1月18日(火) 京都のマンションで起床。 いやあ、疲れた、疲れた。 博多、長崎だけを旅行と考えれば、2泊3日なのに、いやあ、疲れ た。 長崎の坂道と、ショッカーO野くんのマシンガントークに笑い疲 れた。 午前11時。二度寝、三度寝をくりかえして、ぐっすり寝た。 でもまだ足が痛い。最近散歩の量が少ないのかなあ。 よろよろと起きて、ご飯を食べに外に出る。 せっかくひとりだから、前から行ってみようと思っていたラーメ ン屋さんをめざす。中途半端にマンションから近いお店だから、歩 いていったのだが、思い切り道に迷った。 どうも寝ぼけていたようで、大通りを1本間違えていたようだ。 けっきょく地下鉄2駅分歩いた。 午後12時30分。中華そば「ちいふ」。 町にありがちなふつうのラーメン屋さんだ。 このお店に「すきやきラーメン」という変わったメニューがある。 そんなに変わった食べ物なのではない。 まずごくふつうのちょっと緑色のネギが多いラーメンが出る。 その脇に、生卵が1個つく。これをかきまぜて、醤油をたらす。 まったくすきやきにつける卵といっしょでしょ。 あとはラーメンや焼き豚を、この卵につけて食べるもよし、その ままラーメンとして、卵をつけずに食べるもよし。 ラーメンだけで食べてもけっこうおいしい。これは最古のさくまにあ・戸田圭祐が好きそうなラーメンだ。 戸田圭祐はやわらかい物評論家の側面もあるが、本質は「お買い得」 「一粒で二度おいしい」が死ぬほど大好きだ。 長崎で初めて食べたトルコライスが異常に気に入ったらしく、今度 大阪で食べられる場所を探すと言っていた。 一皿で、ご飯とスパゲティの二通りの味が楽しめるのがいいそうだ から、このラーメンも気に入るに違いない。 値段も500円だから、たぶん今ごろこの日記を読んで、鼻をひく ひくさせていることだろう。きょうは私しか京都にいないので、この すきやきラーメンの画像は明日東京に帰ってから掲載ね。 待ちわびて見るほどの写真」じゃないけど。ラーメンだから。 話は、すきやきラーメンに戻る。 醤油味のスープは京都なのに、しつこさがない。京都はみなさん あっさり味だと思っているが、ラーメンだけはぎとぎとこってりして いる。だから私があまり京都でラーメンを食べないのだ。嫁が天下一 品ラーメンを一度食べてみたいというので食べに行ったが、二度と天 下一品ラーメンの話題を出さない。 地下鉄東西線の二条城駅の近くだから、今度は歩いて行かず、地下 鉄で行こう! お店を出て、ふと前を見ると、石碑が建っている。 「豊臣秀吉妙顕(みょうけん)寺城跡」と書いてあるではないか! 豊臣秀吉があの有名な「聚楽第(じゅらくだい)」を造るまで、京都 の政庁としてつかっていたお寺だけど、城壁も構えて、天守閣もあった そうなので、やはりお城だろう。有名な本能寺も城壁があったらしい。 これはいいものを見つけることができた。 縁起のいいラーメン屋だぞ! 食後、ブライトンホテルでコーヒーとモンブラン。 疲れてるから、甘いものがほしくて。お正月に行きまくったシューク リーム屋さんとどっちに行くか迷った。 午後2時。御池地下街の「ナチュラルボディ」で1時間入念にマッサ ージ。 紀伊国屋書店で本を買って、京都のマンションに戻る。 『バグズライフ』をビデオで見たり、今さらながら『五体不満足』(乙 武洋匡)を読む。京都でどこにも行かずに、ごろごろできるなんて、こ れはこれで老舗旅館に行ったくらいの贅沢な気分だなあ。 今年初めて休みを取ったみたいだ。 午後6時。いつもモルトくるみパンを買う「カスケード」で買って来 たパンで夕食をすます。無理に粗食にしたわけではない。京都の冬の夜 は寒いから、どうせ外に出たくなくなるだろうから、あらかじめパンを 買っておいた。 それと「忘吾(ぼあ)」とかに行って、2時間もすごしてしまうと もったいないと思ったからだ。きょうのテーマはぐーたら、だらだら、 怠惰に、のんびり! それにしても、「カスケード」で買ってきた、まるごとコロッケパン はおいしいなあ。このお店は本当においしいパンが多いなあ。 食後は『踊るさんま御殿』など見ながら、さらにくつろぐ予定。 そろそろ仕事したくて、うずうずしてくる。 まあ、きょうはお休みにしよう! たまっている本を読みまくるぞ! 明日は、東京。午後3時の会議に直接帰る予定。
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