3月29日(木)

 三菱自動車、赤字2700億円。
 福岡銀行、赤字1280億円。

 キングボンビーの攻撃でも、こんな赤字にならないぞっ!
 こんな赤字を作っておいて、人員削減っていうのは、ちょっと虫が
良すぎるよなあ。最近どの企業も赤字の金額が尋常じゃない。本気で
経営してるのかなあ。
 無為無策のような気がするぞ。
 
 それにしても、朝から寒いじゃないか。
 昨日から一転して、ここまで寒くなるもんかい?
 10度切ってるっていうじゃないか。風も強いし。雨も強いぞ。

 午後12時。嫁と、渋谷のNHKビデオセンターへ。
 ずっと欲しかった、NHK大河ドラマ『八代将軍吉宗』総集編1〜3
のビデオを購入。
 1995年の放送というから、脳内出血で倒れた年だ。
 この頃は、一度もNHKの大河ドラマを見る余裕が無いほど、忙しか
ったからなあ。最近になって、『八代将軍吉宗』が、ジェームス三木さ
んの脚本だったことを知って、見てみたかった。

 ついでに、最近おじ様族が熱狂する番組として、つとに有名な『プロ
ジェクトX』のビデオも発売されていたので、第6巻『執念が生んだ新
幹線』と第7巻『海底ロマン! 深海6500Mへの挑戦〜潜水艦・世
界記録までの25年』だけ買う。
 そのうち全部揃えてしまいそうだ。

