2月23日(水)


 石原都知事の「外形標準課税」は痛快だねえ!
 お役人たちが、周章狼狽している様が、おもしろすぎる。
「何で銀行だけがこの税制を受け入れなければいけないのだ」とい
う子どもみたいな反論しているのが笑えるなあ。

 越智何とかというお役人の固まりのような人が「国民のことをい
ちばん考えているのは、役人だ!」と、ニュースター誕生のような
失言をしてくれてうれしかったのだが、その後おとなしくなってし
まったし、マスコミもちっともあのじじいを取り上げない。
 もったいないなあ!

 マスコミがもっと叩けば、スリの銀次の変身キャラにまで成長で
きたと思うのだが…。
 スリの銀次は最近、タレントへの変身を禁止されてしまっている
ので、政治家にがんばってもらわないと、『桃太郎電鉄』に登場でき
なくなってしまう。

 午前11時30分。渋谷区南平台のおなじみ「クイック・ガレー
ジ」に嫁と行く。
 またしてもパワーブック2400のトラックパッドの部分が弱っ
て来たので、部品を交換してもらう。さらにキーボードの部分も交
換してもらう。
 長年ゲームを作ったせいで、キーボードの部分が、洟垂れ小僧の
そでのように、テッカテカに光ってしまっているのだ。それはそれ
でけっこう勲章だと思っていたのだが、キーボードの文字が光って
読みづらくなってきた。

 キーボードを交換すると、新品のマックを買ったようで、気持ち
がいい! まだまだこの2400には、ゲームを数本作ってもらわ
ないとね。

 12時。代官山「ラ・プティ・ブドン」という喫茶店で、カレー
のハーフサイズと、サンドイッチのハーフサイズという食べごろの
ランチを見つけたので、食べる。
 少食のくせして、種類多く食べたい私と嫁にはおあつらえ向きの
お店だ。

 食後、代官山から渋谷まで、150円で走るマイクロバス「トラ
ンセ」に乗る。前から一度乗ってみたかった.おもしろいのはカッ
プル割引きというのがあって、私と嫁で料金は、250円だったの
だ。何だかおもしろい。

 午後1時。渋谷駅。パンを買って、HMVで『ガメラ3』『遊星
王子(古すぎる!)』のビデオを買って、帰る。

 午後2時。帰宅。
「蔵人総合研究所」の赤根豊くんが来る。
 いろいろ経営のお話を。ふむふむ。ふむふむ。ふむふむ…。話を
ちゃんと聞いていないぞ!

 午後3時。漫画家兼霊能者の岩崎摂さんが来る。
 赤根豊くんと嫁は、ソニー・コンピュータ・エンタテインメント
へ行く。
 岩崎摂さんとは、近況報告。
 おなじ物事についても、人に寄って物の見方は違うものだから、
いろんな人の意見を聞くことは大切だ。

 午後4時。あっというまに嫁と赤根豊くんが帰って来る。
 話は簡単に済んだようだ。
 やっぱり内容は言えないや。ゴメン。まあ、私が行かなかったく
らいだから、ソニーさんとのっぴきならない話をしに行ってもらっ
たわけではない。

 午後5時30分。家族3人と、岩崎摂さんの4人で、渋谷のライ
ブハウス「エッグマン」に行く。
 お店の前で、土居ちゃん(土居孝幸)、榎本46歳、中西日出海
と待ち合わせ。中西日出海と聞いただけで「あっ!」と叫んだ人は
相当の『ジャンプ放送局』マニア!
『ジャンプ放送局』のコミックスの巻末漫画で、いつも「しゅたた
たたっ!」とハガキを仕分けしていた、あの中西日出海である。私
の中学時代の同級生で、ずっと私のマネージャーを勤め、私が脳内
出血で入院後は、榎本46歳のバナナグローブスタジオに勤めてい
る。
 彼とは高校時代、いっしょにバンドを組んでいた。
 そのときよく歌っていたのが、昨年の8月28日の伊賀上野事件
でおなじみの「五つの赤い風船」である。
 だからきょうはぜひとも中西日出海を呼びたかった。
 きょうは「五つの赤い風船」の復活コンサートなのだ。
 そういえば中西日出海の写真を公開するのは、ひょっとして初め
てかもしれない。『ジャンプ放送局』に載せたことあったっけ?

 BPサーカス出版の新見知明さんのご好意で、私たち同窓会軍団
をコンサートの最前列に招待してくださった。きょうのコンサート
は、新聞、ラジオなどで応募して当選した人と、業界関係者のみの
お披露目コンサートなのだ。 

『ポポロクロイス物語』の田森庸介さんも到着した。
 堀井雄二も来たかったようだけど、どうしても仕事で来れないと
の連絡が入った。そりゃそうだろ、今の時期は! 試験中に「遊ぼ
うよ!」と言ってるのとおなじだもんなあ。
 ムサシノ広告の伊東正義も来る。

 午後7時。コンサートが始まる。
 いつのまにかエッグマンは超満員。立ち見のお客さんだらけ。
 古い物好きの榎本46歳が興奮している。
 バンド仲間の中西日出海が、背筋がぞくぞくすると興奮する。
 みんな私の去年の伊賀上野とおなじ症状だ。

 ゲストが豪華。
 斎藤哲夫さんに、フォーク界の生きた化石・高田渡さん、元ハイ
ファイセットの山本潤子さんが『卒業写真』を歌う。
 どのゲストも楽しそうに出演している。
 こういう雰囲気は本当にいいね。
 出ている人も、見ている人も、みんな肩の力が抜けている。
ライブ CD ライブ風景                (株)ガウスエンタテインメント/日本クラウン(株)3000円
五つの赤い風船
コンサート
よみうりホール2000.4.21(金)
PM7:00~ 5000円 全席指定
お問合せ:東京労音03-3204-9933
    後半。わざわざ『上野市』を歌ってくれた。  榎本46歳がこの曲知らないな〜というから、「すまんのー!」 とわびる。  きょう発売のCD『五つの赤い風船2000』にもこの曲が入っ ているのだけれど、私が昨年この曲を聞きたさに、わざわざ伊賀上 野にまで行ったことから、アルバムに収録してくれたそうなのだ。 ありがたいことだ。 「絶対買え!」とまでは言わないけれど、この『五つの赤い風船2 000』を聴くと、私の物作りの基本、『上野市』が、私に『桃太郎 電鉄』を作らせた歌だということがわかるアルバムなので、さくま あきら研究家はぜひとも買ってみると新しい発見ができると思う。  午後9時。コンサート終了。  TBSのプロデューサー牧さんも来ていた。 『有限会社 桃太郎商店』が4月以降も続行することが決まったそ うだ。それはめでたい!  午後9時30分。ご飯を食べに行こうというと、案の定榎本46 歳が明日の朝が早いから、無理だという。  いつもこういうやつだ!
なかま なかま さくま、えのクン、中西さん       えのサン、土居ちゃん、田森さん なかま なかま 岩崎摂さん、えのクン       土居ちゃん、岩崎摂さん
    だったら、おいしいもの食べに行っちゃうよ〜、といいながら残 ったメンバー、家族3人に、土居ちゃん(土居孝幸)、田森庸介さん、 岩崎摂さんの6人で「宇和島」に行く。   みんなこういうなつかしイベントを見るのは、初めてだそうなの で、とても新鮮だったようだ。  甘い食べ物以外にあまり興奮しない、土居ちゃん(土居孝幸)が かなり感激していた。   午後10時。帰宅。  うひょ。このまま風呂入って寝たいけど、まだ原稿を1本書かな いといけないんだった。明日の午前中までの締め切りだ。
 

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