1月1日(火) 紅白歌合戦。 小林幸子に、美川憲一。 何ていう曲を歌ったか覚えている人〜!? 覚えてないよなあ、衣装しか。 でも小林幸子は、毎年見ている人にとっては、もう何をやっても驚きの 度合いが年々減って行く一方だから、大変だなあ。 故・河島英伍さんと堀内孝雄さんのVTR共演が、泣けましたなあ。 河島英伍さんって、おなじ年だったからなあ。 深酒の人は、当然のように死ぬのが早い。気をつけたほうがいい友人が 多い。 それにしても、PTAに叩かれ、絶対NHKに出演することなど絶対に 考えられなかったドリフターズが、出まくりだったのが、快挙だねえ。N HKもくだけたものだ。 そんなわけで、新年あけましておめでとうございます! 午前8時。元旦は毎年、極力仕事をするようにしているので、『桃太郎 電鉄11(仮)』の仕事を再開。 午前11時。マンションにて、炭をおこして、お餅を食べる。炭だと、まったく違う食べ物のように、味が違う。まろやかな味になる。 お餅のふくれ方も、全然違う。 この食べ方をしちゃうと、ガスで焼いたお餅が二度と食べられなくなっ てしまう。 食後、さらに『桃太郎電鉄11(仮)』の仕事を続ける。 午後1時30分。仕事が煮詰まって来たので、初詣にでも。 嫁と、近所の本能寺へ。 「敵は本能寺にあり!」でおなじみの本能寺だ。 織田信長が暗殺された本能寺は、二条城のほうにあった。 ここは、豊臣秀吉が建てた。 織田信長廟もある。本能寺で亡くなった人の一覧が立て札になっていて、 歴史の本を読んで、知識が溜まると、ここに書かれた人のことがわかるよ うになるので、成果を試しに来ているようなものだ。 有名な「桶狭間の戦い」のときの功労者や、斎藤道三に会ったときの兵 士とか、けっこう歴史上有名な武将も、織田信長といっしょに死んでいる のが、年々わかるようになって来た。 午後2時。河原町の「自遊人」へ。 土鍋カレーのお店だ。 お正月なので、年始代わりにご主人が、お客さんに筆で、あれこれ言葉 を書いてくれるようだ。私はいつもこの風変わりなご主人が、いつも「男 前」と書かれた名札をつけているので、「男前と書いて」とリクエスト。 「ボクみたいに男前になりたいんでっか!」と、あいかわらずのおとぼけ 口調。 「『男前』が、専売特許でダメなら『男前に生きよう』でもいいよ!」 というわけで、「男前に生きたい!」と墨痕鮮やかなる書をいただく。 あげくに「名前は?」というので、「さくま」というと、「下の名前は?」 「あきらです!」と答えたばかりに「あきちゃんへ」と書かれてしまった。 はは。 こういうやりとりがあるところが、京都のお店らしいところだ。 黒胡麻珈琲に、ネーブル・ジュースなど飲む。 午後3時。マンションに戻って、さらに『桃太郎電鉄11(仮)』の続き。 もうちょいで完成だ。 午後5時30分。すぎやまこういち先生ご夫妻のマンションに新年の ご挨拶。 きょう、東京から、「プティ・ポワン」の北岡ご夫妻が到着。 娘と、娘の知り合い、大川くんも到着。 8人揃って、「おめでとうございま〜〜〜す!」 名月庵のおせち料理に、北岡シェフが作った、サーモンのお漬物巻きを いただく。このサーモンのお漬物巻きが、美味しい。京都錦市場の赤かぶ と、しょうがが妙にサーモンと合う。 オーケストラのアレンジをする人が、トランペットとバイオリンの弦の 音が合うはずだと想像して、譜面を書くように、北岡さんには、サーモン とお漬物の味が合うはずだという推測が立つらしい。 この「推測」が、プロフェッショナルの資質なんだろうねえ。 北岡さんの料理作りから学ぶことは本当に多い。 食後も、楽しく歓談。お腹もいっぱいで気持ちいい。 毎年、こんな素晴らしい新年ばかり迎えてると、罰が当たるなあ。 午後9時30分。京都のマンションに戻る。 『桃太郎電鉄11(仮)』の続き。 明日ぐらいには、ほぼ完成の予定。スリの銀次とか、今年の4月以降じ ゃないと決定できないイベントもあるからね。
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