7月23日(日)


 あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。
 とうとう「あぢぢ…。」を単語登録したくらい暑いぞ!
 いくでも書けるぞ!
 あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。
 あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。
 あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。
 あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。

「暑い」という単語も、「あつい」で変換キーを押すと、ずっと「厚い」が
初期設定だったのだが、最近「暑い」とばかり打つものだから、ついにVA
IOが最初に「暑い」を選択するようになった。
 コンピュータまで、夏真っ盛りだ。
 しかし午前中から、暑いのはかなわんなあ!

 午前11時30分。家族3人+戸田圭祐で、新宿の「航海屋ラーメン」に
行き、清流めん。夏はやっぱりこれにかぎりますな! 縮れ平麺に、すだち
と梅干、醤油の清涼感は、冷やしラーメン系の絶品。冷やし中華より、さっ
ぱりして、味が上品。
 ひさしぶりに、ご主人とお会いする。
航海屋
   食後、靖国通りの「松竹ビデオ」で、ビデオを10数本。グルメ・バカ娘 が最近映画をよく観るようになったので、買う本数が増える。  名作を観たがるのは、立派なことだ。  若いうちに名作観ておかないと、年取ってから観ると、テンポの悪いかっ たるい映画の印象になってしまうことが多い。  東武練馬の映画狂人・柴尾英令くんの「黒澤映画は10代のとき、見てお け!」は、けだし名言である。 「トップス」でロイヤルミルクティーを飲んで、紀伊国屋書店で本を買って、 家路に着く。  あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。  タクシーに乗ったのに、クーラーがまったく効かない状態。  あぢぢ…。あぢぢ…。あぢぢ…。  タクシーに乗っても暑いのが、いちばん苦しいね。  午後1時30分。帰宅。あぢぢ…。あぢぢ…。  スイカアイスを食べて、ひといき。もう動けませんぜっ。  グルメ・バカ娘は、戸田圭祐は近所のフリーマーケットへ。若いなあ!   とてもあんな暑い所に行けません。  部屋で昨日から読み直している『火の鳥』(手塚治虫・角川文庫)の続き を読もう。明らかに加筆された部分がいくつかあって、虫プロ商事から刊行 された当時は、どういうコマだったのか、気になって仕方が無い。  手塚治虫さんも、司馬遼太郎さん同様、こっちの知的レベルが上がると、 おなじ本でも読後感が変わるので、けっこうドキドキする。  昔とおなじなら自分に進歩が無い証拠だから。 『火の鳥』を読み直すのは、15年ぶりぐらいだ。  読書、仮眠後、新作『桃太郎電鉄』の手直し作業。  京都でわずか2日間の会議で出た直しがまだ完了しない。3日後の会議の ことを考えると、明後日までに完成させておかないといけない。えらいこっ ちゃ!  まあ、柴尾英令くんのところの日記を読むかぎりでは、柴尾くんもただい ま「ひいひい!」の真っ最中のようだから、私もがんばらないと! 似た境 遇の人がいると、うれしいもんだ。  午後5時30分。家庭料理の味に飢えている戸田圭祐のリクエストで、西 麻布「たぬき」へ。  しかし、シャッターが降りている。  このお店は日曜日営業してるから貴重なのに、ときどきこうして何も言わ ずに休んでしまうことがある。  せめてシャッターに、「臨時休業」の張り紙くらいほしいのだが。  電話しても誰も出ない。留守録ぐらい入れてほしい。  こういうことをやっていると、いつか危ないぞ。  味は格別なのだがなあ…。  仕方ないので、前から嫁が気になっていたという「こんぶや」というお店 に初挑戦。「たぬき」のすぐ近く。  グルメ・バカ娘が看板見たとたん、「さくちゃん、ここは美味しいよ、絶 対美味しいよ!」 「私にはわからんが、おまえがそこまでいうなら入ろう!」 「こんぶや」というくらいで、昆布をつかった料理に自信があるようだ。メ ニューを見ると、羅臼産、利尻産、と2種類の昆布を料理によって使い分け るそうだ。こだわってますのー。
こんぶや こんぶや
   なるほど、昆布だから、おでんが、メインか。  夏だから、やっぱりおでんだな(嘘)!  変わったメニューが多いので、次々と注文。  おでんは、ジャガイモ、大根、ちくわぶ、玉子、ひねり昆布、がんもどき、 こんにゃくの田楽、たこ…などなど。
こんぶや こんぶや
   料理のほうは、ハモの梅酢びたし、ゆでキャベツの塩こんぶ和え、穴子の 煮おろし、宗八かれいの煮もの、穴子スモーク、ほか多数。
こんぶや こんぶや こんぶや こんぶや こんぶや こんぶや
   いっぱい注文したから忘れた。くわしくは、デジカメ画像で。  戸田圭祐がいるのをいいことに、おびただしい量を注文。  ちょっとずつ、たくさんの種類が食べたい。    自慢のおでんは、おつゆがもうひとつ染み込んでいないので、味はもうひ とつ。よくいえば上品。それより、おでんのおつゆをすくって飲むと、これ が絶品! 「細めんのラーメン入れたらおいしそう」「ご飯にかけてもおいしい」 「にゅうめんでも、おいしいんやないですか?」と言い合う。  最後のご飯物が、絶品。 「汁かけご飯」。
こんぶや
   昆布の出汁が、ご飯にかかっただけのあっさりとしたものだけど、これが まあ、美味しいったらありゃしない。いっしょについてる昆布といっしょに 食べると、公家の気分…って、どんな気分だ? まあ、家庭の汁かけご飯よ り、上等だってことを言いたいわけやね。  この一品で、次も来ることが決定。  デザートはメニューにない、小倉アイス。
こんぶや
   おお! デザートまで美味しいとは、見上げたものだ。  ひさびさに一軍入りの選手登録が決定!  まずは中継ぎで何回か登場だろうな。  おでんがあるだけに、秋口から冬場にかけて、活躍しそうだ。  午後6時30分。戸田圭祐は大阪へ。私たちは帰宅。  オールスター戦を見て、『葵・徳川三代』を見るのだ。  ああ! ついに『大坂夏の陣』だ。豊臣秀頼が!  わかっちゃいるけど、淀君さえいなければ、日本の歴史は変わっただろう になあ。いいか悪いかは別として。  前回の京都で、京都相互タクシーの宮本さんから、淀君の菩提寺の住職と 懇意にしているから行きますか?と言われて、反射的に「けっこうです!」 と断ってしまったくらい嫌いだ。  浅井長政の娘と言われると、見る目を変えることができるのだが。  印象はきわめて悪い。     今夜は、新作『桃太郎電鉄』の手直し作業。  貧乏神の部分を手直し中。また新しい悪行、用意してまっせー!
 

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