3月29日(金)

 明日から、四国なので、きょうは穏やかに1日をすごす。
 天気予報も、くもりのち雨だ。

 午前11時。家族3人で、錦市場の高級野菜食材屋さん「かね松」へ。
 ここの野菜は本当に美味しいんだけど、とにかく値段が高い。
 きょうも竹の子1本7000円なんていう、笑える値札があった。
 ももいちご3個1000円っていうのも、笑えるでしょ。3個って、3
粒のことですよ!

 さて、この「かね松」が野菜料理中心のランチのお店「やお屋の二かい」
を出してたというので、来てみた。昨日、満員だったのは、このお店。
 その名の通り、二階に案内されると思ったら、「離れ」のほうへご案内
しますといわれる。「離れ」というから、近いと思ったら、道路1区画分
くらい歩かされる。
 古い民家風の風情のある家だ。
 長寿ランチというのを食べる。  お店はあっというまに、満員。お客さんの平均年齢は、70歳近い。長 寿ランチというより、長寿の人が食べに来るランチのようだ。私でも若手。  味のほうは、「かね松」の野菜料理だというから、相当期待しすぎてし まったようだ。竹の子のはさみ揚げなど、美味しかったのだが、やっぱり 野菜だけだと、精進料理に思えて、物足りない。  午後12時。四条烏丸で、ヤサカタクシーの宮本さんと待ち合わせ。ま たしても宮本さんは、きょうを休日にして、うちの家族に付き合ってくだ さるそうだ。申し訳ない。仕事はいいのかな。  午後12時0分。京都山科区の将軍塚へ。  ヤサカタクシーの宮本さん曰く、隠れた名所。  交通機関がまずないので、ほとんどの観光客は来ることのできない場所。
 青蓮院門跡の飛び地境内となっている将軍塚大日堂(だいにちどう)の 庭園には、なんと、一本の木に紅白の花が咲く「変わり咲きの桃」が満開 を迎えていた。  この桃は「源平枝垂(しだれ)」という品種で、突然変異で二色に咲く ようになったらしい。
 庭には、ほかにも桜も美しいんだけど、さすがに高所で寒いせいか、満 開までには、あと一歩。  でも、高所からは、京都の町が一望できる。  京都の町は小さいので、本当に隅から隅まで見渡せる。
 将軍塚に向う途中の道にも、見事なピンク色の枝垂れ桜が咲いていた。  帰り際、強引に車を右側に止めて、眺めていたら、おまわりさんが通り がかってしまった。いかん、いかん。
 蹴上げのインクラインのあたりの桜は、今年も見事だ。たわわに白い。  さらに車は、南禅寺へ。  野村美術館のそばに、隠れた桜の名所がある。  ここには、毎年来ている。
 心配していた雨は、なんとかここまでもった。  午後1時30分。岡崎の「山本屋珈琲」でひと休み。  いやあ、今年も満腹でお腹が破裂しそうなぐらい、桜を見ることができ たなあ!  ヤサカタクシーの宮本さんのおかげで、京都じゅうを縫うように、最短 時間でたっぷり桜を楽しむことができた.  午後2時30分。寺町で、買い物。  午後3時。ヤサカタクシーの宮本さんに、マンションまで送っていただ く。  さっそく、『桃太郎電鉄11(仮)』の仕事開始!  清書するのに、3日かかったバラエティゲームの仕様書第1稿が、よう やく完成! ホッとする。どうもこれが完成しないと、便秘になったよう な気分だ。  これでやっと、また残っているこまかい仕様書の手直し作業に戻ること ができる。あとは土居ちゃん(土居孝幸)が死ぬほどたくさん絵を描くだ けだ。  午後6時30分。天気予報通り、外は雨。  遠くに行く気がしない。家族3人、近所の「柳屋本家」で、鱧(はも) の箱寿司に、鯛の押し寿司など食べる。  このお店の鱧(はも)の箱寿司は、甘くて、おやつのような美味しさ。  たま〜に、思い出したように、このお店には来ている。   午後7時。寄り道せず、マンションに戻って、ここ数日間の戦利品 (甘い物)をためし食いする。こんなことばっかやっているから、太る んだなあ。  仕事が進んだので、珍しく、家族3人で、のんびりTVを見る。  まずうちは家族揃って、TVを見るという習慣がない。  いよいよ明日は、高松へ。  明後日は、念願の除幕式。  今朝ほどから「除幕式に行きますよ〜!」というメールが届き始めてい る。 「年度末で、有休が取れなかった」という錯乱坊主くん、残念ですなあ!  除幕式はともかく、いつか一度は鬼無駅の「桃太郎電鉄石像」を見に来て ね。  除幕式の天気が心配。今のところ、雨の心配はないようだ。
 

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