8月18日(土)

 午前7時。昨日に引き続き、iモードゲームの毎月原稿を書き、完成
する。

 午前11時。嫁と、お盆休み難民のため、近所の「ワンズ・バーガー」
へ。
 チーズバーガー・コンボ。
 例年だと、お盆の時期とかは京都に行っているので、お盆休みの東京
の過ごし方が下手になってしまった。
 京都は観光立国なので、お盆に休むようなお店のほうが少ないのだ。

 午後12時。家に戻って、『桃太郎電鉄X(仮)』の手直し原稿。
 昨日、スーパー・テスト・プレイヤー井沢どんすけ大々々々々々先生
から、きつくお咎めを受けた箇所を、ちびちび、こつこつと直して行く。
 しかし、井沢どんすけ。なぜあれほど涼やかなゲーム審美眼を持って
いるのに、ゲームを作らないんだろう。かつてゲーム作りで、いちばん
ライバルになる若者は、井沢どんすけだと思っていたのに。
 まあ、『桃太郎電鉄X(仮)』で、マイナス6億円じゃあねえ。はっはっは。

 午後2時。嫁と、佐藤志靖さんの美容室『レ・ザンジュ』へ。

 午後4時。美容室終了間際に、ハートビートの小林千尋くん夫婦が入
って来て、小林千尋くん、「あれ〜〜〜!?」と叫び声をあげる。こっ
ちは、佐藤志靖さんから聞いていて、千尋くんが来るのは知っていた。
 奥さんが、美人!
 小林千尋くんは、アムロレイみたいな美形にして、美人と結婚までし
て、ちょっとずるい人生だぞっ! 土居ちゃん(土居孝幸)に少し分け
てあげてくれ! 土居ちゃんには大きなお世話なのは、百も承知。

 午後4時30分。自宅に戻り、『桃太郎電鉄X(仮)』のテスト・プ
レイ。
 う〜ん。重大な手直しを入れんといかんなあ!
 チューニングは抜群になり始めている。

 午後5時。嫁と、裏原宿の「Ojian Cafe(オジアン・かふぇ)」で、
チャーシューとネギのおじや。

 午後6時30分。原宿アストロホールで、「アリキリのHARIKI
90分―放送されない―」を見に行く。
 アリtoキリギリス、ひさびさのライブだ。
 この3月まで、2年間いっしょにラジオをいっしょにやっていた ふたりだから、どうしても私の視点は、父兄参観。 「いやあ、ふたりとも上手くなったなあ!」と、ホッとする自分がいる。  年々、石塚義之くんがいい味を出すようになって来た。  最後のコントは圧巻。  いかにも石井正則くんが好きな、シュール&絶叫型のコントを熱演。  今回のライブは、石井正則からずいぶん前から、もしもアリtoキリギ リスがTV番組を持ったら?というコンセプトでやりますと聞いていた けど、こんな感じで、早くゴールデンタイムに番組を持てるようになっ たらいいな。  午後9時。ライブ終了。  ちょうどライブを見に来ていた堀井雄二と、原宿の「天」へ。
 まあ、いまさら堀井雄二と言って、知らない人はまずいないと思うけ ど、『ドラゴンクエスト』の作者である。  ただ、私と堀井くんが、学生時代の友人であることを知っている若い 人が少なくなって来ているということを業界の人から聞いたことがある。  私が立教大学の漫画研究会出身で、堀井くんが、早稲田大学の漫画研 究会の出身、榎本47歳が、駒沢大学の漫画研究会の出身。この3人が、 おなじ学年で、堀井くんの漫研の2つ後輩が、土居ちゃん(土居孝幸) である。  わかっていただけたかな?  何だかプライベートで、堀井くんとしゃべるのは、何年ぶりだろ。ほ とんどふたりで会うときは、仕事がらみか、大勢の人といっしょという 場合が多いからなあ。  昔話に花が咲き、同業者ならではの苦労話を共有する。  おかげで、2日も続けて、ゲームの話なんぞして、私は「まるで、オ レって、ゲームデザイナーみたいだなあ!」気分を満喫。  なにしろ、意識しないと、私の場合、芸能関係の人とのお付き合いの ほうが多いので、ゲーム業界人の部分がぐんぐん薄くなって行く。  午後11時。ひさびさだなあ。堀井くんとこんなにじっくり話したのは。  実は来週、あるトークショウで、堀井くんといっしょにしゃべること になっているんだけど、ほとんどきょうしゃべっちゃったから、当日話 題があるかなあ?とお互いに心配する。  私も堀井くんも、ゲーム業界にまずいない、血液A型の心配性なのだ。  お店を出て、堀井くんと我が家のほうまで、散歩。学生時代の飲み会 の帰り道とほとんどおなじノリである。 「それじゃまた、火曜日ねえ!」という別れ際の堀井くんの声は、20 数年前の頃と、まったくおなじだった。  午後11時30分。帰宅。  横浜ベイスターズの0行進も止まったようだし、あんなに忙しいのに、 いいライブを見せてくれたアリtoキリギリスのふたりを尊敬するし、 いい1日だ。  最後にたまたま見たあるホームページの日記で(別にバラしてもいい んだけど)、成沢大輔くんのことを「暴走酔っ払いデブ」と書かれてい たのを見て、3分間笑い転げる。うまいこというものだ。  友人同士のぼろくそな言い方ぐらい楽しいものはないし、見ていて微 笑ましい。
 

-(c)2001/SAKUMA-