7月23日(月)

 明け方、目が覚めたので、ビデオで『麗しのサブリナ』を観る。
 日本公開1954年。私が2歳のときの作品か。

 まだオードリー・ヘップバーンの作品を見続けている。
 ちょうど『ローマの休日』の次に作品だから、オードリー・ヘップバーン
の可愛らしさも絶頂期だ。

 午後6時ぐらいに『めざましテレビ』を見ながら、二度寝。

 午前11時30分。嫁と、麻布十番のお蕎麦屋さん「更級堀井(さらしな
ほりい)」へ。
 鬼汁そばというメニューがあるので、何かと聞くと、大根おろしを擂(す)
ったものにお蕎麦をつけて食べるタイプだそうだ。そういうの大好き!

 ところが、ひとくち食べたとたん!
「ひ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」

「から〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いッ!」

 涙が、じわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!
 
 こんなからい大根おろし食べたことがない。
 悔しいけれど、我慢できないので、ふつうのお汁をいただいて、少量、
大根おろしとカツオブシを入れたら、それでもけっこうからい。
 でも味は非常によくなった。ふうっ。麺のよさがやっと今ごろわかって
きた。

 この鬼汁そばは、TVのギャグ・コントにつかえますぜっ! ロンドン
ブーツがタバスコかけまくるやつと、いい勝負かもしれない。

 午後12時。さて、麻布十番の鯛焼き屋さん「浪花家(なにわや)総本
店」で、小倉アイス最中を10個買って、六本木のとあるスタジオへ。

 ところが、ここに集まった人たちの名前を並べると、どの仕事に対して、
何のために集まったのか、バレバレになってしまうので、名前はおろか、
場所すら明かすことができない。
 初対面の人も多かったのになあ。
 ひょっとするとファンの人もいるとおもうのになあ。

 2時間以上ここにいたんだけど、「感動した!」と何回書いても、誰に
も伝わるわけがない。この辺が秘密の多い自由業がこまめに日記を書き続
けることのつらさがある。
 
 午後3時。帰宅。蔵人総合研究所の赤根豊くんが来る。
 毎月の経営についてのお話。
 そろそろゲーム以外の仕事をいっしょにしましょう!という話題で盛り
上がる。
 しかも食べ物のお店の経営といわれると、つい乗り気になってしまう。
もちろん経営は、私にはまったく向いていないので、アイデア出しと、宣
伝方法。これなら得意だ!
 それにしても、30歳ちょっとで、いくつも会社を持っていて、きょう
も旅館を買うだの買わないだの言っている赤根くんは、歩く『桃太郎電鉄』
だ。

 午後6時。嫁と西麻布の「たぬき」へ。
 さすがに夏だと、このお店もすいているな。
 なのにやっぱりご飯がなかなか出てこない。お客さんが空腹の絶頂のと
きに料理を持って行ってほうがいいというマニュアルでもあるのかな?と
おもえるほど、遅い。
 それでもここの焼き魚は、脂が乗っていて、口元が微笑んじゃうくらい
美味しい。しかも低カロリーだから、体重も増えなくていい。
 ほぼ待ち時間30分。食事時間15分。

 午後7時。帰宅。このところオールスター戦のせいで、プロ野球もない
ので、インターネットの「神奈川新聞デイリーベイスターズ」を読む機会
がなかったから、ネット・サーフィンをすることさえ忘れていた。

 しばらくあっちこっち見て回る。
 ずっと見ていなかったサイトに「終了のお知らせ」が多いなあ。
 インターネットって、深夜ラジオの雰囲気に似ているから、抗議メール
が必要以上に多く来るせいだろうなあ。
 作家さんのサイトに対する「昔の作品のほうがおもしろかった」攻撃は、
「私は昔からこんなにたくさん読んでるのよ!」という自慢話でしかない
のに、こういう抗議メールが原因でやめてしまうのはもったいないなあ。
 まあ、素人さんには何かと難しいメディアだ、インターネットは。

『桃太郎電鉄X(仮)』の手直し原稿などちょこちょと…。
 
 明日は血圧の検査。あ〜、こんなところでわざわざ書くぐらい緊張して
は、高い数値を記録しそうだ。意識しすぎ。
 

-(c)2001/SAKUMA-