11月30日(金)

 横浜ベイスターズの身売りの話。何でも巨人のナベツネ・オーナーにも
事前に話を通してあったっていうじゃない! それが表沙汰になったとた
ん、一転して反対するかねえ。しかも常套手段の巨人がリーグを脱退して、
新リーグを結成するという絵札をちらつかせての脅しだもんなあ。先にみ
んなでリーグを脱退して、大リーグに行こうよ。
 すでにシアトル・マリナーズと、ニューヨーク・メッツに谷繁捕手と
小宮山投手を派遣して、2チームは、横浜ベイスターズ傘下のチームにな
りつつあるぞ(思い切り負け惜しみ)!
 わがままな男だねえ、ナベツネは!
 今回の話は、フジサンケイ・グループという同族会社が、同一リーグの
2球団を保有するのはよくないというのは、たしかに正論だ。
 でも水面下で了承していたことが、表に出たら、反対するかねえ!
 とはいえ、業界ではいくらでもいるよなあ、こういうやつ。
 200万円で請け負わせた仕事を納入したとたん、150万円に値切る
会社とかね! ちょっとたとえが違うか。わっはっは。

 午前11時30分。嫁と、「表参道蕎麦工房」へ。
 これから冬にかけて、氷を入れた鍋でお蕎麦を冷やす本格派の蕎麦作り
のお店は大変だなあ。楽(らく)をすれば、きりがないけど、苦労の度合
いも、きりがない。いいお店だ。

 食後、都営バスで、新宿4丁目へ。新宿高島屋の近くで降りたかったん
だけど、失敗。ひとつ手前のバス停「千駄ヶ谷6丁目」のほうが、ちょっ
とだけ高島屋に近かった。バスは「○○○薬局前」のように宣伝を入れる
ものだから、高島屋がスポンサーにならないと、どこで降りたらいいか、
不親切になる。不親切の上塗りなことに、バス停がどちらも、高島屋から
遠い。
 都営バスなのか、高島屋なのか、とかく会社のエゴが、お客さんを苦し
める。
 ナベツネのエゴが、セ・リーグを苦しめる。

 紀伊国屋新宿南口店で、松尾芭蕉関係の新刊を探していたら、お目当て
の本がない代わりに、松尾芭蕉に関する本が、何10冊も置いてあった。
買っていない本が9冊あったので、購入。
 ハードカバーの固い表紙の本ばかりなのに、9冊で2万円行かないなん
て、本は安いよなあ。学術書だけは、せめてゲームの値段とおなじ、58
00円か、4500円であってほしいなあ。でないと、学術書を書く人が
いなくなって、文化の系譜が途絶えてしまう。
 資料も調べずに作ったようなコンピュータ・ゲームが多い昨今、学術書
の値段の安さを痛感する。

 午後2時30分。帰宅。
 1ヶ月ぐらい前に、書いたまま寝かせておいた漫画原作の手直しを始め
る。書き上げたときは、最高傑作だと思っていても、こうして何日も寝か
せておくと、こっちの目が冷静な第三者の目になって、足りない部分が見
えてくるから不思議だ。
 これはゲーム製作でもまったくおなじ。もうひとつ決まらなかったイベ
ントも間をおいて見直すと、シンプルなイベントになる場合が多い。
 漫画原作のほうはあと2〜3回、書き直したら、出版社に持ち込もうと
思っている。たぶん来年になるだろうなあ。

 午後6時。嫁とTBSの1階の喫茶店で、牧巌さん、放送作家の福本岳
史大先生と待ち合わせて、赤坂の大分料理のお店「竹の子」へ。
 牧巌さんは、私が出演していた『有限会社 桃太郎商店』の初代プロデ
ューサーだった人で、現在はTBSラジオの総務部長さんになっている。
総務部というと、私のような人間には縁が薄いかもしれないけれど、地方
活性化のイベントや、お祭りイベント、町おこしみたいな仕事にも携わっ
ているというので、むしろ私がもっとも得意とする分野に近くて、大いに
盛り上がる。
 それにしても、『有限会社 桃太郎商店』の頃から、牧さんとはゆっく り、じっくり話をしたかっただけに、ようやく長時間、話をすることがで きた。  それにしても、ジャンルの違う人から学ぶことは多い。  またジャンルの違う人同士が手を結んでいかないと、本当に日本国の経 済や文化が死滅してしまう。  しかも牧巌さんのように、頭の回転の速い人と話をすると、こっちの頭 の回転数まで上がって、頭の中が活性化される。頭の悪い人と会話すると、 こっちの回転数まで落ちてしまう。  無理してでも、頭の回転の速い人に会いに行かないといけないね。 楽(らく)をすれば、きりがない  午後9時。帰宅。  きょう買ってきた、松尾芭蕉関係の本を片っ端から読み始める。  松尾芭蕉の本を読むと、旅に出たくなるから困る。松尾芭蕉といえば、 東北、みちのくだから、寒くて、困る。  実際、松尾芭蕉が『おくの細道』にでかけていたのは、3月末から8月 の末までの、春から夏にかけてなので、いま行く必要はないんだけどね。
 

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