5月15日(水)

 午前10時30分。嫁と、高円寺の整体さんへ。

 午後12時。高円寺南口の「フレッシュネス・バーガー」で、土居ちゃ
ん(土居孝幸)と待ち合わせ。
 メンチカツ・バーガーを食べながら、『桃太郎電鉄11(仮)』のイラ
ストの打ち合わせ。
「ずっと家にこもって、絵ばかり描いているから、煮詰まっちゃって!」 「早く、書き上げて、旅行に行こうよ!」  午後1時。嫁は自宅に戻って、土居ちゃんと三鷹駅へ。  三鷹駅南口CORALビル5Fの「美術ギャラリー」の「杉浦茂なん じゃらほいの世界」展を見に行く。駅の真正面のみずほ銀行の上だ。
 故・杉浦茂さんは、昔から、漫画業界筋に、熱狂的な人気を誇っていた 漫画家さんだ。  活躍した時期は、1960年代だから、若い人は、まったく知らないだ ろう。  私からして、子どもの頃は、そのシュールな作風と、省略の多いテンポ がなじまなくて、どちらかというと、嫌いな漫画家さんだった。  それが、大人になるにつれ、その独特な画風に引き込まれて行った。  一時期『ジャンプ放送局』でつかっていたフレーズで「…の助!」とい う言い方をしていたことがあったのだが、杉浦茂さんの「コロッケごえん のすけ」というキャラから来ている。  92歳まで生きた杉浦茂さんの若いときの絵、晩年の絵を原画で見てい くうちに、ある法則を見つけた。 「土居ちゃん、やっぱり急造のキャラは、こんな大作家でも、手に馴染ま ないんだねえ。ほら、何年後かに描いた、こっちの絵は、違和感のない絵 に進化している」 「あっ。ほんとだ!」 「やっぱり土居ちゃん、おなじキャラをずっと描きこまないと、いけない ってことだね!」 「う〜ん。そうですね!」 「プロ野球の投手も、新しい変化球を公式戦で、投げられるようになるま で、3年ぐらいかかるそうだからね!」 「フォーク・ボールとか?」 「プロだから、フォーク・ボール投げようと思えば、投げられるんだって。 でもすっぽ抜ける確率が高い場合は、公式戦で投げるわけにいかないから、 コントロールがつくまでに、3年間は必要だってことらしい」 「なるほどねえ!」  午後2時30分。JRで、土居ちゃんは荻窪駅で下車。私は千駄ヶ谷駅 へ。  午後3時。帰宅。 『桃太郎電鉄〜地方編』の物件を書き上げて行く作業。  午後4時30分。嫁と、原宿駅まで行って、駅前のスヌーピータウンで、 娘が駅に到着するまで時間つぶし。  スヌーピーのグッズは、実用性に富んだいい品物が多いねえ。  ただ絵を貼り付けましたというグッズでは、すぐお客さんにいい加減さ がバレるものだ。  午後5時30分。原宿駅のみどりの窓口で、娘のSuica定期券を買って、 そのまま麻布十番の餃子専門店「点天(てんてん)」へ。  きょうは、こっそり自宅から、大分県湯布院のかぼす醤油をこっそり持 って来て、餃子をこの醤油につけて食べようと目論んだ。  そのままでも、ここの餃子はじゅうぶん美味しいんだけど、うん。やっ ぱり、かぼす醤油につけて食べると、さらに美味しいなあ。  このお店は、接客もいいし、店長がよくお客さんに目を配っていて、好 感が持てる。  午後6時30分。帰宅。  また今夜も、スカイ・パーフェクTVで「横浜対阪神」戦。  きょうは、横浜球場まで行くつもりだったんだけどねえ。  どうも足が進まなかった。  ひとりで見に行くと、あの急勾配のスタンドはやっぱりまだ恐いし、狭 い座席の真ん中あたりの席になってしまったら、トイレに行くときが大変 だ。  プロ野球の観客動員数減少の原因のひとつに、座席の狭さもあると思う なあ。昔、悪評だった映画館の座席は、確実に広くなっている。  なかなか、試合内容の話題に入らないけど、もう、さすがの私が弁護で きないほど、今の横浜ベイスターズの投手陣はひどい。  相手投手に四球を与える。ヒットを打たれる。  投手前に転がったボールを、お手玉して取れない。  ポンポン!と、2死まで取ったあとに、四球を出す。  野手陣は、もっとひどい。  ランナーが出れば、併殺打。  1球目のストライクを平然と見逃す。  全力疾走をしない。  これって、草野球だよ。  そんなわけで、2対4で終了。  もちろん、9連敗。  もう何も言えまへんがな…。  そろそろ身体に変調が来そうだ。  明日、病院行くのやめようかな。血圧上がってそうだ。
心労のせいか、看板の文字まで「ベイスターズ」に見える!?
 

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