12月29日(土)

 午前7時。『桃太郎電鉄11(仮)』の仕事をぽつり、ぽつりと…。


 けっきょく、昨夜、『忠臣蔵 1/47』を最初から最後まで見ちゃった
よ〜!

 かの「モーニング娘。」を作り上げた、つんくが「自分がキムタクだった
ら、努力しなくてもいいけど、キムタクじゃないから努力するしかない!」
という意味の名言を吐いたらしい。
 
 でも、アリtoキリギリスの石井正則くんの言葉を借りれば、キムタク
(木村拓哉)は、努力の塊なのだそうだ。しかも、その努力している様を、
絶対人に見せないんだって! ロケ現場に絶対、台本を持って来ないんだっ
て。全部頭に入っているそうだ。男前だねえ。

 キムタクのような美男子に努力されたら、勝ち目が無いねえ。はっはっ
は。戦おうとするなよ。
 そんなキムタクの凄さをまざまざと見せつけられたようなドラマだった。
 格好いい! 本当に格好いい!
 セリフを言わないときの表情がいい。
 荒削りなところが、まだふんだんにあるのがいい。
 松田優作さんみたいな役者になって行くのかな。

 シナリオもよかったし、セリフもよかった。
 脚本も演出家によって、良くもなれば、悪くもなるからね。
 NHKのほうが、いろいろと制約が多かったんだろうなあ。
 どんな裏事情があろうと、クリエイターは作品で、すべてを評価されて
しまうから、つらい。
 
 午前11時。寺町通りの「喜多方ラーメン蔵」で食事。

 そのまま、京都のマンションに戻って、『桃太郎電鉄11(仮)』の仕
事。
 もう10日ぐらいになる。
 どんどん仕事のペースが落ちて来ている。
 次回作に、九州編のような作り手にとって、魅力的な部分が無いからだ
ろうな。仕事っていうのは、量より魅力のほうがペースを速めるものだ。
 製作期間1年じゃ、ゲスト怪獣も出せない。

 午後3時30分。東京から、嫁と娘が到着する。
 家族が揃う前に、仕事を終らせてしまいたかったなあ。

 うひゃあ。年賀状が到着したあ。
 そうだ、まだ年賀状を書いていなかったのよ。
 いまから500枚にコメント書くのは、難しいなあ。印刷と宛名書きは
「筆王」さんにやらせておいたからね。でも、この「筆王」さんが気まぐ
れでね。裏の絵は印刷できたのに、ア行の最初、青木澄江さんを印刷した
ん、次の人から印刷ができない、原因不明のトラブルが発生。
 青木澄江さんの次の人がいけないのか?と、その次の人印刷しようとし
ても、ダメ。仕方なく「筆王」の最新版に替えた。それでもダメ! それ
じゃ、プリンターの相性のせい?と、ついに菅沼真理(通称:すがねまチ
ャン)さんが、キャノンのプリンターをかついで、原宿の家まで来てくれ
たそうな。
 それでも、印刷できなかったそうな。
 けっきょく、どうも7桁になった郵便番号に原因があるようなんだけど、
はっきりしたことはわからず終い。
 この3週間、嫁はずっと、年賀状と格闘していた。

 そんなわけで、一部、郵便番号が手書きの500枚のハガキを、嫁が東
京からもって来てくれたってわけ。
 仕事のほうを先に終らせたいし、どうしよう。
 年賀状は、あと2日ぐらいだしなあ。
 別に『桃太郎電鉄11(仮)』はまだ契約も交わしていないから、作ら
ない可能性だってあるわけだしなあ。

 まずは、年賀状からにしよう。

 う〜ん。ワープロの生活になれてしまうと、なんて直筆がつらいんだ。
 つかう筋肉の場所が違うみたいだな。
 手首が思い切り、痛くなる。
 私の場合、右手が動かなくなると、左手が不自由なので、日常生活がで
きなくなってしまう。
 あ〜〜〜、直筆はイライラする。漢字を忘れている。字が汚い。
 急いで書くと、さらに字が下手になる。
 ボールペンで誤字は直せないなあ。
 TVで、消せるボールペンのCMやってたなあ。何て名前だったっけ?
 ちっともハガキの山が減らない。

 午後6時。家族3人、寺町三条の「三嶋(みしま)亭」で、好例のオイ
ル焼きだ。1週間ぶりに美味しいものを食べた気分。
 やっぱりここのお肉は美味しいねえ!
 タマネギも、キャベツも、ネギも美味しい。

 オーナーが亡くなって、ちょっとお店の雰囲気が微妙に変わった。この
変化がいい方向に行くのか、悪い方向に行くのか、まだわからない。
 老舗の味と品格を守り続けるのは、大変だろうなあ。

 家に戻って、今夜はずっと、年賀状書き。
 きょうじゅうには、とても終わらない。
 

-(c)2001/SAKUMA-