 渋谷の手打ちうどんのお店「ちた屋」へ。
 嫁は、味噌煮込みうどん。私は、三河じまん。
 三河じまんは、ねじれの入った麺でなく、ストレートな麺なので、味 がもうひとつ。味噌煮込みうどんにすればよかった。    食後、HMVで、宇多田ヒカルSMAPのCDを買って、銀行など寄 って、コーヒーでも飲もうと思ってお店を探すのだが、ビル風が寒くて、 寒くて、お茶を飲むお店さえ探す能力が低下。帰ろう。  午後2時。帰宅。  さっそく『八代将軍吉宗』のビデオを見る。  5代将軍・綱吉が、津川雅彦さんで、8代将軍・吉宗が、西田敏行さ んなのは、笑える。家康と、秀忠の関係ではないか。  やっぱりジェームス三木さんは、キャラ作りが上手いなあ。  総集編なので、登場人物たちが数分ずつしか出てこれないのに、どの キャラの性格もすぐわかる描き方してるもんなあ。  賀来千賀子さん、小林稔侍さん、辰巳琢郎さんといったところが妙に 若くて、画面が新鮮。 『八代将軍吉宗』総集編の1を見たところで、今度は『プロジェクトX』 の「執念が生んだ新幹線〜老友90歳・飛行機が姿を変えた〜」を見る。  新幹線プロジェクトのメインだった人は、戦争中、特攻隊専用機「桜 花」の設計をしていた人だったんだねえ。  戦後。自動車関係の仕事をすれば、戦車を作るはめになる。  船舶関係に行けば、軍艦になる。  それでいろいろ考えたすえに、平和利用しかできない鉄道の世界に入 ることにしたという。     昔の人は、こういう気構えで物を作るから、いい物が作れるんだよなあ。  どんなに技術やコンピュータが発達しても、物の考え方というのは、 デジタル化できないんだから、動機→プロセス→ゴールまで、すべてを 大切にしないといけないんだなあ。おもしろいだけでは、人の心を打つ 音量にも、限界があるってことだろな。  午後6時。霊能者兼漫画家の岩崎摂さんが来る。
『桃鉄ファン』を見て、しばし感動する。 「いい本ですよねえ、これ!」 「そうでしょ、そうでしょ!」  なかでもハドソン桃太郎事業部の3人が、キングボンビーのきぐるみ に入って全国のお祭りに参加したときのレポートに、岩崎摂さんは感動 していた。  ハドソン桃太郎事業部が、こういう地道な活動をしていることをぜひ 桃太郎電鉄のファンのみなさんにも知ってもらいたいものだ。  それと、岩崎摂さん、ゲームボーイアドバンスを持ち歩いていて、 『桃太郎まつり』で、早くも通算75段になっていた。ゲーム開始10 時間ぐらいだそうだ。 「金魚すくい」が、免許皆伝になっていたのには、笑うと同時に、すご い集中力に驚く。 『桃太郎まつり』の「ゆうぎ(ミニゲーム)」は、それぞれ人によって、 得意なゲームが違うところがおもしろいなあ。  午後8時。うちの娘が、修学旅行から帰って来た。案の定、美味しい 物が食べたいというので(そりゃ、修学旅行中は、まずい飯だらけだろ うからな)、岩崎摂さんと家族3人で、近所のおけいすしに行く。  いつもうちのお寿司を握ってくれる、瀬谷(せや)さんが、いきなり、 走り書きのメモを私に手渡してくれる。  そのメモを見て、ぎょっ!とする私。  唖然としていると、御主人からも、走り書きのメモを手渡される。 メモには、「大洋の新治様、となりです」と書かれているではないか!  がびょーーーーーん! ぬわわわわわっ。 「に、に、新治(にいはり)投手だあ!」  何をそんなに驚いているのか、わからない人に、少しだけ解説。  新治伸治さん。昭和40年(1965)。東大出身のプロ野球第1号 として、大洋(横浜ベイスターズの前身)に入団した人なのである。  興奮してると、御主人がわざわざ新治さんに、私を紹介してくれた。 熱狂的な横浜ベイスターズ・ファンとして。さらに興奮してしまうでは ないか。  わけもわからず、立って、ぺこぺこするしか芸の無い私であった。  すると、新治さんのほうから「ずっと弱い球団を長いこと応援してい ただいてありがとうございます」と言われる。  あわてて、家族全員で、優勝の日、甲子園まで行った話をする。わけ もなく、携帯電話の着メロも、横浜ベイスターズの応援歌にしています! と、言ったりして、完全に舞い上がっている私であった。  現在は、大洋クラブという、ゴルフクラブの社長をなさっているよう だ。名刺をもらっちゃったんだよ〜おおおおおおんんんんん!  ああ、もうダメだ。どんな芸能人に会っても、あがらないんだけど、 横浜ベイスターズ関係者だけは、別格だ。しかも元大洋ホエールズの選 手だった人だからねえ。  三原監督の頃だ。わずか4年間ぐらいしか在籍しなかったはずだけど 覚えていますとも。新聞に、東大出身プロ野球選手第1号として、大き く取り上げられていたからね。なんだかんだいって、通算10勝近くし たんじゃないかなあ。背番号は、28番だった。  子どもの頃覚えた背番号って、どうしていつまでたっても、忘れない んだろうねえ。  新治さんが帰られて、こっちはゆっくり食事をすることができた。ず っといっしょだったら、お寿司がどこに入ったかわからなくなっちゃう もんなあ。  午後10時。帰宅。  思わず家にある横浜ベイスターズ関係の資料をまさぐってしまう。  もちろん、新治投手のことですたい、星くん。口調が、『巨人の星』 に出てくる左門豊作になってしまうのは、漫画のなかで、左門豊作は、 大洋の選手だからだよ。今でも、私の頭のなかでは、左門豊作は、大洋 の一員だ。    へっへっへ。やっぱり背番号28番だ。間違えるわけがない。  通算成績。88試合9勝6敗。  う〜ん。10勝は行ってなかったか。惜しい。何が惜しいんだかわか らないけど。ははは。何でもいいんだ。  入団1年目で、もう5勝しているのは、立派だなあ。  今夜は横浜ベイスターズ関係の本を読んですごしちゃおうかなあ!  あっ。鎌倉の家に、横浜ベイスターズ優勝グッズコーナーを設立した ことを、新治さんに言うのを忘れたなあ。はっはっは。どうでもいいこ とだよなあ。  さて、ご一同!  明日はいよいよ『桃鉄ファン』の発売でござる。  お買い上げを切に望む所存でござりまするううううっ。  あわせて、『桃太郎まつり』の感想などもいただきとう存じ奉ります るうううううっ。では。
 

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