１１月２０日（火）

　午前１１時。嫁と、浜松町の東芝本社ビルへ。
　私が何でまた、東芝なんぞへと思う人も多いでしょうが、ＢＳデータ放
送の番組『親子でボンボン』への出演である。放送作家は、あの偉大なる
大先生・福本岳史くんである。
　大先生のお呼びであるからして、絶対服従の出演なのである…と、まだ
１１月２日の日記を続けているような文章だ。ははは。

 


　元東芝ユーメックス、現在ｅ―ソリユーションの藤田純二さんとは、お
ひさしぶり。藤田純二さんとは、２０数年前のキング・レコード時代から
の知り合いで、宮路一昭くんとも知り合い。そしていま、こうして福ちゃ
んと藤田さんがいっしょに仕事をしているのだから、人の縁とは不思議な
ものだ。

　ＢＳデータ放送というのは、ラジオに静止画像が付いたようなもので、
たとえば「このメロンが美味しいんですよ！」と放送でいうと、そのメロ
ンの購入方法が書かれたファックスなんかが送られて来たりもする、双方
向放送のようだ。
　こういう新しい媒体は、大好き。いろんなアイデアをつい考えてしまう。

　そんなわけで、ひさびさに福チャンの台本による、ラジオ出演ってな感
じ。なんだか福ちゃんの台本がなつかしい。この２年間、ずっとＴＢＳの
『有限会社　桃太郎商店』で演じて来たからね。
　ほとんど気分が、『有限会社　桃太郎商店』になって、楽しくしゃべる
ことができた。話題も『桃太郎電鉄X（ばってん）〜九州編もあるばい〜』
についての話なので、楽チン。とくに司会役の松元恵さんが、熊本出身な
ので、今回の九州編の話題には大きく食いついてきてくれたので、話しや
すかった。
　やっぱり地元の話題になると、みなさん、乗りが違うもんですなあ。

 


　午後１時。録画終了。
　やっぱり私はラジオみたいな仕事は好きだな。福本岳史大先生！　また
何かあったら、下っ端コメディアンのように気軽に呼んでやってください。
へへ。

　午後１時３０分。麻布十番「ホームワークス」で、菅沼真理（通称：
すがねまチャン）さんとおしゃべり。シャタタタッ。いや、すがねまチャ
ンというと、擬音が好きな子なので、擬音をいってみただけ。

　午後３時３０。帰宅。
　ｉモードゲームの毎月エッセイ『ｉさくまにあ』の原稿を書き始める。

　『さくま式東海道五十三次』の分を書き上げたところで、ほいっ！と、
ＤＶＤ『スターウォーズ・エピソードI』のスイッチを入れたのが、運の
尽き！
　何これ！？　メイキング映像だけで、１ディスクつかってるの？
　いくら私が、メイキング・マニアだからって…うひょ〜〜〜！　これは
すごいや！　ふむふむ。削除したシーンは、こうな風になっていたのか。
もったいないなあ。ポッド・レースは相当カットしたのか。私だったら、
映画の前半部分を削って、ポッド・レースのシーンをいまの２倍以上にす
るなあ。それが『週刊少年ジャンプ』の教えだから。戦闘シーンを長くせ
よっ！　とくにポッド・レースの削除シーンのイントロは出来がいいだけ
にもったいない。

　…なんていう風に、『スターウォーズ・エピソードI』を見出したら止
まらなくなってしまった。

　午後７時。渋谷の「ちた屋」で、味噌煮込みうどん。
　速攻、家に戻って、『スターウォーズ・エピソードI』！
　すっかり仕事のほうが、ストップしてしまった。罪作りな特典映像だ。
いったい特典映像だけで、何時間あるの？　特典映像といいながら、フラ
ンシス・コッポラやスピルバーグが何気で出てきちゃうし。
　
　メイキング映像のみ見るつもりが、このままだと『スターウォーズ・
エピソードI』の本編を見てしまいそうだ。たぶん見るんだろうなあ。