10月26日(金) 予想以上に、昨日の大井川越えは身体に応えたようだ。 右の二の腕が完全に筋肉痛になってしまって、瘤(こぶ)のようだ。 だるくて、起きられない。 仕方ないので、朝から、だらだらとネット・サーフィン。 小説家の吉村達也さんのホームページがおもしろい。 吉村達也さんが作品を書くときにいちばんこだわるのは、題名(タイトル) だそうだ。かつて、出来上がった作品を出版社から、題名を変えたら?といわ れて、「わかりました。じゃ変えますけど、原稿も全部変えますんで」といっ て、作品を書き直してしまったそうだ。 ケンカをしたいわけではなく、タイトルが変わるということは、推理小説の トリックを変えるようなものだというのだ。 わかるなあ。こういう気持ち。 しみじみわかるなあ…。 『桃太郎電鉄』シリーズで、題名を変えられ、ゲスト怪獣の名前を変えられた ことのある私の胸に深く染み入ってしまったよ。はっはっは。 午後12時30分。河原町蛸薬師の「自遊人(じゆうじん)」へ。すっぽん 鍋のように大きい鍋でカレーを食べさせてくれるお店だ。 昼からこのカレーは重たいので、「何か軽いものは?」というと、サンドイ ッチを出してくれた。相変わらずハムがパンからこぼれるほどの量だが、まあ、 このくらいなら軽いほうだ。味もいい。それと念願だった、柿のジュースも飲む。 これはうまい。 「男前」という名札をつけた、変なご主人ならではのこだわりの素材だ。 食後、御池通り地下街を散歩。 パンを買ったり、本を買ったり。疲れが取れていないので、へばるのも早い。 午後2時。京都のマンションに戻って、iモード・ゲームのシステム作りと、 クイズ問題の作成をぽつぽつと…。 疲れたら、本を読む。本を読むと、クイズが思いつく。 問題を書いたら、ベッドにごろりと横たわって、また本を読む。 ひさびさに宮脇俊三さんの文庫本が出ていたので、読んでいる。 この人の文章を読んでいると、心が浄化されて行くような気分になる。そこ はかとないやさしさに包まれてしまうのだ。癒し系か、これも? 宮脇修三さ んは70歳を超えた方だけど。 そろそろ宮脇俊三さんみたいな文章が書けるようになりたいなあ。 そういえば最近、どうも「ゲームのさくま」のイメージが定着してしまって、 文章のお仕事がめっきりこなくなってしまった。 たまに昔のレコード会社の知り合いから電話があると、ひさしぶりに作詞の 仕事か?と小躍りしたりするんだけど、その知り合いも「あのさ。ゲーム作れ ない?」になってしまう。 ゲーム以外の仕事もしたいよ! この日記を読んでいる業界のみなさま、よろしく。 もっと仕事したいけど、右腕の筋肉痛がかなりつらい。 午後6時。身体がだるいときは、近所の「とり市老舗」で買ってきたお惣菜 と天むすで夕食。 食後もまた、クイズを作成したり、本を読んだり、テレビを見たり。 そういえば、関西のテレビって、最近、納豆のCMが異常に増えていない? 関西の人って、あれだけ納豆を食べなかった土地柄なのになあ。 時代の変化か? 政策か?
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