4月20日(土) 午前11時。嫁と原宿の「ペルティエ」へ。ブランチ・セットにコーヒ ー。 午後12時。新宿伊勢丹7Fのメガネ・サロンへ。 どうも最近スポーツ紙が読みづらくなって来た。横浜ベイスターズの不 調のせいかもと思っていたのだが、横浜ベイスターズも一向に調子が戻ら ないし、私の目も元に戻らないので、とりあえず検眼に来た。 検眼してみたら、近視のほうが、2段階、度が進んでいたようだ。 この度が進んでいることを、メガネ業界用語で、「累進(るいしん)」 というのだそうだ。あの「累進課税」とおなじ、「累進」である。 そう言われると、何だか税金が増えたようで、嫌なものである。 けっきょく、メガネを新調しないといけなくなった。 メガネって、2年置きぐらいに、新調するもんなんだってねえ。たしか に前回新調したのは、2000年の5月だったのだから、もうすぐ2年に なる。 午後2時。帰宅。 柴尾英令くんが来て、『桃太郎電鉄11(仮)』の打ち合わせ。 最近いろんな人から、ゲーム作りにおいて、柴尾英令くんというのは、 どういう位置づけの人なの?ということを聞かれることが多い。 プロ野球にたとえるならば、私が監督で、柴尾英令くんが、ヘッド・コ ーチである。いわゆる作戦コーチである。 きょうも柴尾英令くんに秀丸ソフトのいろいろなつかい方を聞きつつ、 札幌スタッフからの質問状に答えて行く。 いつものように、頭をきりきり、ぎりぎり、ぴりぴり言わせながら、 『桃太郎電鉄』のありとあらゆる場面を検証して行く。 ようやく、いちばん難しい問題について、本日、決着がついた。 ふうっ。うれしいと思う前に、ぐったり疲れた。 午後4時。敵に回すと恐いが、味方にするともっと恐い男・井沢どんす けが到着。私と柴尾英令くんが、文章をまとめている脇で、きょうは『巨 人のドシン』を始める。 あいかわらず、ドシンを無理やり働かせているようだ。 井沢どんすけという男、『ピクミン』で、ピクミンを酷使して、大量に 死なせ、『信長の野望』で、信長軍団を酷使しまくり、他国から攻め込ま れ、戦うこともできずにゲーム・オーバーになるタイプの男である。 「井沢どんすけは、ただ遊びに来ているだけなのですか?」という読者も いるようなのだが、きょうも井沢どんすけは、『桃太郎電鉄』の今後を左 右するような、ひとことを放っているのである。 本来なら、ここで具体的にみんなに教えてあげたいんだけど、井沢どん すけの特殊能力、その特殊能力を解読する私の能力は、秘伝中の秘伝なの で、公開するわけにいかない。 午後6時。私、嫁、柴尾英令くん、井沢どんすけの4人で、白金台の 「福わうち」へ。 「福わうち」が、麻布十番で「たらふくまんま」といっていたときのファ ンである菅沼真理(通称:すがねまチャン)さんも合流。 合計5人で、美味しい料理を食いまくる。 絶品のとろかつも食べましたぜ。 人数多いから、きんきの煮つけを食べた。 ごまサバはもちろん食べた。鶏の塩焼き、たこサラダ、あれこれ、あれ これ、とにかく腹ふくるるまで、食べまくる。 どうもこのお店を、私たちは以前の名前である「たらふくまんま」のイ メージで、たくさん食べないといけないと思っているようだ。 午後8時。腹ごなしのために、ちょっと歩いて、「都ホテル」へ。 世間話をしつつ、井沢どんすけが、「腰の低いわがまま男」であると、 みんなで認定する。はっはっは。また井沢どんすけに新しいキャッチフレ ーズができましたな。 午後9時30分。帰宅。 柴尾英令くんと打ち合わせて、作った文章を札幌のサーバーに送ろうと したら、サーバーに「文章が長すぎる」といわれる。 文章をふたつに分けても、長いといわれる。 3つに分けても、長いといわれる。 4つでも、ダメ! けっきょく5つに分けて、やっと送ることができた。 今回、いちばんの難問題だっただけのことはある。 ふうっ。
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