8月8日(火)


 午前11時30分。神保町「書泉グランデ」1Fで、服飾デザイナーの豊福
陽一郎くん、霊能者兼漫画家の岩崎摂さんと待ち合わせ。

 午後12時。私と嫁を加えた4人で、小学館『ヤングサンデー』編集部へ。
 古くからの知り合いである編集長の奥山豊彦くん、ゴチ会でおなじみの編集
者・石川亨くんと会って、豊福陽一郎くんと岩崎摂さんを紹介する。きょうの
不思議な顔合わせは、実はこのため。

 私はひさしぶりに出版業界の空気を吸いに来た。
 机の上に乱雑に積まれた本、壁に貼られた漫画雑誌の表紙、漫画の原稿が入
った封筒、単行本の本棚などを見ると、やっぱりわくわくする。

 午後1時。石川亨くん、岩崎摂さん、豊福陽一郎くん、私、嫁の5人で神保
町「出雲そば本家」に行く。
出雲そば本家 出雲そば本家
  「出雲そば本家」のまわりの家が全部壊されて、再開発事業が始まっているの には、びっくりした。長いこと出版業で働いていた私は、いつまでもずっと変 わることのない町だと思っていただけに、ついにこの町も変化を必要とする時 期になったのかと、新鮮なショックを受けた。  出版業界はひょっとすると、新しくなるかもしれない。
看板 再開発の看板の前で
   午後2時。小学館地下の喫茶店「TOP」で、お茶を飲んで、再び『ヤング サンデー』編集部に戻り、B・R・サーカス出版の編集者、今後はフリーの編 集者となる、森澤明夫くんも合流。『ヤングサンデー』編集部の大江和弘さん を紹介してもらって、しばらく歓談。
編集部 編集部 編集部
   ついつい昔の漫画評論家だった頃のくせで、もっとこういう漫画がほしい、 ああいう漫画がほしいと、ついまくしたててしまう。 『ヤングサンデー』はなかなか粒ぞろいの漫画が育ちつつあるので、とくにも ったいない。  部数倍増請負人と呼ばれる奥山豊彦くんが、編集長になった『ヤングサンデー』 は、今後ちょっと楽しみだよ!  午後3時。岩崎摂さん、森澤明夫くん、豊福陽一郎くんと、神保町の甘味屋 さんへ。ああ! 長いことこのお店通っていたのに、お店の名前を忘れちまっ たよー! 出版界は遠くなりにけり! くやしいー!   そういえば、途中石川亨くんたちと寄った、小学館地下の喫茶店「TOP」!  あそこのコーヒーをかつて私は、1000杯以上飲んだと思う。そのおなじ地 下街のお店が全部違うお店になっていた。ますます出版界が遠くなったことを 思い知らされる。  午後5時。帰宅。  午後6時。自宅で、冷麺を食べる。夏はやっぱり冷麺だね。  昨日銀座で買った、水茄子、赤カブも美味しいなあ!  午後7時。6連敗中の横浜ベイスターズは、きょうから巨人戦。TVの中継 が始まったときには、すでに0対4で負けている。すっかり横浜ベイスターズ の今シーズンは終わってしまったようだ。もう処置無しだね、このチームは。    きょうは仕事しないで、本でも読んで寝よっと!
 

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