1月24日(木)

 昨夜より、『太平記』(さいとうたかを・中公文庫)を読み始める。
 マンガ「日本の古典」シリーズだ。
 読みづらい。
 武将の顔が皆おなじで、読みづらい。
 一度登場したときだけ、武将の名前が書かれているだけで、あとで書か
れないので、全然誰だかわからない。そのわりに濃い顔が多いので、誰が
善人で、誰が悪人かがわかりづらい。

 午前11時30分。嫁と、青山「スパイラル・カフェ」。
 何やら巨大なホールに、大木が7本も立っている。
 その大木のなかに、スピーカーが埋め込まれている。
 水の音やら、鳥の音が流れている。
 森の中にいるような気分になるオブジェだ。
 そんな芸術作品を見ながら、チキンのストロガノフを食べる。  味は、まあまあ。ビーフ・ストロガノフは自主規制中なんだろうなあ。  食後、青山界隈の裏通りを散歩しながら、歩く。  午後12時30分。南青山のケーキ屋さん「アニバーサリー」へ。  以前、TVで都内随一の美味しさと評されていたので、嫁に探しておい てもらった。なるほど、これはわかりづらい場所にある。根津美術館の近 くのファッションビルのなかの一角だ。  美味探求のために、胡麻のブラマンジェ、キャラメル・プリン、いちご のショートケーキ。ふたりで3品を注文する気持ちは、甘党にしかわかる まい。
 うほっ。うひょひょうひょっ。こ、この味は…! こいつはまいった。 美味いなんてーもんじゃない! 桁外れに美味しいぞ! とくに、いちご のショートケーキの甘さと重厚さ!  これは、うちのデブ軍団を多数引き連れて、再度来訪せねばならない味 である。 「ピリピリピリ〜〜〜!」  笛を吹いて、集合するデブ軍団たち。『ピクミン』ならぬ、デブミンた ちである。  わしゃわしゃと、このお店のケーキをいつか食わねばならぬ。 「♪食べる〜、食べる〜、食べる〜、食べる〜、食べまくる〜」。  ちっともあの歌のパロディにならない。  ちなみに、デブミン。「デブ民」と書くと、もっと臨場感が増す。  午後1時30分。帰宅。 『太平記』(さいとうたかを・中公文庫)の続きを読む。  ようやく、上下巻を読み終える。  しんどかった。  さらに『日本史探訪第8巻』(角川文庫)で「南北朝と室町文化」を読 む。  まるで、受験生のような生活になって来た。  でも好きで覚えるいまのほうが、すいすい頭に入って行くのが、不思議 だねえ。高校の歴史の授業も、NHKの大河ドラマを見せてから、授業す ればいいのにねえ。古代は、『プロジェクトX』の発掘物でも見せればい いし。  まあ、こんなことは自分でやるべきなんでしょうね。  気づいた頃には、半世紀が過ぎようとしている。反省記(だじゃれ含む)。  昨年暮れから、京都にこもっている間に溜まっていた、『週刊モーニング』、 『週刊コミックバンチ』を読む。まとめて読むと、さすがにぐったり。  きょう届いた『月刊ベイスターズ』も読む。    午後6時30分。土居ちゃん(土居孝幸)、柴尾英令くん、嫁と4人で、 西麻布の「内儀屋(かみや)」で食事しながら、仕事の話。  食後、喫茶店でさらに仕事の話をしようとするが、柴尾英令くんが、例 によって、うつら、うつら、眠り始める。  また寝ながら、返事をしようとするので、帰ることに。  午後9時。帰宅。  今夜は、石ノ森章太郎さんの『日本の歴史』(中央公論社)で、足利尊 氏近辺を読む予定。これでこの時代についての基礎知識ぐらいは身につく だろう。
 

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