12月25日(火)

 あ〜〜〜、谷繁捕手が、中日ドラゴンズに行っちゃったよ〜〜〜!
 横浜ベイスターズ優勝当時の選手がどんどんいなくなっちゃうよ〜!
 来シーズンに向けて、いい話が無さすぎだよ、横浜ベイスターズ。
 せめてTBSが、筆頭株主になってくれいっ!

 午前11時。ここへ行かないと京都に来た気がしないので、「イノダコー
ヒ四条店」へ。この店の座席に座ると、湯水のようにアイデアが湧いて来る
のだが、きょうは谷繁ショックのせいか、不発もいいところ。
 
 きょうは、京都生活用品買い物紀行。
 まずは四条通りの大丸で、靴下を買う。生活感が出てるでしょ。

 烏丸四条から、バスに乗って、北野白梅町に向うはずが、バスが来ない。
 来ないわけだ。1時間に1本しか無い。
 でもちょうど、その1時間に1本の発車時間なので、待つ。
 来ない。
 と思ったら、なんと! 立命館大学行きは、学校が休学日は、運休とある
ではないか! すでにもう学校は冬休みに入っている〜!

 仕方ないので、タクシーで北野白梅町へ。
 よく京都の旅の本には、「京都はバスを利用すると、実に便利!」などと
書いてあるけど、あれは絶対に嘘!
 行き先がバスのフロント部分に書いてあったら、誰でも最短で、その目的
地に着くと思うのが、人情。ところが、京都の場合、「コ」の字型に、びっ
くりするぐらい遠回りして走ることが多い。
 北上すれば、すぐじゃん!…のはずなのだが、実は北上する地域は、住民
が少ないから、バス路線が通っていなかったりする。

 京都は、南北を走る地下鉄に乗って、最寄の駅から、タクシーに乗るのが
いちばん! 京都は小さい町だから、どこへ行くにも、タクシーで1000
円以内だ。
 うちがいつもヤサカタクシーの宮本さんにお願いするも、タクシーのほう
が安上がりなせいだ。しかも「だいたいきょうはこの辺を観光します」と言
えば、京都のタクシーさんは、割引料金システムがある。

 そのうち、旅行マニアではない人のための、横着旅行の旅の本でも書きた
いな。旅行の専門書って、旅なれている人向きで、どこへでもずんずん歩い
て行ける人向きの本ばかりなんだもん。安上がり旅行のほとんどが、100
円安い程度だったりするからねえ。
 私だったら、少々値段の高いホテルに泊まって、その土地のご当地ラーメ
ンを食べることをお勧めする。
 間違いだらけの旅行本が多すぎるように思う。

 午後12時。北野白梅町イズミヤ。大型スーパーだ。
 3Fのメガネ売り場で、メガネ・ケースを買う。老眼鏡入れが壊れた。
 ついでに、売り場で「京都に大きなスポーツ品店が無いか?」と聞く。
「御池堀川のあたりに、ミツハシというのがあるはずやけど…」
 あれ? 御池堀川なら、京都のマンションに近いではないか。

 北野白梅町から、バスで南下。
 西大路御池で、下車。
「御池」という文字があるので、「御池通り」に近いと思ったのだが、どう
もこの景色は京都の市街地から外れている。どう見ても、二条城よりも西だ。
バスを乗り換えようにも、バス路線が無い。
 京都は、バスはたくさん走っているのに、どれもこれも、京都駅か、四条
河原町に向うだけである。ここ以外に行くことができないに等しい。
 歩くか?とも思ったが、ひとりのときは遭難確率が高いので、やめておい
たほうが無難だ。

 またタクシーに乗る。
「そら、御池堀川まで歩いたら、えらい距離でっせ! しかも、スポーツ品
店のミツハシは、御池堀川ではのうて、御池烏丸でっせ!」
 えっ? 御池烏丸なら、さらに京都の家に近いぞ。
 そんなお店あったかなあ…。

 午後1時30分。御池烏丸のミツハシ・スポーツへ。
 あれ? 京都博物館に近い、御池通り沿いではないか。気づかなかったな
あ。
 ミツハシ・スポーツで、リストバンドを買う。
 最近、左腕のリハビリがさらに順調で、リストバンドが1キログラム程度
では、軽くて、軽くて、カンラカラカラなのである。東京と鎌倉の家のリス
トバンドはすでに、2キログラムのリストバンドを置いてある。
 京都でも、この2キログラムのリストバンドを置いているお店が、ほとん
ど無いのだ。それで大型スポーツ品店を探していたのだ。
 さすが、タクシーの運転手さんも知っているミツハシ・スポーツ! 2キ
ログラムのリストバンドを置いていた。
 でもリストバンドは、1個2キログラムのやつがふたつ入っているので、
持って帰るだけでも、運動になる。重い。こうなると、下手に京都のマンシ
ョンに近いのが、仇になってしまった。近過ぎて、タクシーに乗る距離じゃ
ない。

 午後2時。リストバンド、合計4キログラムが重たいので、三条堺町通り
の「イノダコーヒ本店」に寄る。
 本日、イノダコーヒ四条店からスタートして、イノダコーヒ本店へ。何だ
か、ふりだしに戻ったような気分だ。

 午後3時。近所のセブンイレブンで、電球を買って、京都のマンションに
戻る。
 靴下、メガネケース、リストバンド、電球。
 庶民的な買い物なわりに、小旅行気分。

 午後4時。仕事…。

 午後6時。近所の「とり市老舗」で、天むすを買って来て、食べる。
 京都らしい寒さになって来た。京都らしい寒さというのは、骨が痛くなる
寒さのこと。北海道より、京都のほうが絶対寒い。

 食後も、仕事…。『桃太郎電鉄11(仮)』はすでに昨日、進行系カード
の仕様書が完成。便利系はさすがに時間がかかる。

 TVで『世紀の漫才格闘技・M―1グランプリ2002』という番組をや
っている。札幌、大阪、福岡の会場のお客さんが、プロアマ問わず勝ち抜い
てきた漫才コンビを審査する。東京会場が無いのは、この番組が関東で流れ
ていないせいだろう。司会・島田紳助、審査員に、松本人志、青島幸男さん、
鴻上尚史さん、春風亭小朝さんといった真剣風の作りになっているところが、
いかにも関西発の番組だ。
 決勝大会に残って来たのは、中川家、DonDokoDon、ますだおかだ、ハリガ
ネロック、アメリカザリガニといった、けっこう有名なコンビ。吉本主催な
のに、松竹芸能も出場しているところに、この狙いが露骨に出ている。
 そんな調子だから、DonDokoDonがまったく大阪会場の票が取れなかったり
して、おもしろい。

 結果は、中川家が初代グランプリに。まあ、順当かなあ。
 昨年、バッファロー吾郎のふたりからの誘いで、ホームラン寄席の審査員
をしたときのハリガネロックが準優勝だったのは、なんだかうれしかった。

 関西は、こういう番組が成立するからいいなあ。
 

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