10月17日(火) 午前10時、起床! う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。はあ〜〜〜。 いやあ、ひさしぶりにぐっすり寝た。 「やっぱり家がいちばん!」 このセリフをいうために、旅をしてるようなもんだね! 午前11時。嫁と代官山にでかける。 タクシーの運転手さんが、「ここを左ですよね!」と渋谷の手前で言い出す。おい おい、全然違うぞ! 「並木橋を右に向ってください!」 「あ、はい!」 しばらくして、並木橋の交差点をまったく曲がる気配がない。 「ここを右ですよ!」 「あ、はい…! ここですね!」 並木橋の交差点といったら、右に曲がって橋を渡るのが常識だが、手前の橋のたも とのほうに行こうとする。 まいったね。方向音痴の運転手さんはちょっと恐いぞ。 知らないことは、知らないとはっきり言ってほしいものだ。 危険なので、小川軒の前で降りて、歩くことにした。 午前11時30分。代官山アドレスができたせいで、新しいお店が続々開店し始め た。今も昔もこうやって城下町ができていくものなんだな。 ミニカー専門店やら、雑貨屋さんなどを覗いて、代官山アドレスにたどり着く。 「ロイド・カフェ」で、きのことネギのスパゲティにコーヒー。 可も無く、不可も無く。 立地条件がよすぎるわりには、しっかり作っていると評価すべきかもしれない。 食後、代官山アドレスから、代官山の駅を越えて、恵比寿方向へ散歩を試みる。 いろんなお店を覗いて歩く。あれ? 予想以上に早く恵比寿駅まで到着してしまっ た。あまり散歩にならなかったじゃないか。 雑貨を少々購入。竹のイスだったりする。 午後1時。嫁と渋谷で別れて、パルコ1Fの喫茶店「カフェ・ボロンゴ」でコーヒ ーを飲みながら、『桃太郎大全集(仮)』の仕様書作り。 よしよし、調子がいいぞ。 午後2時。「タントン・マッサージ」へ行く。いつもの岡崎さん。 きょうは体調万全なので、ぐっすりいびきをかいて寝ちゃうぞ〜!と思って来たの に、痛い! 痛い! 何で? 背中が相当張っているようだ。 「京都で相当神経つかいましたか?」 「う〜む。なれたメンバーだったんだけど、それでも気をつかったのかなあ?」 しかし、体調がいいと思っていたのに、これではいかんですな。 脳内出血で倒れたときも、体調悪いなりに、体調のいい日というのがあって、いつ のまにか自分の体調を見誤った結果が、入院だっただけに、自重せねば。 午後4時30分。本屋さんをはしごして、資料を買って、帰宅。 『桃太郎大全集(仮)』の仕様書作り。 資料など読む。 午後6時。嫁と表参道の「やさいや」へ初挑戦。 名前の通り、野菜を中心にした和食のお店。 表参道のアイデアがよく出るロイヤルホストのすぐ近く。でもわき道を通って行か ないといけないので、ものすごくわかりづらい。 店内は、暗くて、行灯の明かりと、ローソクの明かりだけ。恋人同士なら、雰囲気あってよいですぞ。 場所のわからなさが、隠れ家のムードも出しているし。 値段も我が家がよく行く和食のお店のなかでは、いちばん安い。 いきなり、焼き柿というものが出た。 柿は大好きなのだが、焼いて美味しいものか? う〜む。まずくは無いが、絶品とはいえないなあ。柿自体の味はかなり良し。揚げ 山芋が、しゃきしゃきしていて美味しかった。 ほかにも茄子やら、むかごやら、くるみなど出て、たしかにヘルシー。 最後は、鴨鍋。 むむむっ。鴨鍋はねえ、一昨日京都の特に名を秘す割烹「M」で、大リーグの味を 堪能してしまったからねえ。日本の二線級投手では、口驕り夫婦は軽くセンター前に 打ち返してしまうのよ。 ほう。ほう。はふ、はふ。 ふむ。ふむ…。 悪くないんでないの? 悪くないから、次第に、良いという評価に変わって行くぞ。 お麩にスープが染み込んで、熱いけど、美味しいじゃないの。 ネギが美味しいなあ。 鴨はあっさり風。脂の部分がちょっと濃厚。 何より、鴨鍋のスープの味がいいなあ。 このスープは、絶品だ。 このスープに、白いご飯をぶち込んで食べたいなあ! …と思ったら、最後にご飯を入れて、雑炊にしてくれた。 この最後の一打は大きいぞ! ぐんぐんぐんぐんッ! どんどん評価が上がるぞ! 接客も悪くない。店員もみな清潔でよろしい。 一気にもう一度来てもよいお店に認定! パンパカパーン! 午後7時30分。京都での暴飲暴食を軽減すべく、歩いて自宅まで帰る。 食ったら、歩く。歩いたら、寝る。 これがいちばんですな。 『桃太郎大全集(仮)』の仕様書作り。 アイテムを何にするか決める作業。う〜む。いらいら。 適当に決めるわけにいかないのが、RPGの面倒なところだ。 しかも桃太郎シリーズらしい、ほかのRPGでは絶対登場しないような間抜けなア イテムも登場させないと。 そういえば、部屋のTV画面に「午後9時15分、NHK」とポストイットが貼っ てある。私が朝、新聞を見て貼ったのだ。見忘れないように自分で貼っておいたのに、 今はもうその番組がどんな番組だったのかを忘れている。 ボケが始まっている頭で、RPG作るのはきついなあ。 天下の堀井雄二も、自分の作品の中身を覚えきれないといっていたから、まあいい か。でもあの『ドラゴンクエストVII』の量じゃ、若者でも覚えきれまい。 ついつい、さっき焼き柿を食べたというのに、明日香村の「めんどや」サンで買っ て来た柿を食べたくなる。 ぱくぱく、ぱくぱく…。 ありゃま、昨日10個買った柿が、もうなくなってしまった。 また買いに行きたいなあ。 さ〜て、またPS版『桃太郎伝説』をやらないとなあ。 自分のゲームを思い出すためにやるのって、何か変だなあ。 でもひとつの場所に対して、いくついくつもアイデアを出して、それを入力して、 さらに数値を変更したりしているので、どれを本当に採用したのかは覚えていないも のなのだよ。 一昨日も、アイテムの売り値は半額とばかり思っていたが、実は2割5分引きの値 段であった。けっこう高くて親切なゲームだなと、第三者の目で味わってしまったじ ゃないか。 そんなこんなで、ただいまRPGの実戦の勘を取り戻しているところ。 まだ本当に作るかどうかは、未定。 そのために、いろいろ試行錯誤している。
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