8月25日(土) 小説家と編集者の関係は難しい。 小説家にとって、編集者は最初の読者である。 だから編集者の力量によって、その作品は素晴らしいものへと変貌を とげたり、駄作になってしまったりする。 その編集者が、小説家の原稿を紛失してしまったら? 紛失したこと さえ、とぼけたら? さらに、小説家のシリーズ物の作品を勝手に、 改ざん、加筆してしまったとしたら? 小説家はこの先、シリーズ物の 作品を描き続けることができなくなってしまう。 こんなことが、私の身にもふりかかって、ひとつの作品が終わりを告 げた。 午前10時30分。テレビ長崎の山本耕一が来て、近所の「スターバ ックス・コーヒー」で雑談。もちろん、長崎にスターバックス・コーヒ ーがないからだ。 いや、長崎にもスターバックス・コーヒーはあっても、山本耕一が行 ったことがないからだけかも知れない。 山本耕一が木曜日の朝、『めざましテレビ』に行ったときの裏話を聞く。 私も大好きな『メディア見たもん勝ち』は番組終了後、スタッフ全員 で、録画しておいたビデオを見て、反省会を開くそうだ。 こういう心構えでないと、『ズームイン朝』を抜き、同時間帯トップ の視聴率を獲得できないものだ。 午後12時30分。帰宅。 ここ数日間の疲れがドッと出て、眠る、眠る。『眠れる森の美女』っ て映画があったけど、題名をつける側が『美女』と言い切ってしまうの は、業腹ですな。 とにかく、眠れる。 1本、DVDで映画を観たけど、途中で寝てしまった。 ジャッキー・チェン物だったのになあ。 作品がつまらなかったのか、私がねむ過ぎたのか、わからない。 夕方、起きてNHKでシアトル・マリナーズ対インディアンズを観な がら、また寝てしまう。 イチロー3安打はおぼろげに観たんだけど、ところどころ気持ちよく 記憶が途切れる。 午後6時。嫁と、六本木の「香妃園(こうひえん)」へ。 六本木通りのお店は改装中なのか、瀬里奈本店の横に移転していた。 このお店の名物・鶏の煮込みそばに、白菜のクリーム煮、くらげの前 菜など食す。 午後8時。あおい書店、青山ブックセンターをはしごして、帰宅。 ヒマができたから、たっぷり本を読むかな。 その後もずっと、『街道をゆく』と『竜馬がゆく』はちょびちょび読 み続けている。
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