌になるほど、見事に負け続け
ています。
 横浜ベイスターズは、毎試合5回までまったく点を取りません。
 5月に入って、勝った試合が無いのは、話題になっていますが、ホーム
ランも1本も出ていないのではないでしょうか?
 でも、過去のことをいくらほじくり返しても、試合に勝てるわけではな
いのです。あの名将・森祗晶監督の勘ピュータが狂ってしまったのだから、
もう横浜ベイスターズは、運休するしかないのです。

 ●●●●●●●●●●●やややややや

 と、大相撲のように、横浜ベイスターズだけ、ペナントレースから、離
脱させていただけないでしょうか?
 もうバッター・ボックスでも、ベンチでも、伏目がちな横浜ベイスター
ズの選手たちの暗い顔を見るのは、つらいです。
 
  (中)田中一徳
  (遊)石井琢朗
  (左)鈴木尚典
  (一)石井浩郎
  (三)石井義人
  (二)内川
  (右)ロドリゲス
  (捕)相川
  (投)――――

 このメンバーが、現在の理想形なんだけど、これでも弱そうだなあ…。
 やっぱり、佐伯と中根が戻ってくる。
 これしか連敗脱出方法はないですなあ。

 今夜も、巨人相手に、1対8。
 12連敗ということで、フィニッシュです(マネーの虎風でお読みください)。
 

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