3月8日(木)

 午前中、『伊吹童子(仮)』の仕様書作り。
 大筋は完成したのだが、細部など、もう少し! 
 これだけテンションが途切れずにここまでこぎつけた新しい作品は、
ひさしぶりだ。
 
 午前10時。嫁と、原宿駅から、品川駅へ。

 午前11時30分。鎌倉駅近くの「不二家」で、霊能者兼漫画家の
岩崎摂さんと待ち合わせ。
 小町通りを散策しながら、歩く。平日なのに、天気がいいせいか、
人通りが多い。NHK『北条時宗』効果もあるそうだ。

 午後12時。鶴岡八幡宮前の豆腐料理専門店「鎌倉おぼろ」で食事。
 私は、食べすぎを気にして、おぼろ豆富うどんに、おいなりさん。
 嫁と、岩崎摂さんは、懐石御膳。
 京都の「おひるや豆魂(とうこん)」とおなじレベルのおぼろお豆 腐が出てきて、いきなり赤丸急上昇! 先日に続いて、またまたきょ うも鎌倉のいいお店を見つけた。  美味しいお店が増えれば、増えるほど、鎌倉を好きになって行く。  午後1時。長谷の家に行く。  リビングに高々と積まれたダンボールの山を、嫁と岩崎摂さんが、 次々に開封して行く。  きょうは、私も必死に本棚に本を並べるのだが、一列、司馬遼太郎 さんの本で埋まって、満足、満足…と思っていると、新たに開けたダ ンボールから、またまた司馬遼太郎さんの本がどっさり出てくる。  本棚を広げないと、並ばない。やっぱり司馬遼太郎さんだけで、ひ とつの本棚全部を埋めたくなる。でも本の高さが合わなくて、入らな かったり、あと数冊で、1段が埋まらないのが、もどかしい。  また新しいダンボールを開くと、今度は、宮脇俊三さんの本ばかり、 出てくる。  これは鉄道関係の本の近くに、ずらりと並べたいものだな。  漫画はすべて、2階へ、2階へ。  まるで、賽の河原で、積んでは崩し。  何度も何度も、入れ替える。  CDが、本といっしょに並べるのが、どうも気に入らないが、文庫 本専用の棚だけに、CDを入れるのに、ちょうどいいサイズなのだ。 困ったなあ。  もう1本、本棚を買って、CD専用ラックにするのが、よさそうだ。  本好きの3人は、家に入ってからというもの、まったく休むという ことを知らずに、ダンボールを開けて、本棚を飾って行く。コーヒー ブレイクすら無し。岩崎摂さんなど、まったくお水すら飲まなかった ほど。  午後6時すぎ。原宿から輸送した荷物のほとんどが、収納された。  いつでもテスト・プレイOKの態勢も整った。  あとは、人が住んで、集まって、さくま家の色に染めて行けばいい と、岩崎摂さんに言われる。  午後7時。江ノ電江ノ島駅前の「舟ぜん」で、毎度おなじみ、あじ のたたきと、焼きはまぐりの定食を3人で、食べる。この定食につい てくる、岩のりが、とにかく絶品。  ご飯と、この岩のりだけで、おかずがいらないほど。  午後7時41分。きょうは藤沢駅から、東海道本線で、品川に向う。  毎回、いろんな経路で、鎌倉に行ったり、東京に戻ったり。いちば ん楽チンな路線を探している。  いまのところ、いちばんいいのは、横須賀線で、750円のグリー ン券で、グリーン車に乗るのが快適だなあ。座席が広くて、仕事をし ながら帰れるのがいい。   東海道本線の座席は、向かい側に人が座ると、ずっと背筋を伸ばし て、姿勢を正しくしていないといけないのが、猫背の私にはつらい。  午後9時。帰宅。  明日ハドソンに持って行く、『伊吹童子(仮)』の仕様書をまとめ る作業。
 

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