4月2日(日)


 何だか花粉症の状態がいい。
 直りかけの鼻風邪程度になって来た。
 これはもったいないので、遠出せずに、朝から新作『桃太郎電鉄』
の仕様書作り。一気に遅れを取り戻さなければ!

 おっと、仕事に夢中になっていたら、いつのまにか午後12時を
回っていた。朝から何も食べていない。
 外に出るが、何を食べるか決めてから出なかったので、迷う。あ
ちこち歩くが決まらない。
 
 午後1時。夷川のパン屋さん「進々堂」まで歩いてしまう。1時
間近く歩いたのだから、健康にはよかった。また花粉症が出始めた。
ミックス・サンドにコーヒー。ここのサンドイッチは、ひそかに美
味しい!

 午後1時30分。スポーツ紙を買って、マンションに戻る。
 きょうの1面は「野村大ボヤキ」と阪神の敗戦がわかりやすい見
出し。それでも一番大きな文字は「タラスコ1号」だ!
 この仕事を引退したら、神奈川スポーツとか立ち上げて、横浜ベ
イスターズの提灯記事ばかり書く男になりたいものだ。月刊ベイス
ターズでもいいな。

 さっそく新作『桃太郎電鉄』の仕様書作りに入る。
 地味な作業である。
 以前からアイデアノートに書き記した走り書きを、仕様書の文体
に換えて行く。
 この時点で、もしも相手のプレイヤーが銀河鉄道にいたら?とか、
ボンビラス星にいたら?といったことも検討して行く。
 ありとあらゆる場面を想定して、抜け道、抜け穴がないかをいち
いち検索して行く。

 まったくもって、地味な作業である。
 こんな地味な作業を景気づけてくれたのは、やはり横浜ベイスタ
ーズだった。
 阪神対横浜ベイスターズ戦。いきなり1回裏。四球のローズをは
さんで、先頭打者から5者連続ヒット! あっというまに6対0!
 あまりにも鮮やかなマシンガン打線だ。

 これなら、TVを横目に、ゆうゆうと仕事を進めることができる。
接戦されると、仕事の手を休めて、念を込めて試合を見ないといけ
ないからね。

 試合は途中で、中継が終了したけど、たぶん大丈夫だろう。
 引き続き、黙々と仕事を続ける。
 早くこの仕様書に書き記した場面を、みんなに見せてあげたいな
あと思うが、おそらく来年以降だろうなあ。
 仕事がはかどるのは、横浜ベイスターズのおかげだ。

 午後6時。ゼスト地下街「カスケード」で買ってきたパンを食べ
ながら、テレビで、巨人対広島戦を横目で見ながら、さらにお仕事!
 おっ! 横浜ベイスターズは、10対2で勝利か!
 開幕3連勝! 2年前の優勝したときとおなじスタートだな。相
手もちょうど阪神だった。

 けっきょくゲームの肝になる部分の仕様書作りにあたってしまっ
たので、ほとんどTVをBGMにしているだけ。
 キーボードをひたすら叩き続ける。

 そういえば手が不自由なのに、キーボード叩けるんですか?とよ
く聞かれる。右手1本だけで叩いているけど、圧倒的にふつうの人
より早い! シフト・キーとどこかを同時に押す場合はどうするん
ですか?とも聞かれる。
(  )とか、%、&といった記号なんかでしょ?
 みんな、単語登録してあるから、全然気にならない。
「かっ」で、スペースキーを押せば、()と出る。
「かっこ」で、『』または、【】と出る。
「どい」で、「土居ちゃん(土居孝幸)」と出る。
「かずぼう」で、「カズ坊(関口和之)」だ。
「みやじ」で、「宮路一昭」くんだ。

 そういえば、昔井沢どんすけ(どんちゃん)のワープロに「こん
にちわ」と入力したら「さようなら」と変換される単語登録(いた
ずら)をしたことがあったっけ。
 最近の若者にこういうギャグやると真顔で怒られちゃうからな。
 どんちゃんは、鼻水たらして笑ってくれるからなあ。
 いまの『ジャンプ団』で、どんちゃんが鼻水をたらした絵になっ
ているのは、あながちウソではない。笑いすぎると、どんちゃんは
すぐ鼻水をたらす。

 おっと、午後8時だ。
 これだけはしっかり見なければ。
 NHK『葵・徳川三代』だ。いよいよ石田光成の最期だ。
 江守徹さんは、その昔、大河ドラマで黒田官兵衛を演じたことが
ある。それを見て以来、私は黒田官兵衛マニアになっただけに、あ
の人の演技は好きだなあ。とくに鼻の穴で演技しちゃうところが好
きだな。

 さて、地味な京都仕事日記も、明日から家族が来るので、少しは
賑やかになると思う。お楽しみに!
 

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